痔で病院に行くのが「恥ずかしい」と放置し10年、末期症状が!

2020年8月11日

痔で病院に行くのは恥ずかしい!

そんな思いより、10年以上にわたってイボ痔に苦しめられる日々を送って来ました。

手術を終えた今考えると、なんとも無駄な日々でした。

 

そこで、私が「いぼ痔」の苦しみから解放されるまでの体験談を、数回に分けて書いていきたいと思います。

私同様に「恥ずかしいから病院に行けない!」とか「手術が怖いから出来ない!」と思っている方、私の体験談を読んだ後「行ってみようかな?」という思いになっていただければ幸いです。

 



病院に行くのは恥ずかしくない

皆さんはなぜ「痔で病院に行くのは恥ずかしい!」と思いますか?

 

私も10年以上、その思いにより病院へ行くことが出来ず、限界レベルまで放置することになりました。

たぶんこんな思いだと思います。

  • 肛門科へ行くのが恥ずかしい
  • お尻を見せるのが恥ずかしい
  • 診察内容がわからない
  • 診察で痛いことをされないか不安

実際、上に挙げたようなことは、私が病院(肛門科)をはじめて受診する前に思ってたことです。

しかし、一度経験してしまえば、大したことはありませんでした。

 

診察内容についての不安は後ほど書くとして、まずは、恥ずかしくて「病院に行けない!」「待合室で待つのが恥ずかしい」などの悩みを解決したいと思います。

 

8割以上の人が痔で肛門科を受診

肛門科を受診する人は、どんな症状の人なのかご存じですか?

たいてい肛門科を受診する人は、排便時の出血や痛み、肛門・肛門周囲の腫れ・かゆみ、腸の脱出、便の悩み(便が細くなった)などが多いと言われています。

内容をみてもわかるように、ほとんどが痔の症状です。

 

病院も、診察室も、8割以上の患者は「痔」の人です。この時点で、恥ずかしいというよりは、仲間といった感じです。

 

それぞれの「痔」の割合

ちなみに、肛門疾患の約85%が「痔核(いぼじ)」「裂肛(きれじ)」「痔瘻(じろう)」で占めており、それぞれの痔の比率としては以下のような感じです。

  • 痔核(いぼじ)・・・約60%
  • 裂肛(きれじ)・・・約15%
  • 痔瘻(じろう)・・・約10%

私が悩まされていた「いぼ痔」は、なんと「肛門疾患」の6割近くを占める症状でした。

 

これらの情報から、肛門科を受診する人がどんな人なのか?と考えてみると、待合室にいるほぼ100%が痔といっても間違いないくらいです。誰も「痔なの?」とか、自分のことを見る人はいませんよ。みんな痔ですから...。

 

少しくらい、恥ずかしさが消えてきましたか?

では、肛門科を受診する直前の症状、診察した時の感想話など、書いていきたいと思います。

 

私の痔の症状は痛みで休むレベル

私が最初に違和感を感じたのは、家にも帰れず残業漬けの日々を過ごしていたブラック企業に勤めていた頃。不摂生な生活で便秘となり、酷いときには2週間以上まともにトイレに行くこともない状態でした。

今考えると、私が痔になった原因はこれだと思います。

 

そして痔になった後の症状としては、

  • 仕事が忙しくなると、いぼ痔が悪化し出血
  • 排便すると、イボ(痔核)が出る
  • 指でイボ(痔核)を戻さないと戻らない

などに、10年悩まされる事に。

 

そして、いよいよ症状が末期症状に近づきはじめました。

病院に行く直前の症状は、

  • 排便後に戻したイボ(痔核)が歩いていると脱出
  • 脱出したイボが肛門で絞められ、腫れて激痛
  • 排便時の出血が大量で、便器が真っ赤に染まる

といった状況に。

あのころは「もしかしてガン?」と疑い、ネットで大腸がんの症状ばかり検索するような不安な日々を送っていました。

 

