NASDAQ100指数の値動きに約2倍のレバレッジをかけた投資信託「レバナス」、元々は大和アセットマネジメントが2018年10月に運用を開始した「iFreeレバレッジ NASDAQ100」を指す通称としてネットの世界で広まりブームとなりました。
そんなレバナスに新しく仲間入りするファンドがあります。
auアセットマネジメント「auAMレバレッジNASDAQ100為替ヘッジ無し」です。
私は最近、auアセットマネジメントの運用するファンドへの投資が多くなり、今回の新ファンドも気になっています。

この記事では、現在運用されているレバナス、auアセットマネジメントで運用しているレバナス、私のレバナス投資の今後についてなどを紹介しています。
私のレバナス投資歴
まずは簡単に、私のレバナス投資歴を紹介します。
私のレバナス投資は2021年11月に楽天投信投資顧問が運用を開始した「楽天レバレッジNASDAQ-100 ※愛称:レバナス」が始まりです。
楽天レバナスは信託報酬の安いレバナスとして運用開始当時はSNSで話題となり、iFreeレバレッジと比べると運用開始直後ということもあり基準価格も安かったので投資をはじめました。
その後、2022年07月に新たにレバナスが登場。
2023年10月に複数証券口座の使い分けを整理するタイミングで、楽天のレバナスからauのレバナス「auAMレバレッジ NASDAQ100」への乗り換えをし、現在に至ります。
運用9か月目になる2024年7月21現在、auレバナスの運用実績は投資額121,009円で含み益が約37%あり、評価額165,891円となっています。
いま現在、レバナスは5つ
2024年7月21日現在、私の知る限りレバナスは5つあります。
ファンド名 | 運用開始(設定日) |
---|---|
iFreeレバレッジ NASDAQ100 | 2018/10/19 |
楽天レバレッジNASDAQ-100 | 2021/11/17 |
auAMレバレッジ NASDAQ100 | 2022/07/28 |
NZAM・レバレッジ 米国株式2倍ブル(NASDAQ100) | 2023/03/28 |
auAMQuantitative-ControlレバレッジNASDAQ100 | 2024/03/22 |
運用開始が一番遅い「auAMQuantitative-ControlレバレッジNASDAQ100」に合わせてトータルリターンの過去3か月推移をみると以下です。
直近3か月だけで見ると、auAMQuantitative-ControlレバレッジNASDAQ100のパフォーマンスが他に比べて良い結果となっています。
過去の記事でauAMQuantitative-ControlレバレッジNASDAQ100以外のレバナス比較を行っているため、今回は私が投資に迷っているauアセットマネジメントのレバナスで比較をします。
auAMの3つのレバナス
auアセットマネジメントのレバナス、新たに2024年7月26日から運用を開始するファンドがあるため、現在運用されている2つのレバナスと新ファンド1つを合わせた3つで比較をします。
新ファンドは、SBI証券とマネックス証券
で2024年7月19日から、楽天証券では2024年7月22日から募集を開始し、新ファンドの名前は「auAMレバレッジ NASDAQ100 為替ヘッジ無し」です。
「auAMレバレッジNASDAQ100為替ヘッジ無し」提供開始 | auアセットマネジメント
新ファンドについては情報がある箇所のみの比較となります。
基本情報
auAMQuantitative-ControlレバレッジNASDAQ100は名前が長いので愛称の「Qレバナス」で記載し、他の2つについてもauAMレバレッジNASDAQ100は「auレバナス」、auAMレバレッジNASDAQ100為替ヘッジ無しは「auレバナス ※為替ヘッジ無」と記載します。
auレバナス | Qレバナス | auレバナス ※為替ヘッジ無 |
|
---|---|---|---|
基準価額 | 17,882円 | 11,191円 | – |
純資産 (億円) |
295.23 | 16.9 | – |
設定日 | 2022/07/28 | 2024/03/22 | 2024/07/26 |
償還日 | 無期限 | 2034/03/21 | 無期限 |
信託報酬 | 0.4334% | 0.3575%+成功報酬 | 0.4334% |
