肛門科へ行くのが恥ずかしく10年間も放置したイボ痔が末期症状!

2021年5月29日



看護婦さんに見られるのは恥ずかしい!

肛門に何をされるのかわからなくて怖い!

まだ大丈夫(我慢できる)だろう!

そんな風に「恥ずかしい!」とか「怖い!」という思いで10年間も放置してきたイボ痔(痔核)でしたが、とうとう末期症状があらわれて「痔で病院に行くのは恥ずかしい!」と言ってられない状況に...そしてはじめての肛門科受診!

 

この記事を書いている今は既に手術を終えて幸せな生活を手に入れていますが、当時の葛藤など紹介したいと思います。

本ブログ記事が、私と同様「恥ずかしいから病院に行けない!」とか「手術が怖いから出来ない!」と思っている方の後押しになれば幸いです。



なぜ病院へ行けないのか?

人のことを言えませんが、私も10年以上もの間いろんな思いがあり病院へ行くことが出来ず、結果的にイボ痔(痔核)が限界レベルに達したことで、やっと病院へ行くことができました。

皆さんも痔で病院へ行けない思い、私と同じではありませんか?

肛門科の受診は「恥ずかしい!」

痔で病院(肛門科)に行けない理由として一番多いのは「恥ずかしい!」という思いではないでしょうか?

  • 肛門科の病院へ入るのが恥ずかしい
  • 待合室で「あの人痔?」と思われるのが恥ずかしい
  • 診察でお尻(下半身)を見せるのが恥ずかしい
  • 看護婦さんに見られるのが恥ずかしい
  • 診察をするときの恰好が恥ずかしい

実際、上にあげたことは私が肛門科を受診する前に思っていたことばかりです。

しかし、よくよく考えてみると「何を恥ずかしがっていたんだろう?」と思うことばかりでした。

肛門科を受診する8割以上の人が痔

だって、肛門科を受診する人って「どんな症状の人?」と考えると、周りはみんな仲間です。

肛門科を受診する人は、排便時の出血や痛み、肛門・肛門周囲の腫れ・かゆみ、腸の脱出、便の悩み(便が細くなった)といった症状の人が多く、内容をみてわかるように、ほとんどが痔の症状です。

肛門疾患の約85%が「痔核(いぼじ)」「裂肛(きれじ)」「痔瘻(じろう)」の人なので、待合室の中も、診察室の中も、ほとんどが痔の人です。

恥ずかしいというよりは同志です。

痔核(いぼ痔)の割合が一番多い

そして痔の中の割合も以下のようになっています。

  • 痔核(いぼじ)・・・約60%
  • 裂肛(きれじ)・・・約15%
  • 痔瘻(じろう)・・・約10%

私が10年も悩んだイボ痔、なんと「肛門疾患」の6割を占める痔でした。

医者も看護婦も見慣れてる

もう一つの「見られるのが恥ずかしい!」という点についても、何を恥ずかしがっていたんだろう!と思います。

恋人に見られるわけでも、妻に見られるわけでもない!

お尻や痔を見飽きている「お医者さん」「看護婦さん」に見られるだけで、自分よりもっと酷い症状の人や、言い方は悪いですが「汚い人」も見てきたと思います。

いま考えると、何を迷っていたのだろうと思います。

ちなみに私はかなりの恥ずかしがり屋、そんな私がこんな風に思うくらいですから、大したことありませんよ。

何をされるかわからない恐怖

そして、肛門科を受診できないもう一つの理由「怖い!」という思いです。

  • 痔の治療って何をするのかわからない恐怖
  • 肛門に指を入れられるという恐怖
  • 痛い痔に、さらに痛いことされるのでは?という恐怖

しかしそんな怖さについても、恥ずかしがり屋だけではなくチキン(弱虫)な私が耐えられたので大丈夫!

私は、診察前の予診をまともに答えられないくらいビビっていましが、診察を終えることが出来ました。

では、病院に行くキッカケになった出来事~診察終了までを書いていきたいと思います。

肛門科を受診するまでの症状

痔の原因はブラック企業勤め

まず、少しだけ私の痔の症状について紹介します。

私がお尻に違和感を感じるようになったのはブラック企業に勤めていた10年以上前になります。

その頃は、残業で家に帰れない日々で、夜遅くにコッテリしたラーメンや牛丼で済ませるような生活をしていました。野菜なんてほとんど摂っていなかったので便秘になり、酷いときには2週間以上出ませんでした。

今考えると、私が痔になった原因はブラック企業勤めの生活だったと思います。

いぼ痔が初期→中期症状に悪化

その後、ブラック企業をヤメて転職をしましたが、イボ痔の症状は悪化していきました。

いぼ痔の症状が悪化して中期症状になると、

  • 仕事が忙しくなるとイボ痔から出血する
  • 排便するとイボ(痔核)飛びだしてくる
  • 飛び出したイボ(痔核)は指で戻さないと出っぱなし

ということに悩みながら約10年、生活していました。しかし、そんな症状も徐々に悪化し、末期症状に近づくにつれて痛みが酷くなり、仕事を休んで寝ていないと耐えられないレベルになりました。

