このブログ記事では、ストラテジー(旧マイクロストラテジー)株に2倍連動する「T-REX 2X Long MSTR Daily Target ETF(MSTU)」について、自分の投資メモとしてまとめています。

「ストラテジー2倍レバ(MSTU)」の概要や特徴、私が投資を決めた経緯や理由、実際の投資を通じて感じたことなどを書いています。
米株「MSTR」はどんな企業?
ストラテジー ※旧マイクロストラテジー(MSTR)はアメリカのソフトウェア会社で、大量のビットコイン(BTC)を保有している会社として注目されています。

そのため、株価はビットコイン価格に大きく影響を受けます。
過去の値動きを見ると、ビットコインの推移より大きく推移し、ボラティリティが大きな株です。
そんな値動きの激しいMSTRの値動きをさらに2倍で連動するETFがあります。
2倍連動ETF「MSTU」とは?
MSTUは、ストラテジー(旧マイクロストラテジー)1銘柄に2倍のレバレッジをかけて投資できるシングルストックETFです。
通常、ETFは株価指数に連動するものが多いですが、MSTUは個別株、つまりマイクロストラテジー1社に絞って投資するタイプのETFです。
正式名称は、「T-REX 2X Long MSTR Daily Target ETF」で、マイクロストラテジー社の普通株式(NASDAQ:MSTR)の株価の2倍の値動きで連動します。
似たようなETFには、テスラ株に2倍連動する「TSLL」や、コインベース株に2倍連動する「CONL」があります。
投資できる証券会社
私はSBI証券と楽天証券を利用していますが、これまでどちらも「MSTU」を取り扱っておらず、買えませんでした。
しかし、2024年12月2日からSBI証券で取引できるようになりました。
※楽天証券ではまだ投資できません
※追記:2025年3月24日より、楽天証券でも「TRex 2倍 ロング MSTR Daily Target ETF(MSTU)」の取り扱いを開始されました。
基準価格と経費率
運用を開始したのは2024年9月18日、その後、2024年12月17日に「MSTU」は株式分割が行われ、基準価格は10分の1になりました。
これにより、現在の基準価格は13.13ドルとなり、かなり買いやすくなりました。
MSTUの経費率は1.05%です。
分配金については運用開始したばかりなので、実績がありません。
MSTUの値動きを他の銘柄と比較
MSTU(マイクロストラテジーの2倍レバレッジETF)の値動きがどんな感じか気になり、他の銘柄と比べてみました。
対象は、以下の3つの銘柄です。
- 青色:MSTU(マイクロストラテジーの2倍)
- 黄色:MSTR(マイクロストラテジーの普通株式)
- 水色:CONL(コインベースの2倍)
MSTUは最近運用を始めたばかりなので、過去1か月間の値動き比較としました。
上昇局面での比較
過去1か月間のチャートを見ると、MSTUの値動きはかなり激しいことがわかりました。
同じ仮想通貨関連のレバレッジ型ETFであるCONL(コインベースの2倍連動)と比べても、MSTUは変動幅が大きいです。
さらに、ビットコインの値動きと比べても、MSTUの変動はかなり大きいです。
直近では、MSTUの価格は高値から半分近くまで下がっています。
このように、レバレッジ型ETFの中でも「MSTU」は特に変動の激しい商品だと感じるので、一度に大きな金額を投資せず、少しずつ株数を増やそうと考えています。
上下する局面での比較
次に、ビットコインの価格が上下した1か月間で、「MSTU」と他の銘柄を比べてみました。
値動きの割合(%)としては、
株価で見ると、
ビットコインの価格はこの期間で、マイナス側に約5%、プラス側に約6%の変動があったんだけど、それを基準に考えると、MSTUはビットコインの約5倍、MSTRとCONLは約3倍くらい値動きしているイメージです。
MSTUは、かなりリスクが高い商品だってことがわかります。
MSTU・MSTR・BTCの比較
