このブログ記事では、「インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド」について、自分の投資メモとしてまとめています。

投資信託「インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド」の概要や特徴、私が投資を決めた経緯や理由、実際の投資を通じて感じたことなどを書いています。
インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド
「インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド」は、ブロックチェーン技術に関連する企業へ投資できる投資信託です。
このファンドの愛称は「世カエル」。
その名前には「世界を変える技術」という意味が込められています。
ここからは、2024年10月9日交付の目論見書をもとに、このファンドの特徴やブロックチェーン技術についてまとめています。
最新情報は公式サイトでご確認ください。
インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド【愛称:世カエル】
ブロックチェーン技術とは?
ブロックチェーンは、データを「ブロック」という単位でまとめ、それを順番につなげて管理する技術のことです。
イメージとしては、データが鎖(チェーン)のように繋がっている感じです。
各ブロックには、前のブロックの情報を示す「ハッシュ値」という特別な情報が含まれています。
もし誰かがデータをこっそり書き換えようとすると、その後に繋がるすべてのブロックを書き換えなければならず、改ざんが非常に難しいです。
そのため、データの信頼性が高いのが特徴です。
どんな所で活用される技術?
ブロックチェーンと聞くと、暗号資産(ビットコインなど)を思い浮かべますが、物流・製造・食品・医療など、さまざまな分野での活用が期待されています。
たとえば、物流業界では生産から納品までの取引データをブロックチェーンで管理することで、商品の品質を保てたり、偽造品を防ぐことが可能に。
食品業界では「この野菜はどこの農家で作られたのか」といった情報を消費者に伝えられたり、医療分野では患者のカルテを安全に管理することができるようになります。
このように、ブロックチェーンは「世界を変える可能性」を秘めた技術です。
そして、その技術に投資できるのが 「インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド(世カエル)」 というわけです。
世カエルの特徴
このファンドは、ブロックチェーン技術に関連する8つの産業に分散投資しています。
- マイニング・オペレーション
- トークン・インベストメント
- ブロックチェーン決済システム
- ブロックチェーン技術ソリューション
- エネルギー
- マイニング・ハードウェア
- ブロックチェーン金融サービス
- マイニング・テクノロジー
暗号資産関連だけでなく、半導体関連企業やデジタル決済サービス企業にも投資しており、リスク分散されているファンドです。
世カエルの組み入れ比率
ファンド名に「世界」とつくだけあり、グローバルに投資しています。
組み入れ上位5か国(2024年7月31日時点)
運用実績では、以下の国々が上位を占めています。
- アメリカ:52.40%
- 日本:18.10%
- カナダ:7.60%
- 台湾:6.90%
- 韓国:5.90%
特に、アメリカと日本の比率が高いです。
組み入れ上位10銘柄
組み入れ上位企業には、ブロックチェーンやマイニング関連の会社が多く、私が個別に投資している銘柄も多く含まれています。
銘柄名 | 国名 | 業種 | 純資産比率 |
---|---|---|---|
ビットファームズ | カナダ | ソフトウェア・サービス | 6.4% |
サイファー・マイニング | アメリカ | ソフトウェア・サービス | 5.6% |
ライオット・プラットフォームズ | アメリカ | ソフトウェア・サービス | 5.6% |
マイクロストラテジー | アメリカ | ソフトウェア・サービス | 5.5% |
台湾積体電路製造 | 台湾 | 半導体・半導体製造装置 | 5.1% |
SBIホールディングス | 日本 | 金融サービス | 4.6% |
コインベース・グローバル | アメリカ | 金融サービス | 4.4% |
ビット・デジタル | 中国 | ソフトウェア・サービス | 4.3% |
マネックスグループ | 日本 | 金融サービス | 3.9% |
クリーンスパーク | アメリカ | ソフトウェア・サービス | 3.8% |
S&P500やNASDAQ100などのインデックス投資では馴染みのない企業も多いため、新しい投資先を探している人には面白い選択肢かもしれません。
他に、ペイパル・ホールディングスなどの有名企業も含まれています。
世カエルのファンドタイプ
世カエルには2種類のファンドタイプがあります。
年1回決算型 | 予想分配金提示型(毎月分配型) | |
---|---|---|
基準価額 | 37,859円 | 11,819円 |
純資産 | 195.34億円 | 68.19億円 |
信託報酬 | 1.573% | 1.573% |
運用開始 | 2019.07.11 | 2021.03.11 |
設定来高値 | 38,846円 | 12,426円 |
設定来安値 | 8,131円 | 5,038円 |
NISA成長投資枠 | 〇 | × |
NISAつみたて投資枠 | × | × |
年1回決算型は、新NISAの「成長投資枠」で投資できるのがポイントです。
一方、毎月分配型はNISA口座では投資できないため、注意が必要です。
世カエルのリスクとリターン
「世カエル」の2つのファンドタイプは似ているため、年1回決算型ファンドの2024年12月14日時点のデータを基にリスクとリターンをまとめます。
参考として、S&P500に連動する「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」のデータも載せて比べると、値動きが激しく、短期で高リターンの可能性がありますが、長期では安定性に欠けます。
期間 | 世カエル | eMAXIS Slim S&P500 |
---|---|---|
6か月 | 46.38% / 34.68% | 18.63% / 18.05% |
1年 | 54.94% / 37.07% | 39.21% / 15.46% |
3年 | 11.02% / 32.76% | 21.85% / 18.43% |
5年 | 28.39% / 33.88% | 22.99% / 21.06% |
※リターン(%) / リスク(%)
「世カエル」の直近の上昇は、暗号資産による影響が大きいでしょう。
かなり値動きが激しいので、リスク許容度の高い人向けのファンドです。
「世カエル」投資を決めた理由
「世カエル」への投資を決めたのは、来年1月20日にトランプさんが再び大統領に就任することで、ビットコインが大きく上昇すると感じているからです。
暗号資産市場が盛り上がるなら、その関連企業も恩恵を受けるはず!と思い、コア投資用の口座で暗号資産関連の投資を増やすことにしました。
↓その一つがこちらです。

