宇宙産業と聞くと、少し前までは「大富豪が何十億円も払って宇宙旅行に行く」みたいな、自分とは一生縁のない遠い世界の話だと思っていました。
でも、最近はどうでしょう。
テレビCMやニュースでも「Starlink(スターリンク)」とスマホの直接通信といった言葉を普通に見聞きするようになり、気づけば宇宙は私たちの生活圏内までグッと降りてきています。
「この静かに伸び続ける長期テーマに、定年までの残り約10年で少しだけ乗ってみたい...」
そんな個人的な実感とタイムリミットを意識して、私が新NISAの成長投資枠で選び、投資を始めたのが「iFreeNEXT スペース・テック株インデックス」という宇宙投資信託です。

この記事では、実際の買い付けの裏側にあるドタバタな体験談をはじめ、数ある宇宙関連ファンドの中からなぜあえてこれを選んだのか、競合との違いや評価、デメリットも含めたリアルな本音を自分の頭の整理を兼ねてまとめています。
iFreeNEXTスペース・テック株の運用成績と投資ログ
ここからは、この宇宙株投資信託が私のポートフォリオの中でどう推移していくのか、定期的な記録を残していく場所にしようと思います。
【スタート時点】初期投資のドタバタ劇と、宇宙投資へ踏み切った理由
記念すべき初期投資として、まずは新NISAの成長投資枠を使い、「3万円」のスポット投資(当初募集)で小さくスタートさせました。
実はこの買い付けを行った週、個別株の損切りに未練を残して泥沼の買い増しをしてしまったり、保有ETFの株式併合(10対1)に身構えたりと、見事なまでに「典型的なダメパターン」の投資で反省しきりの1週間だったのです。
そんな迷走とや、今回の資金作りのために「モメンタム投資」の配分を少し削ったあたりのやりくりについては、noteの投資日記に詳しく書いています。

運用が本格的にスタートしてからは、「毎月5,000円」の月初自動積立を設定して、コツコツと口数を増やしていく予定です。
ちなみに、これまでつみたて投資枠で設定していた「SMT MIRAIndex 宇宙」への積立は一旦ストップしました。つみたて枠は元のシンプルな「iFreeNEXT FANG+インデックス」一本に戻し、宇宙関連は成長投資枠で投資していくことにします。
昔の「スマホ普及前夜」を思わせるワクワク感と、残り10年の焦り
今回、あえて宇宙というテーマに踏み切った理由は、「ガラケーからスマホへ世界が一気に切り替わったあの時の感覚」を思い出したからです。
宇宙産業は、昔のような「ただロケットを製造するだけの世界」から、今や宇宙ごみ(スペースデブリ)の除去やデータ活用まで、想像以上のスピードで広がっています。
イーロン・マスク率いる「SpaceX(スペースX)」は何度も再利用できるロケットで打上げコストを劇的に下げましたし、衛星通信の「Starlink(スターリンク)」は世界中で普通に生活インフラとして回り始めています。
日本でも大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)がスマホとの直接通信サービスを発表し、CMでも日常的に耳にするようになりました。もはや遠い宇宙のロマンではなく、私たちが毎日使っているスマホの身近な話です。

と、ここまではよくある投資記事の一般論なのですが、私が今回、新NISAの成長投資枠を使ってあえて「宇宙」に手を出したのは、個人的な実感と、残り10年というタイムリミットを意識したからでもあります。
今の宇宙産業には、まさにあの「スマホ普及」が始まる直前の、一気に化ける一歩手前の匂いがします。ちょうど定年を迎えるこれからの約10年は、この産業が最も角度をつけて伸びるタイミングではないか?そう思い、今のうちに種をまいておく決断をしました。
1ヶ月目:SpaceX効果でマイナス10%からプラ転
楽天証券で投資をスタートして1ヶ月が経ちました。
スタート直後から今月に入るまで、一時マイナス10%まで落ち込んでヒヤヒヤしていたのですが、やっとプラ転してくれました。
直近のリアルな運用状況はこんな感じです。
- 投資額:35,000円
- 平均取得価格:9,900.43円
- 評価損益率:+5.18%
いやー、やっぱり「iFreeNEXT スペース・テック株インデックス」の組入トップ(約17.0%)を占めるSpaceXのパワーは伊達じゃないですね。
ちょっと気になったので、「スペースX(SPCX)」と「iFreeNEXT スペース・テック株インデックス」の過去1ヶ月のチャートを見比べてみたんです。