いぼ痔(痔核)の進行度は4段階

ちなみに、私の患っていた「いぼ痔」の症状は、4段階の進行度で表すことが出来ます。

【進行度1度】
この段階では痛みはほとんどな無く、肛門に違和感やむずがゆさを感じることがある程度です。また、排便時にたびたび出血することはありますが、しばらくすると止まりますし、肛門部を手で触れても内痔核の脱出は認めない状態です。

【進行度2度】
内痔核は鬱血(うっ血)しやすくなり、大きくなってきてます。そして、排便時に‘いきむ’と内痔核が肛門の外へ脱出するようになりますが、この段階ではまだ、排便が終わると自然に肛門の中に内痔核は戻る状態です。

【進行度3度】
内痔核はかなり大きくなり、排便時にだけでなく、くしゃみをしたり、重いものを持ったりするだけで肛門の外へ内痔核が脱出するようになり、指で戻さなければ肛門の中に内痔核は戻らないようになります。この段階になると、脱出した内痔核の場合は腫れて痛みも感じるようになります。

【進行度4度】
いわゆる‘脱肛’という状態で、排便に関係無く、内痔核が常に脱出している状態で、指で押し込んでも戻らない状態です。肛門にも常に不快感があり、腸内からの分泌物が流れ出し、下着も汚れやすくなります。

私の症状は「進行度3度」から「進行度4度」の間くらいまで進行中でした。

まだこの状況になっても、病院に行かずに市販薬に頼る日々。

 

受診のキッカケは上司の一言

私の場合、ある上司の一言より、一気に手術まで話が進んでしまいました。

 

その出来事とは、会社の昼休み中に私が「痔の痛みで休んだ時の話」をすると、痔の手術経験者より体験談の話が盛り上がった。その話の中で、なんと上司から「ちょうど今は暇な時期だから、お前に長期休暇をやろう!」という一言。

はじめは???と思った言葉。なんと「痔の手術をしてこい!」という意味でした。

 

数日後にはとりあえず「一度病院で診てもらってこい!」と、半分命令ともとれる一言から、恥ずかしい!などと言える状況ではなくなっていた。

今考えれば、ありがたい一言でした。

 

愛知県の「痔」で有名な病院

あまりに突然の状況だったので、病院すら調べていなかった。

町医者、市民病院...近くにある医者は、いろんな診療科があり「恥ずかしい!」という思いが消えない。

 

そこで、会社の手術経験者の情報とネットの情報を調べて行きついたのが、以下の2つの痔で有名な病院。

家田病院:愛知県豊田市

野垣病院:愛知県名古屋市

ということで、私はその中の一つ「家田病院」で受診することにしました。

 

診察の流れ

受付:総合受付⇒待合室

他の病院のように、総合受付で受付を済ませ、待合室に移動。

家田病院は、男性用待合、女性用待合がわかれており、配慮されているのも嬉しいところでした。

 

予診:診察前に症状の説明

半個室に通され、症状など聞かれます。

  • いつから?
  • 症状は?
  • 症状が始まってからの経緯は?
  • 飲んでる薬は?
  • 体温測定
  • 体重測定

ただ、この問診の時も頭の中で考えていることはただ一つ。診察するときの「恥ずかしい姿」の事ばかり頭の中を巡り、看護師の話が耳から入ってこずモタモタすることに...

それでも、なんとか問診終了。そのまま中待合で診察待ち。

 

待ち:患者との会話で落ち着く

中待合の待ち時間中は心臓バクバク。どれだけ時間を長く感じたことか...。

しかし、こんな場所でも少しだけ気持ちが落ち着くことがありました。

 

私の後に中待合へ入って来た50歳くらいの慣れた患者さんが、なに痔?はじめて?と声をかけてくれました。

少しだけ会話することとなり、おかげで気持ちが落ち着くキッカケに。

 

入院してから思いましたが、結構患者さん同士で仲良くなるのは「痔」という病気の特徴だと思います。

他の病気にはない一体感があります。

そんな会話を数分したのち「週末ぱぱさんどうぞ!」と呼ばれ、その時が来てしまいました。

 