いぼ痔が末期(進行度4)に悪化

いぼ痔も末期症状に近づき、肛門科を受診する直前になったときの症状は、

  • 排便後に指で押して戻したイボ(痔核)も、歩いていると脱出
  • 脱出したイボが肛門で絞められて激痛
  • 排便時の出血量が増え、便器が真っ赤に染まる

といったことが頻繁に起こるようになりました。「もしかしてガン?」と疑い、ネットで大腸がんや肛門がんの症状ばかり検索していたのも、ちょうどこの頃です。

いぼ痔の進行度は4段階

ちなみに、イボ痔の症状は4段階の症状で進行度を判断できます。私の末期段階での症状は「進行度3度」から「進行度4度」の間くらいだったと思います。

ただ、そんな状況にも関わらず市販薬に頼る日々でした。

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【痔核の進行度1度】
この段階では痛みはほとんどな無く、肛門に違和感やむずがゆさを感じることがある程度です。また、排便時にたびたび出血することはありますが、しばらくすると止まりますし、肛門部を手で触れても内痔核の脱出は認めない状態です。

【痔核の進行度2度】
内痔核は鬱血(うっ血)しやすくなり、大きくなってきてます。そして、排便時に‘いきむ’と内痔核が肛門の外へ脱出するようになりますが、この段階ではまだ、排便が終わると自然に肛門の中に内痔核は戻る状態です。

【痔核の進行度3度】
内痔核はかなり大きくなり、排便時にだけでなく、くしゃみをしたり、重いものを持ったりするだけで肛門の外へ内痔核が脱出するようになり、指で戻さなければ肛門の中に内痔核は戻らないようになります。この段階になると、脱出した内痔核の場合は腫れて痛みも感じるようになります。

【痔核の進行度4度】
いわゆる‘脱肛’という状態で、排便に関係無く、内痔核が常に脱出している状態で、指で押し込んでも戻らない状態です。肛門にも常に不快感があり、腸内からの分泌物が流れ出し、下着も汚れやすくなります。

肛門科受診のキッカケは上司の一言

いぼ痔の症状が悪化して月に1回くらいの頻度で休むようになっていた頃、上司の一言で一気に状況が加速。

会社の昼休み中に「この前、痔の痛みに耐えられず休んだんですよ!」という話を仲の良い同僚と会話していると、近くで上司が聞いていて「ちょうど今は暇な時期だから、お前に長期休暇をやろう!」と言い出しました。

はじめは???と思ったのですが、なんと「痔の手術をしてこい!」という意味だったんです。

なんと数日後にはとりあえず「一度病院で診てもらってこい!」と、半分命令ともとれる一言で、「恥ずかしい!」なんて言える状況ではなくなっていました。

いま考えれば、ありがたい一言でした。

これがキッカケで、はじめての肛門科受診をすることに...

愛知県で痔といえば家田病院

ただ、あまりに突然な上司からの命令?だったこともあり、病院すら調べていませんでした。町医者、市民病院...と、近くの病院はどこも、いろんな診療科が併設されていたので「恥ずかしい!」という思いが消えませんでした。

そこで、会社にいる痔の手術経験者に聞いてみると、愛知県内では2つの痔で有名な病院があることがわかりました。

愛知県で痔の手術と言えば「家田病院」か「野垣病院」らしい。

そこで、私は「家田病院」を受診することにしました。理由は単に「家田病院」で手術した人が多かったからです。

家田病院ではじめての診察

さっそく予約を取らされ、翌週には「家田病院」を受診することに...

診察の流れとしては、肛門科だから特別というわけではなく、普通の病気と同じ流れでした。

受付:総合受付⇒待合室

まずは、総合受付で受付を済ませ、待合室に移動します。待合室に移動して思ったことは、男性用待合と女性用待合がわかれており、配慮がされている点です。はじめて受診する私のような人や、女性には嬉しいと思います。

予診:診察前に症状の説明

少しの間「待合室」で待ち、数分した後に呼ばれて半個室に通され、症状を聞かれます。

  • いつから?
  • 症状は?
  • 症状が始まってからの経緯は?
  • 飲んでる薬は?