最初に買った時の状況
インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド(世カエル)、今回は新NISAの口座を使いたかったので、ファンドタイプは「年1回決算型」を選択しました。
最初に買ったのは2024年12月3日で、スポット購入で5,000円分です。
そして約10日後、もう少し投資しておこうと思い、10,000円を追加しました。
今後は、基本は積立で毎月1日に5,000円ずつ投資し、大きく下がったら値下がりのタイミングをみて追加のスポット購入をしながら投資していく考えです。
売却のタイミングについて
まだ投資を始めたばかりですが、ビットコイン価格の過去の推移を考慮すると、ピーク後の大きな下落もあり得るので、ビットコインの4回目の半減期を過ぎ、一番上昇すると予想している2026年4月頃に一旦の売却を考えています。

一旦売却して利確し、状況を見ながら再インの判断をする予定です。
投資を通じて感じたこと
ここからは、投資をしながら感じたことや気づきを、気が向いたときに書いていこうと思います。
「安くなったら買う」を実践
年末にかけてビットコインが大きく下落し、その影響で暗号資産関連株を多く組み入れている「インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド(世カエル)」も大きく下落しました。
下落のタイミングで2回のスポット買いを行いましたが、現状はマイナス圏です。
保有数量 | 平均取得価額 | 基準価額 | 損益率 |
---|---|---|---|
8,252口 | 36,354.82円 | 35,369円 | -2.71% |
それでも、1年後にはビットコインが大きく上昇すると信じているので、安値はしっかり拾っていこうと思います。
予想外のビットコイン下落
暗号資産関連の投資を始めたころは、「ビットコインがそのまま上昇していく」と思っていましたが、現実はそう甘くないです。

少し前に投資していた長期米国債の「TMF」も、「利下げされれば爆上げする!」と信じていましたが、思ったように上がらずマイナス損切りで終了しました。

ほんと、投資に絶対はないとつくづく実感します。
↓2025年3月1日現在の状況
保有数量 | 平均取得価額 | 基準価額 | 損益率 |
---|---|---|---|
10,951口 | 36,526.34円 | 30,428円 | -16.69% |
他の下落中の個別株へ資金を回したくて、スポット投資をせず、世カエルは積立のみ継続中です。