診察:体位は恥ずかしい砕石位

診察室に入るとスグ、お尻だけ出る状態にズボンを下すように言われ、診察台に上向きに寝かされます。

一応、バスタオルを上からかけてもらえるので、多少、恥ずかしさが少なくなります。

 

そのままの格好で数分間、待たされました。時間的には1分くらいかもしれませんが、5分ほど待たされた気分。

 

待ち時間には、診察室の中のポスターにふと目が...見ていると体位や症状のポスターがいっぱいでした。

ちなみに体位は2種類。

シムス体位 ※最近の主流

横向きに寝てヒザは軽く曲げます。そしてお尻を少し突き出すような恰好をする体位です。
どちらかというと恥ずかしくない側の体位です。

砕石位 ※恰好が恥ずかしい

はじめての人は、かなり抵抗のある体位。
仰向けになった形でかるく足を両手で抱えます。その状態で診察をされるのが砕石位です。

そして診察開始。私の場合、結果的に恥ずかしい側の「砕石位!

初診療で砕石位は、かなり恥ずかしいかった。たぶん超赤面だったと思う。

 

そして、この時に思っていたことといえば一物(イチモツ)が看護婦さんに丸見えでは?って事。

ま、それも心配し過ぎでした。出ているのはお尻だけなので...というか、見慣れているかも...。

 

診察:視診・指診などで3~4分

診察は、視診にはじまり、指診⇒肛門鏡診⇒肛門部超音波検査(肛門エコー)の順番に進みます。

ちなみに、それぞれの診察の内容はこんな感じです。

視診

肛門の周りを目で見て観察すること。

指診

ゴム手袋をはめた手に麻酔効果がある潤滑油を塗り、肛門の周りと肛門の中を触診すること。
慣れないうちは、これが一番抵抗あり。

肛門鏡診

肛門鏡(こうもんきょう)という器具を使って、肛門の穴をすこし開いて肛門の中を観察すること。

肛門部超音波検査(肛門エコー)

肛門疾患の多くは、視診、指診、肛門鏡診などの肛門診察で行われます。しかし、症状によっては肛門周囲膿瘍・痔瘻(あな痔)の様により綿密な診断をするため肛門エコー検査をされます。
この検査は人差し指くらいの太さの器具を肛門に挿入して、痔瘻(あな痔)のトンネルなどを正確に診断することができます。

 

診察の感想については、肛門へ物を入れることに慣れていないため妙に力が入ってしまい、何度かお医者さんに「力を抜いて!」と言われた。

力は、どうやって抜くの???と思う。意識して抜いたことないし、指入れられているのに力が抜けるわけがない!

 

そんなこんなで、診察は約3~4分で終了します。

終わると、肛門周辺に残っている潤滑油を拭くために、肛門へ看護婦さんがティッシュをつけてくれる。

これもまた、かなり恥ずかしい...。

 

診察:診断結果を聴き、手術決定

結果は予想通り、痔核(いぼ痔)の「進行度3度」。痔瘻(じろう)はなかったが、痔核3個と言う驚きの診断でした。

 

痔核が出来やすい場所というのが3か所あるらしく、私の場合、その3か所すべてに出来ていた。位置を時計の針に例えると、3時、7時、11時の位置にあたります。

 

そして診断の最後に医者から、どこかのクイズ番組のような問いかけ「切りますか?やめますか?」と言われ、悩んだ末にファイナルアンサー「切ります!」と答え、手術が決定しました。

 

最後に

いぼ痔の痛みや苦しみ。また、お尻の不快感や他の病気ではないか?という不安。

そんな経験を過去に10年以上してきたので...。そんな苦しみも完治の経験もした私より一言。

痔は治療しないと治らない!

一生「痔」と生活する覚悟ならよいが、そうでないなら、たった3ヶ月我慢すれば薔薇色の人生が待っています。

薔薇色の人生の第一歩に、肛門科へ受診することをおすすめします。

 

次回は入院編です。よかったらこちらも参考にどうぞ

では、また。