このブログ記事では、「米国大型テクノロジー株式ファンド(愛称:マグニフィセント・セブン)」について、自分の投資メモとしてまとめています。

投資信託「米国大型テクノロジー株式ファンド」の概要や特徴、私が投資を決めた経緯や理由、実際の投資を通じて感じたことなどを書いています。
米国大型テクノロジー株式ファンド
「米国大型テクノロジー株式ファンド」は、アメリカの大型テクノロジー株式7銘柄に投資できる投資信託です。
このファンドの愛称は「マグニフィセント・セブン」。
ここからは、2024年12月20日交付の目論見書をもとに、ファンドの特徴などをまとめています。
最新情報は公式サイトでご確認ください。
米国大型テクノロジー株式ファンド【愛称:マグニフィセント・セブン】」
マグニフィセント・セブンとは?
マグニフィセント・セブン(通称:M7)は、米国を代表する企業の略語「GAFAM」にテスラ、エヌビディアを加えた大型テクノロジー株式7銘柄「Alphabet(Google)、Apple、Meta Platforms(旧Facebook)、Amazon、Microsoft、Tesla、NVIDIA」を指す呼び名です。
この7銘柄だけでS&P500指数構成銘柄の時価総額の約3割を占めるほどの影響力があり、日本のTOPIX(東証株価指数)の時価総額を上回る規模です。
マグニフィセント・セブンという名前の由来は、日本の「七人の侍」という映画をリメイクした西部劇映画「荒野の七人(The Magnificent Seven)」が語源で、Magnificentという言葉には「壮大な」「雄大な」「豪華な」「すばらしい」などの意味があります。
アメリカの株式市場を牽引する企業にふさわしい呼び名です。
その他の米国大手企業の略語
米国を牽引する企業は時代とともに移り変わり、そのたびに、略語が生まれてきます。
一部ですが、以下のような企業をあらわす略語があります。
銘柄 | GAFAM | M7 | MATANA | FANG | FAANG | FANG+ |
---|---|---|---|---|---|---|
Alphabet(Google) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Apple | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
Meta Platforms(Facebook) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
Amazon | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Microsoft | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
Netflix | ○ | ○ | ○ | |||
Nvidia | ○ | ○ | ○ | |||
Tesla | ○ | ○ | ||||
Broadcom | ○ | |||||
CrowdStrike | ○ | |||||
ServiceNow | ○ |
この表を作っていて気づいたのですが、どの呼び名にも「Alphabet(Google)」「Amazon」の2社が含まれています。
ファンドの特徴
「米国大型テクノロジー株式ファンド」は、米国を代表する7銘柄「マグニフィセント・セブン(通称:M7)」に集中投資できる投資信託として、2024年3月22日に運用を開始しました。
各銘柄に等金額で投資することを基本とし、半期ごとに等金額への調整(リバランス)がされます。
この対象銘柄は変更となる可能性はあります。
ファンドの信託報酬
運用管理費用(信託報酬)は0.594%です。
私がNISAで米国に投資している他の投資信託について、比較のために記載します。
ファンド名 | 信託報酬 |
---|---|
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.09372% |
iFreeNEXT FANG+インデックス | 0.7755% |
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | 0.495% |
NISA口座の投資枠
マグニフィセント・セブンは「成長投資枠」で投資することができます。
将来的に条件を満たせば「つみたて投資枠」でも投資できるようになるかもしれませんが、現時点では投資することができません。
マグニフィセント・セブンへ投資を決めた理由
「米国大型テクノロジー株式ファンド(愛称:マグニフィセント・セブン)」への投資を決めたのは、現在の新NISAでの「つみたて投資枠」投資にあります。
つみたて投資枠では、米国指数「S&P500」「NASDAQ100」「FANG+」へ投資をしています。
その中でもFANG+(10銘柄に分散投資する指数)の成績が良く、上位企業への集中投資のメリットを感じていました。
そんなときに見つけたのが、この「米国大型テクノロジー株式ファンド」です。
マグニフィセント・セブンは、FANG+よりさらに少ない7銘柄への集中投資ができるため、魅力を感じました。
最初に買った時の状況
このファンドへの最初の投資は2024年11月19日で、スポット購入で10,000円分です。
基本は積立で毎月1日に5,000円ずつ投資していく考えです。
売却のタイミングについて
この投資信託は老後資金の積立として考えているので、下がっても積立を継続する考えです。
売却は、老後まで考えていません。
投資を通じて感じたこと
ここからは、投資をしながら感じたことや気づきを、気が向いたときに書いていこうと思います。
どんな人に向いているのか?
「マグニフィセント・セブン」は、「M7銘柄に集中投資したい人」「GAFAMやMATANAに集中投資したい人」に向いている投資信託です。
ただ、一般的に分散投資の最適な銘柄数は20~30銘柄と言われ、その点、マグニフィセント・セブンは7銘柄に絞った投資信託なので、コア投資のメインにするにはリスクが高め。
信託報酬は少し高くなりますが、マグニフィセント・セブンをあえて選ばなくても、リスク分散を考えると、FANG+に投資する方が安心感があるかもしれません。
投資して約3か月の状況
一時はFANG+を上回るリターンもありましたが、投資開始から現在までのリターンを比較すると、「米国大型テクノロジー株式ファンド」が最も運用成績が悪いです。
要因の一つは、テスラ株の下落と考えています。

投資の開始時期が違うので単純比較になりませんが、2025年3月1日現在のリターンは以下です。
ファンド名 | 保有数量 | 平均取得価額 | 基準価額 | 損益率 |
---|---|---|---|---|
マグニフィセント・セブン | 28,956口 | 13,814.06円 | 39,999円 | -10.73% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 46,375口 | 29,729.81円 | 31,801円 | +6.96% |
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | 38,824口 | 34,772.31円 | 36,635円 | +5.35% |
iFreeNEXT FANG+インデックス | 26,129口 | 57,790.19円 | 64,338円 | +11.33% |