決算頻度 | 年1回 | 四半期 | 年1回 |
Qレバナスには現時点は償還日があり、信託報酬についても前営業日の基準価額が当日の基準化ベンチマークを上回った場合に限り、超過額の11%(税抜10%)が成功報酬として加算される様です。
ファンドの特色
auレバナス | Qレバナス | auレバナス ※為替ヘッジ無 |
|
---|---|---|---|
特色 | 株価指数先物取引の買建玉の時価総額が信託財産の純資産総額の2倍程度になるように調整してNASDAQ100指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度となる運用を目指し、為替変動リスク低減のため為替ヘッジを行う。 | 株価指数先物取引の買建玉の時価総額が信託財産の純資産総額の1~3倍程度になるように調整してNASDAQ100指数(円ヘッジベース)の値動きの2倍を上回る運用を目指し、為替変動リスク低減のため為替ヘッジを行う。 | 株価指数先物取引の買建玉の時価総額が信託財産の純資産総額の2倍程度になるように調整するとともに為替予約取引等で純資産総額程度の米ドルを保有することでNASDAQ100指数(米ドルベース)のリターンと米ドル保有に伴うリターンの獲得を目指す。 |
主要投資対象 | 米国の株価指数先物取引 米国の債券 国内の債券 |
米国の株価指数先物取引 ETF 米国の債券 国内の債券 |
米国の株価指数先物取引 米国の債券 国内の債券 |
騰落率
直近での基準価格の騰落率の比較は以下です。
auレバナス | Qレバナス | auレバナス ※為替ヘッジ無 |
|
---|---|---|---|
前日比 | -0.99% | -1.74% | – |
1ヶ月 | -3.06% | -2.11% | – |
3ヶ月 | 23.99% | 28.54% | – |
6ヶ月 | 25.83% | – | – |
1年 | 34.02% | – | – |
販売会社
2024年7月21日現在、auアセットマネジメントのレバナスへ投資できる販売会社は以下となっていますが、今後取り扱い証券会社は増えていくと思いますので、投資の際はご確認ください。
今後のレバナス投資について
では最後に、現時点で私が考えているauアセットマネジメントでのレバナス投資について書き、終わりたいと思います。
auAMレバナス
まずは、現在投資している「auAMレバレッジNASDAQ100」ですが、今後もこのままツミレバ投資を継続する予定です。
SBI証券での投資は「投信マイレージ」もお得で、auAMレバナス(※年率0.05%)も私のVポイントの獲得に貢献しています。
Qレバナス
そして、愛称=Qレバナスの「auAMQuantitative-ControlレバレッジNASDAQ100」、運用を開始してからまだ4か月ですが、他のレバナスと比べて運用成績が良いので投資をしたいと考えています。
ただ一点、私はサテライト投資を「SBI証券」で行っているので先の「auAMレバレッジNASDAQ100」と同じようにツミレバで投資をしたいのですがSBI証券では設定が現在できず、スポット購入しかない状態でタイミングを見計らっています。
Qレバナス、現在「SBI証券」では積立設定できないけれど「楽天証券」では積立設定することができるため、近いうちにSBI証券でもQレバナスの積立設定ができるようになるかもと思っています。
もし、すぐにでもツミレバで投資をしたい方は、楽天証券を使うといいでしょう。
当面は、Qレバナスへの投資をタイミング投資することにし、SBI証券でも積立指定ができるようになったら、auAMレバレッジNASDAQ100の積立額を減らし、Qレバナスでツミレバを始めたいと思います。
ちなみに、Qレバナスも「投信マイレージ」で年率0.05%が獲得できる対象投資信託です。
auAMレバナス 為替ヘッジ無
最後、新しく運用開始する「auAMレバレッジNASDAQ100 為替ヘッジ無し」についてですが、私は投資することを様子見することにしました。
理由としては、これから為替相場が「円高」に振れるだろうと考え、為替ヘッジありの「auAMレバレッジNASDAQ100」の方がよいと思い当面は「ヘッジあり」で投資することにしました。
130円台くらいまで円高が進んだ頃に、auAMレバレッジNASDAQ100 為替ヘッジ無しへの投資を考えたいと思います。
ではまた。