どこでも聞かれるようなことを問診されます。ただ、この問診の間も頭の中ではこの後の診察への恐怖ばかりが頭の中を巡り、看護師さんの話が耳にまったく入って来ませんでした。

問診が終了し、体温の測定、体重測定が終わると、そのまま中待合で診察待ちとなります。

待ち:他の患者さんと雑談

中待合の待ち時間中は心臓バクバクの状態で、どれだけ時間を長く感じたことか...しかし、こんな場所でも少しだけ気持ちが落ち着く出来事がありました。

私が中待合へ入った後に来た50歳くらいの慣れた患者さんが「なに痔?」「はじめて?」と声をかけてくれ、人と会話したことで少し落ち着きを取り戻すことに...そして数分したのち「週末ぱぱさんどうぞ!」と呼ばれ、診察の開始。

診察:体位は恥ずかしい砕石位

診察室に入るとスグ、お尻だけ出るくらいズボンを下すように言われ、診察台に上向きに寝かされます。

一応、バスタオルはかけてもらえますのでご安心を。

その格好で数分間待たされながら診察室の中のポスターを見ていると、体位や症状のポスターがいっぱい。気になったのはこれから行われる診察の体位(シムス体位、砕石位)でした。

シムス体位 ※最近の主流

横向きに寝てヒザは軽く曲げます。そしてお尻を少し突き出すような恰好をする体位です。
どちらかというと恥ずかしくない側の体位です。

砕石位 ※恰好が恥ずかしい

はじめての人は、かなり抵抗のある体位。
仰向けになった形でかるく足を両手で抱えます。その状態で診察をされるのが砕石位です。

そして診察開始。

なんと私は、恥ずかしい側の体位「砕石位」による診察でした。初診療で砕石位はかなり恥ずかしかったので、たぶん超赤面になっていたと思います。

だたコレを経験したことにより、もうこれ以上に恥ずかしい事はないだろう!という思いにもなりました。

ちなみに診察前に不安に思っていた「一物(イチモツ)が看護婦さんに丸見えでは?」という思い、心配し過ぎでした。

見えているのはお尻の穴だけ...

診察:視診・指診などで3~4分

診察は、視診から始まって、次に、指診⇒肛門鏡診⇒肛門部超音波検査(肛門エコー)の順番で進んでいきます。

視診

肛門の周りを目で見て観察すること。

指診

ゴム手袋をはめた手に麻酔効果がある潤滑油を塗り、肛門の周りと肛門の中を触診すること。
慣れないうちは、これが一番抵抗あり。

肛門鏡診

肛門鏡(こうもんきょう)という器具を使って、肛門の穴をすこし開いて肛門の中を観察すること。

肛門部超音波検査(肛門エコー)

肛門疾患の多くは、視診、指診、肛門鏡診などの肛門診察で行われます。しかし、症状によっては肛門周囲膿瘍・痔瘻(あな痔)の様により綿密な診断をするため肛門エコー検査をされます。
この検査は人差し指くらいの太さの器具を肛門に挿入して、痔瘻(あな痔)のトンネルなどを正確に診断することができます。

診察の感想

肛門から物を入れることに慣れていないため力が入ってしまい、何度もお医者さんに「力を抜いて!」と言われた。

というか、力ってどうやって抜くの???と思う。

意識して肛門の力なんて抜いたことないし、そもそも人に指を入れられている状態で力を抜けるわけがない!というのが感想。ただ「診察が痛いか?」と言う点については、幹部に麻酔ゼリーを着けてくれるため痛くはありませんでした。

そして診察は約3~4分で終了。

終了すると看護婦さんが肛門周辺に残っている潤滑油(麻酔ゼリー)を拭くためにティッシュをつけてくれますが、はじめてのときは、かなり恥ずかしかったです。

診察:診断結果を聞き手術決断

診断結果は、3時、7時、11時の位置にそれどれ1つずつ痔核があり、痔核(いぼ痔)の進行度は「3度」でした。

痔瘻(じろう)はありませんでしたが痔核が3つあるという驚きの結果です。

ちなみに痔核は出来やすい場所が3か所あるらしく、私の場合、その3か所すべてに出来ていたということらしい。

そして最後に医者から、どこかのクイズ番組のような問いかけ「切りますか?やめますか?」と言われ、悩んだ末にファイナルアンサー「切ります!」と答え、手術することが決定しました。

はじめての肛門科受診まとめ

あれだけ「恥ずかしい!」とか「怖い!」と思っていた肛門科受診でしたが、一度経験すると大したことありませんでした。今回の肛門科受診を経験したことで一皮剥け、成長できたと思います。

そして、経験だけではなく、肛門科で診断してもらったことで「ガンじゃない!」ということもわかり不安も軽減され、痔の進行度もハッキリして一安心です。

お尻の不快感や、他の病気ではないかという不安、そんな物に悩むくらいなら、たった数分間の恥ずかしさを我慢する方がマシだと思いますので、いま悩まれている方は一度見てもらう事をオススメします。

 

さらに言えば、手術+術後の3ヶ月を我慢すれば、薔薇色の人生が待っています。

では次回は「入院+大腸検査」編でお会いしましょう。

では、また。