見ての通り、驚くほどそっくりな値動きをしていました。
ちなみに、そのSPCXの方も一時マイナス20%超えという状態だったのですが、気づけばこちらもプラス8%まで急回復。
ただ、ここで一つ大きな反省点が...
まさに「ここが絶好の買い場だ!」というタイミングだったのに、他の保有ファンドや個別株の整理にもたついてしまい、せっかくの絶好の買いチャンスを逃してしまったんです。悔しい...
というわけで、この悔しさをバネに、今は夏休み連休中なので、その時間を使ってポートフォリオの整理をガッツリしています。
具体的にどの銘柄を整理したかなどは、来週のnoteで詳細を書こうと思います。
iFreeNEXT スペース・テック株インデックスとは?
そうやって個人的な実感とタイムリミットを意識して運用を続けている「iFreeNEXT スペース・テック株インデックス」ですが、「そもそもこのファンドはどういう中身なのか?」という基本の部分も書いておきます。
この投信の内容をざっくり言えば、宇宙ビジネスの中核企業を独自の基準でスコアリングして、厳選した30社に投資するファンドです。
最低限知っておきたい基本情報
このファンドを買う上で、最低限知っておきたい基本スペックを一覧表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ファンド名 | iFreeNEXT スペース・テック株インデックス |
| 管理会社 | 大和アセットマネジメント |
| 信託報酬(税込) | 年0.495% |
| 投資対象 | 先進国株式のうち、宇宙ビジネスの中核を担う30銘柄 |
| 指数 | Akros グローバル宇宙テクノロジー株指数 |
| 為替ヘッジ | なし(為替の影響をダイレクトに受けます) |
信託報酬は年0.495%です。
オルカンなどの超低コストファンド(0.05%前後)に比べると高めですが、アクティブファンド並みに尖ったテーマ型の中では、かなり良心的な水準だと納得しています。
宇宙関連の他のファンドと比べても、良心的な水準だと感じます。
構成銘柄:一番の推し「SpaceX」比率17.0%の衝撃
宇宙ごみ除去、月面輸送、衛星通信、観測データの活用...
構成上位10銘柄(2026年6月時点)の顔ぶれを見ると、まさに宇宙産業のど真ん中を担う企業たちがズラリと並んでいます。
| 銘柄名 | 国・地域 | 比率 | |
|---|---|---|---|
| 1 | スペースX | 米国 | 17.0% |
| 2 | ロケット・ラボ | 米国 | 7.9% |
| 3 | ビアサット | 米国 | 4.2% |
| 4 | MDAスペース | カナダ | 3.9% |
| 5 | イリジウム・コミュニケーションズ | 米国 | 3.8% |
| 6 | グローバルスター | 米国 | 3.8% |
| 7 | ファイアフライ・エアロスペース | 米国 | 3.7% |
| 8 | ユーテルサット・コミュニケーションズ | フランス | 3.6% |
| 9 | アビオ | イタリア | 3.5% |
| 10 | ヴァージン・ギャラクティック・ホールディングス | 米国 | 3.4% |
この一覧表を見て、私が一番テンションが上がったのが、1位のスペースXの比率です。
なんと1社で全体の17.0%も占めています。
実は私、少し前にスペースXがNASDAQへ歴史的な上場を果たした際、IPO(新規公開株)の抽選で見事に当選し、すでに個別株のホルダーになっています。

正直、私が宇宙産業に投資したい理由の半分以上は「イーロン・マスクのスペースXに期待しているから」と言っても過言ではありません。
ここまで高い比率でスペースXを組み込んでいるファンドは、今のところ他に知りません。
なんだかんだ「国策」という強い盾
とはいえ、民間企業だけでハデに盛り上がっているだけだと、ブームが去って「バブルが弾けたら終わり」というテーマ株特有の怖さがどうしてもあります。
その点、宇宙産業が他のテーマ株と決定的に違うのは、アメリカのNASAや日本のJAXAをはじめ、各国政府が国家予算をガッツリ投じている点だと思うのです。
仮に世界的な景気後退が来たとしても、国策としての予算がゼロになるリスクは極めて低い。
この底堅さがあるからこそ、「一過性のブームで終わらない」と安心して乗っかることができるなと納得しています。
ライバル「SMT MIRAIndex 宇宙」との比較
実は、宇宙をテーマにしたインデックスファンドには、一足早く2020年頃に設定されて純資産も70億円を超えている「SMT MIRAIndex 宇宙」があります。
これは私がこの「スペース・テック株投信」に出会う前に、新NISAのつみたて投資枠を使って実際にコツコツ投資をしていた銘柄です。
せっかくなので、2つを分かりやすく比較してみました。
| 項目 | SMT MIRAIndex 宇宙 | iFreeNEXT スペース・テック |
|---|---|---|
| 管理会社 | 三井住友トラスト アセットマネジメント |
大和アセットマネジメント |
| 信託報酬 | 年0.77% | 年0.495% |
| 投資対象銘柄数 | 50銘柄 | 30銘柄 |
| 指数 | FactSet Global Space Economy Index |
Akros グローバル宇宙 テクノロジー株指数 |
| 為替ヘッジ | なし | なし |
| NISA | つみたて投資枠・成長投資枠 | 成長投資枠 |
これまで持っていた「MIRAIndex 宇宙」は、つみたて投資枠が使える点や、50銘柄に広く分散されている強みがありました。
しかし「iFreeNEXT スペース・テック株インデックス」の登場で、乗り換えを決めました。
何と言っても、信託報酬が「年0.495%」と大幅に安いこと、そして銘柄数を30銘柄にギュッと絞り込み、上場したスペースXに17%もドカンと投資できる点が、まさに私の求めていた条件にドンピシャだったからです。
まとめ:大きな変化や動きがないときはnoteで更新します
今後のこのファンドの運用状況ですが、基本的には本ブログで毎回更新する予定はありません。
ブログ記事としてまとめるのは、市場の大きな変化があったときや、構成銘柄に劇的な動きがあったタイミング(例えばスペースX関連の特大ニュースなど)に限ろうと思っています。
日々の細かい買い増しや、ちょっとした資産の推移といった「日々の投資日記」的な運用ログについては、noteの方でゆるく更新していく予定です。
