本日、銀行の定期預金?定期積立?が満期になっていたので有給をとり「引き出し」に行ったら思わず二度見する出来事があったので記事に。
その出来事は「利息」のことです。
窓口のある銀行での積立は私が知らないところで妻が「少しでも金利の良い預金をしよう!」と考えて預けていた(※積立していた)から、私はどのくらいの金利で預けていたのかを知りませんでした。
証書を見ると「満期期間=1年」の積立でしたから、ジュース1本くらいの利息かな?イヤ、最近の金利の低さを考えるとチロルチョコを2~3個の利息くらいしかつかないかも?と思いながら銀行の窓口で署名+捺印し解約の手続き。
5分ほど待っていると準備ができたようで名前を呼ばれたので窓口に。
お金をのせるトレイ(←※カルトンと言うらしい)には紙幣が20枚強と貨幣が2枚見え、とりあえず「ご確認ください!」と言われたので数えることに...
この時は、貨幣(コイン)が2枚しか見えておらず、
「紙幣の下に貨幣が隠れているのかな?」
「紙幣の間に貨幣が挟まっているのかな?」
と思い、とりあえずお札をもってトントントン...ん?貨幣がない!
えっこれだけ?
24万円の1年間の金利が、に・に・に・2円って...
いまどき幼稚園・保育園にいく前の子供でも喜ばない金額!
と言うか、車を運転して銀行窓口に来たガソリン代の方が高くつく利息!
あまりの衝撃的な利息に、低金利時代に銀行で定期預金をするのがアホらしくなりました。
定期預金じゃなく普通預金で十分
定期でお金が拘束されるのに、たった2円しか利息がつかない「定期預金」にメリットがあるのか?と思ってしまい、少しだけ定期預金のメリットを調べてみました。
結論から言えば、低金利の今、定期預金にはデメリットしかないことが判明!
↑※あくまで個人的な意見です
では、いろんなサイトで調べ、私がメリット、デメリットと思った内容に絞り込み紹介します。
定期預金(積立預金)のメリット
まずは、定期預金のメリットと言えるとすれば以下の5つです。
- 金利が普通預金より高く設定されている
- 元本割れしない
- 預金保険制度の対象となる ※一部対象外あり
- お金があると使ってしまう人も貯金を続けやすい
- 目的に合わせて満期期間が選べ、管理ができる
ただ、メリットの一つである金利も、普通預金より高いといっても低金利の時代。
ほぼ無意味!
参考までに今回、私が解約した銀行の金利を紹介すると以下です。
種類 | 利率 |
---|---|
普通預金 | 0.001% |
定期預金 | 0.002% |
上記金利で100万円を1年間「普通預金」と「定期預金」に預けた利息を計算してみると以下です。
- 普通預金:10円
- 定期預金:20円
定期預金は普通預金の倍の利息がつきますが、100万円を1年預けてもたった20円...100万円を預けてやっとチロルチョコ1個の利息です。
ちなみに、ここから税金が差し引かれます!
あっ、今回の私の場合を補足すると、明細で「税金=0円」になっているので、税金すら引けない利息額だったってことの様です。
※国税、地方税の額は右下です
低金利の時代、金利を目的に銀行預金するのはメリットがまったくありません!
そんな定期預金(定期積立)、唯一、メリットなのかな?と思えたのが「目的に合わせて満期期間が選べて管理できる」ということです。
定期預金などは途中で引き出そうとすると解約をしないといけないのでデメリットも多く、そのため、解約するのをヤメよう!と思ったりし、無駄遣いをしにくくなるかも...?と。
では、メリットは ほぼ皆無 と言ってイイくらいなので、デメリットを。
定期預金(積立預金)のデメリット
定期預金のデメリットは以下です。
- 預金保険制度の対象ではない商品もある
- 中途解約しないとお金が引き出せない
- 中途解約すると損をする場合がある
- 他の投資商品に比べ運用効率は高くない
- インフレに弱い
普通預金に比べると金利が高く設定されていますが、他の投資商品に比べると運用効率はかなり低い!
定期預金をするくらいなら「つみたてNISA」で投資をした方が、多少、リスクが高くなるかもしれないが、メリットが大きい!
もちろん投資するなら、私は「全世界」か「米国」!


また、定期預金を満期前に引き出す(※お金が必要になった)場合、解約の手続きをしなければならないのも面倒だし、デメリットもある。
定期預金は途中解約すると、予定していた金利よりも低くなったり、ゼロになるケースもある。銀行によっては解約できないケースもあるので注意が必要です。
定期預金に100万円を預ければ利息が20円にアップするが、途中解約により金利が下がったり、ゼロになるくらいなら、普通預金として100万円を預けて利息=10円の方が、使い勝手もよくメリットが多い!
普通預金のメリット
- 窓口やキャッシュカードでいつでも好きな金額が引き出せる
- 多くの銀行がコンビニATMと提携しているため、基本、24時間お金を引き出せる
- 給与などの振込口座として利用できる
- 公共料金の引き落とし口座として利用できる
- 万が一銀行が破綻しても預金保険機構によって1,000万円までの元本とその利息が保護される
結論、低金利時代といわれる今、満足いく利息が期待できないのであれば、定期預金、積立預金で制限を受けて預けるより、自由に引き出せて使い勝手が良い「普通預金」の方がメリットがある。
もちろん、この自由は「スグにお金を引き出してしまう人」にはデメリットとなりますが...
定期預金のメリット(まとめ)
低金利時代、たった数円、数十円のためにお金が拘束される定期預金をするくらいなら、自由度の高い普通預金にした方がメリットは大きい。
さらに言えば、国が進めている投資「つみたてNISA」などを利用すれば、利益が非課税なので税金がかからない。

今回の解約時、銀行の窓口のお姉さんから「今、キャンペーンで金利がアップしてるのでいかがですか?」って勧められたけど、丁重にお断り。
銀行もこんな金利で定期預金を勧めてもほとんど断られているのでは...もう、若い人は定期なんてしないんじゃない?と思います。
私の若いころと比べ、投資する環境も整って身近になりましたので...
ではまた。