車の維持費(車検代)節約のために新車を注文し、納車を待っている「週末ぱぱ(週末限定主夫)」です。
今日は私の知識(頭)が27年もの間、アップデートされていないことにショックを受けた話です。
たぶん40代前半までの年代の人であれば常識ですが、私と同年代、もしくは私より年上の人だと「えっ?いまは違うの?」と驚く新常識なのかも...
いまだに「新車登録して10年を越えた車の車検は毎年車検!」って思っている人はいませんか?
それ間違っていますよ!
もしかすると私と同じように新車登録して10年目を迎えた車検は「毎年車検になる!」「1年ごとの車検になる!」と思い、車を買い替えている人いませんか?
って...偉そうに言っていますが、私も今日まで知りませんでした。
(*´ω`*)
新車登録から10年以上の車検
私も先日までは「新車登録から10年以上した車は毎年車検になる!」と思っていたので、車検代がかかるようになるから車を買い換えよう!と注文。
知ってれば、こんな給料も下がって厳しい時期に車の買い替えなんてせず、乗りつぶしたのに...
では、いつから「1年ごとの車検ではなくなったのか?」です。
1995年より前の道路運送車両法
それは、1995年です。
1995年以前の道路運送車両法では、新車登録してから10年以上経過した車の車検の有効期間は1年となっていて、10年目以降は毎年車検を受けなければいけませんでした。
しかし、道路運送車両法が改正され、毎年車検のルールは廃止に!
1995年に道路運送車両法が改正
現在では新車登録10年以上経過した車でも、自家用乗用車であれば車検の間隔は変わらず2年ごとに改正されたんです。
知ってました?
みんな知ってるなら、かなり恥ずかしい
(*´ω`*)
車検間隔が2年に改正された理由
で、理由は?といえば、開発技術の進歩です。
技術の進歩により車の耐久性が向上したため、それに伴い道路運送車両法が改正!
経過年数に関わらず継続する車検は2年ごとになりました。
車の寿命(平均使用年数)は?
では、技術進歩により車はどのくらい乗れるようになったのか?
どのくらいの期間で車を買い替えているのか?
車の平均使用年数から見ると、いまの車の寿命は普通乗用車で13.24年らしいです。
この年数は「一般財団法人自動車検査登録情報協会」というところの調査だそうです。
では、どんな理由で買い替えをするのか?
買い替え理由の1つは税金の増額
車の買い替え理由の一つは「税金」です。
2019年に税制が大きく改定され、2022年現在での車の税金は以下の4種類です。
- 自動車税 / 軽自動車税
- 自動車重量税
- 環境性能割
- 消費税
その中で、年数により税金の上がるのが「自動車税」です。
新規登録から11年以上を経過したディーゼル車、13年以上経過したガソリン車は、自動車税が重課されるようになります。
それぞれ、普通車であれば自動車税が約15%、軽自動車であれば約20%高くなります。
ちなみに、ハイブリッド車はこの重課の対象外だそうです。
買い替え理由の2つ目は修理代金
また13年も乗った車は、自動車税が上がるだけでなく修理代金も高額になってきます。
タイミングベルト、ブレーキパッド...と、走行距離が10万キロくらいまでには交換が必要になる部品も多く、価格も数万円になる部品が数多くあります。
他にも、交換しないと車検に通らない部品も出てきたりすれば、費用は数十万円になるでしょう。
買い替え理由の3つ目は下取価格
さらに、希少車・激レア車でない限り、13年も乗った車では高く売ることは難しくなります。
また、新車購入時での下取りも価格がほとんどつかない!...というか、処分に費用がかかるようになるかもしれません。
では、車を買い替えるならいつが良いのか?
車を買い替えるおすすめ時期
たいてい車を買い替えよう!と考える時期は「車検の前」が多いですが、各車検の時期での思いは人それぞれの様です。
3年目:一回目の車検の頃
常に新車を乗りたい人に多い様で、私の周りにも2〜3人います。
みんな独身でお金を持っているので、車検の前に買い替え、今まで「車検を受けたことがない!」と言っています。
5年目:メーカー保証が切れた頃
2回目の車検あたりで買い替えをする人に多いのは、メーカー保証が切れるのが理由の様です。
メーカー保証は部品によって大きく「一般保証」「特別保証」にわかれます。
一般保証
まず一般保証は、一般的な部品の修理や交換をする保証で車両本体というより付属品が該当します。
保証期間は各メーカー共通で、初年度登録から3年以内または60,000km以内と決まっています。
- エアコン
- オーディオ
- カーナビ
- ドアミラー
- ワイアレスロック
- パワーウィンドウ
などです。
特別保証
もう一つは特別保証です。
特別保証は、自動車の走行や乗員の安全のために重要な部分が該当します。
- エンジン
- ステアリング
- エアバッグ
などです。
特別保証の保証期間は一般保証よりも長く設定されており、5年または、走行距離が100,000kmのいずれか早い方となります。
7年目:修理費用が高くなる頃
7年目の車検で買い替えを検討する人の多くは、修理費用が高くなってくることからです。
走行距離や乗り方にもよりますが、タイヤ、ブレーキパッドなど、このくらいの時期で交換になる人も多いのではないでしょうか?
私のこれまでの車は、だいたい7年目の車検で「タイヤ」「ブレーキパッド」を指摘されるようになり、だったら「買い換えしよう!」と新車にしてきました。
9年目:査定がギリギリつく頃
9年目といえば、ギリギリ査定額のつく限界では?と思います。
- そろそろ10万キロ!
- 10年の節目は超えていない!
そんな理由で、お金をかけずに車を処分することができる限界でしょう。
乗り潰す
9年を超えたら、もう乗りつぶしです。
限界まで乗りつぶし、廃車買取を利用して費用をかけずに処分するか、新車購入時にディーラーにタダで引き取ってもらうなどくらいでしょう。
参考までに↓
私の親が数年前に最後の車に買い換えましたが、その時に下取りとして出した車は「値段がつかない!処分費用がかかる!」と言われたが、交渉の末、1~2万の値引きで処分することができました。
長年の付き合いと、新車を買う!という条件で...
車の車検・買い替え時(まとめ)
道路運送車両法の改正はチョコチョコされています。
1983年には「新車の車検の有効期間が2年から3年に延長」され、1995年には「車検の間隔は変わらず2年ごとに改正」されました。
今後も新たな技術の進歩でさらに期間が延長される可能性もあります。
他にも、昔の常識が今の非常識になっていることが多くなり、そろそろ真剣に私の頭もアップデートする必要があるな~!と、つくづく思います。
無知は罪なり、知は空虚なり、英知持つもの英雄なり!
ではまた。