人気の投資信託「アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信」とは

アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 投資信託への投資
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「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」という人気の投資信託があります。

この投資信託は、現在5つのコースがあり、投資スタイルや目的に合わせて選べるのが魅力です。

この記事では、アライアンス・バーンスタインの米国成長株投信について、どんな投資信託なのか、そして人気の理由などをまとめています。

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AB・米国成長株投信とは

アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信は、アライアンス・バーンスタイン(AB)が運用する投資信託で、成長が期待されるアメリカの株式に投資する商品です。

具体的には、企業の業績や株価の割安さなどを分析して、まず約100銘柄に絞り込み、その中からさらに厳選した50~70銘柄に絞って運用しています。

簡単に言うと「将来伸びそうなアメリカの会社から、有望な50~70社に投資している商品」です。

ここからは、2025年1月8日時点の目論見書などの情報をもとにまとめています。

最新情報は公式サイトで確認ください。

公式サイト:アライアンス・バーンスタイン

基準価格・純資産額・人気

アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信には5つのコースがあります。

コース 為替ヘッジ 分配方法
Aコース あり 年2回
Bコース なし 年2回
Cコース あり 毎月
Dコース なし 毎月
Eコース なし 隔月
為替ヘッジあり・なし、どちらが正解だったか?迷った私の体験談。
為替ヘッジの「あり」と「なし」、その違いや選び方に迷うことありますよね。私も最近の投資で迷い、アメリカで大きな利下げがあると予想して「為替ヘッジあり」を選びました。実際の体験を交え、私の選択とその結果などについても紹介します。

それぞれの基準価格や純資産額、設定日、人気ランキングは次の通りです。

コース 基準価格 純資産額 設定日 買付ランキング
Aコース 40,567 円 1305.33 億円 2006.05.25 883位
Bコース 77,998 円 16516.21 億円 2006.05.25 45位
Cコース 10,449 円 2715.06 億円 2014.09.16 760位
Dコース 11,978 円 33812.23 億円 2014.09.16 20位
Eコース 12,537 円 301.88 億円 2023.10.03 71位

人気の順番は、為替ヘッジなしのコースの方が人気なのでD→B→E→C→Aの順となっていて、とくに人気なのが次の2つのコースです。

  1. Dコース ※毎月分配型+ヘッジなし
    毎月分配金がもらえるため、小遣いのように毎月入る分配金目当てで人気のコースです。
  2. Bコース ※年2回決算+ヘッジなし
    分配金が年2回なので、資産を増やすことを目的とする人に人気のコースです。

分配金・信託報酬

各コースの決算日と直近の分配金は以下です。

コース 決算 直近決算 分配金
Aコース 6月、12月15日 2024年12月16日 110円
Bコース 6月、12月15日 2024年12月16日 190円
Cコース 毎月15日 2024年12月16日 100円
Dコース 毎月15日 2024年12月16日 100円
Eコース 偶数月15日 2024年12月16日 300円

Cコース、Dコース、Eコースの分配金は「予想分配金提示型」といって、基準価格によって分配金の支払い額が変動します。

具体的には以下のような仕組みです。

基準価額(毎計算期末の前営業日) 分配金額(1万口あたり、税引前)
11,000円未満 基準価額の水準等を勘案して決定
11,000円以上12,000円未満 200円
12,000円以上13,000円未満 300円
13,000円以上14,000円未満 400円
14,000円以上 500円

私が過去に投資をしていたとき、基準価格が11,000円を下回ることが何か月も続いて分配金が出なかったことがあります。

考え方によっては、無理に分配金を支払わないので「タコ足分配」のリスクが低いとも言えます。

ただ、どのコースも信託報酬は 1.727% と、インデックス投資信託と比べるとかなり高めなので、コスト面も考慮して投資をする方が良いでしょう。

組入上位銘柄、セクター配分

現在、このファンドは50銘柄で運用されています。

その中でも上位10銘柄の組入比率は以下の通りです。

銘柄名 セクター 組入比率%)
1 マイクロソフト 情報技術 9.2
2 エヌビディア 情報技術 8.1
3 アマゾン・ドット・コム 一般消費財・サービス 6.7
4 アルファベット コミュニケーション・サービス 5.4
5 メタ・プラットフォームズ コミュニケーション・サービス 4.6
6 VISA 金融 3.8
7 コストコ・ホールセール 生活必需品 3
8 バーテックス・ファーマシューティカルズ ヘルスケア 2.9
9 ネットフリックス コミュニケーション・サービス 2.8
10 イーライ・リリー ヘルスケア 2.8

上位10社で全体の49.4%を占めています。

セクターごとの組入比率でみると、次のようになっています。

セクター 組入比率(%)
情報技術 33.5
ヘルスケア 19.3
一般消費財・サービス 13.9
コミュニケーション・サービス 12.8
資本財・サービス 6
生活必需品 5.9
金融 3.8
素材 1.2
現金その他 3.7

情報技術とヘルスケアの2つのセクターで52.8%を占めています。

NISAで投資できるコース

新しいNISA制度を利用して投資する場合、選べるコースは以下となります。

コース つみたて投資枠 成長投資枠
Aコース ×
Bコース ×
Cコース × ×
Dコース × ×
Eコース ×

新NISAでは、

  • 毎月分配型
  • 信託期間が20年未満

の様な投資信託は対象外となるため、CコースとDコースには投資できません。

そのため、NISA口座では、Aコース、Bコース、Eコースを選んで成長投資枠で投資となります。

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人気の理由だと思う点

アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信の中で特に人気があるのがDコースです。

私が、このDコースが人気の理由について感じているのは以下です。

オルカンよりリターンが良い

楽天証券で一番人気の投資信託「オルカン」と比較して、同等またそれ以上のリターンである点が魅力です。

毎月分配型の魅力

また、昔から毎月分配の投資信託は根強い人気があるので、それなりのリターンでタコ足配当のリスクが低いDコースは人気なのではと思う。

分配金の高さ

分配金の額が他の投資信託と比較して高いことも、人気の一つでしょう。