さらに、MSTUの運用開始からの株価推移をビットコイン(BTC)とストラテジー(MSTR)で比較すると、MSTUの激しさが際立っています。
MSTRとBTCでもかなり激しい値動きがありますが、MSTUはその数倍激しいことがわかります。
そのため、MSTUへ投資する際にはかなりの注意が必要そうです。
MSTUへの投資を決めた理由
私は、暗号資産への現物投資よりも、関連銘柄を選んで投資をしています。
今後、ビットコインの価格上昇を信じている私としては、その恩恵にあやかりたいと思い、MSTUという商品の取り扱い開始を待っていました。
私の使っている証券会社では取り扱いがなく、これまで投資することができませんでした。
そんな中、ずっと運用開始を待ち望んでいたマイクロストラテジー(MSTR)にレバレッジをかけて投資できる「MSTU」が、SBI証券で2024年12月2日から取り扱いを開始しました。
待っていた投資だったので、迷わず開始です。
最初に買った時の状況
ビットコインが初めて10万ドル超えましたが、その後9万ドル台に戻りました。
しばらくは横ばいが続くと思いきや、予想に反して再び10万ドルを超えてきました。
9万ドル台に下がったときは、再度10万ドルを回復するのは来年だろうと思っていたのですが、予想以上に早く回復したことで、ビットコインの強さを感じています。
そこで、先日売ったBITF(ビットコイン関連株)の資金を使って12月9日、米国市場が閉まるギリギリで「MSTU」を購入です。
最近は、米国の長期債よりビットコインに投資したい気持ちが強くなっているので、現在保有しているTMF(米国長期債ETF)も売って、MSTUの追加購入を計画中です。
期待株価、売却タイミング
現在、MSTRは約365ドル付近、MSTUは約160ドル付近で推移しています。
TradingViewでのMSTRの目標株価は、最高値で650ドルとされているので、これは現在の約1.8倍の期待株価です。
そこで、MSTRの目標価格を参考に計算し、MSTUはMSTRの2倍のレバレッジをかけた商品であるため、MSTRの2倍の3.6倍となる570ドル付近を期待しています。
さらに、ビットコインの過去の推移を考えると、ピーク後に大きな下落がありそうなので、半減期後で一番上昇すると考えている2026年4月頃を売却タイミングとして予定しています。
投資を通じて感じたこと
ここからは、投資をしながら感じたことや気づきを、気が向いたときに書いていこうと思います。
年末終値で40%のマイナス
まさかの40%のマイナス!
年末ギリギリまで保有銘柄の見直しをして、MSTUの保有率を大幅に上げたのですが、ビットコインの価格が思ったように上がらず、結果的に大きな含み損を抱えたまま年を越すことになりました。
最初の投資後に何度か買い増しをして、現在はMSTUを260株保有しています。
ビットコインの直近2週間の値動きは以下の感じです。
BTC/JPNは1,470万円付近、BTC/USDは94,000ドル付近です。
このままの株価とビットコインの値動きが続くなら、年始の日本市場再開(大発会)に合わせて資金調達をし、トランプ次期大統領が就任する前に追加を考えています。
BTC10万ドル回復でプラ転
結局、資金不足のせいで、絶好の買い場で追加投資ができなかったのは悔しいですが、マイナス40%を超えていた状況から一転、ついにプラスに転じました。
現在、暗号資産支持派として知られるトランプ次期大統領の就任式が間近に迫っており、その動向が市場に大きな影響を与えると期待されています。
就任式は1月20日正午(日本時間では21日午前2時)に予定されており、就任初日の演説内容次第でビットコイン価格が大きく動く可能性があります。
良い方向に進むのか、それとも予想外の展開になるのか...
暗号資産関連の銘柄は本当にジェットコースターのような値動きですが、それが最近は楽しいところです。
他にも以下のような銘柄たちに投資していて、どれも「化ける」ポテンシャルを秘めた投資先です。
どれも、結果が楽しみです。