eMAXIS Slim 新興国株式インデックスへの投資は10年先に期待!

NISA運用(NISA)

つみたてNISAでインデックス投資を始める際に多くの人が悩むのは、人気投資信託ランキングで常にトップ10に入る「米国株式」と「全世界株式」のどちらに投資すべきかではないだろうか。

人気投資信託ランキングで上位20位にも入らない「新興国株式インデックス」か「米国株式」のどちらに投資すべきか悩む人は少ないと思う。

しかし、長期的な視点で考えると、世界経済のパワーバランスが今後も変わらないとは限らない。

たとえば、国の経済規模や強さを示す指標のひとつであるGDPでは、2010年頃まで日本は世界第2位の地位を維持していたんだけど、中国に抜かれて今は第3位にとどまっています。

だから、これからインドやブラジルが中国に続くかもしれないし、新興国の高い経済成長を期待して投資を考えている人も多いのではないですか。

そこで今回は、私がブログで何度か運用実績を紹介してきた新興国株式インデックス投資信託「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」について記事にしました。

私

この記事では、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」を選んだ理由や、他のインデックス投資と比べてどうなのかなど、感想も交えて紹介しています。

これから投資を始める人にとって、少しでも参考になれば幸いです。

 

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eMAXIS Slim 新興国株式インデックスとは

eMAXIS Slim 新興国株式インデックスという投資信託について、まずは紹介します。

ちなみに、この記事の情報は2023年1月25日時点の目論見書の情報となりますので、投資の際は最新情報を以下のサイトでご確認ください。

三菱UFJ国際投信-eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

投資対象の国・地域の構成比率

この投資信託の対象国は「中国」「インド」「台湾」「韓国」「ブラジル」の5か国が約75%を占めていて、2021年のGDPランキングではそれぞれ2位、6位、22位、10位、13位の国です。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

それ以外にも「サウジアラビア、南アフリカ、メキシコ、インドネシア、タイ、マレーシア、アラブ首長国連邦、カタール、クウェート、フィリピン、チリ、ポーランド、トルコ、ギリシャ、ペルー、ハンガリー、チェコ、コロンビア、エジプト」の国々も含まれていて、合計24ヵ国が投資対象になっています。

ちなみに、2021年7月21日時点の目論見書では「アルゼンチン」「パキスタン」も投資対象国に含まれていたけど、現在は対象国から外れています。

組み入れ上位通貨の比率としては、以下のような構成となっています。

  1. 香港ドル 19.2%
  2. インドルピー 16.0%
  3. ニュー台湾ドル 13.1%
  4. 韓国ウォン 11.5%
  5. ブラジルレアル 6.2%
  6. アメリカドル 5.4%
  7. サウジアラビアリヤル 5.0%
  8. 中国元 4.8%
  9. 南アフリカランド 3.6%
  10. メキシコペソ 2.5%

組み入れ上位銘柄(企業)

上位に組み入れられている銘柄は、以下のような構成です。

銘柄業種国・地域比率
1台湾積体電路製造(TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFAC)半導体・半導体製造装置台湾5.1%
2サムスン電子(SAMSUNG ELECTRONICS CO LTD)テクノロジー・ハードウェアおよび機器韓国3.4%
3テンセント(TENCENT HOLDINGS LTD)メディア・娯楽香港2.8%
4アリババ(ALIBABA GROUP HOLDING LTD)小売香港2.1%
5リライアンス・インダストリーズ(RELIANCE INDUSTRIES LTD)エネルギーインド1.6%
6美団(MEITUAN-CLASS B)小売香港1.2%
7インフォシス(INFOSYS LTD)ソフトウェア・サービスインド1.1%
8ICICI銀行(ICICI BANK LTD)銀行インド1.0%
9中国建設銀行(CHINA CONSTRUCTION BANK-H)銀行香港0.9%
10ヴァーレ(VALE SA)素材ブラジル0.9%

アリババ、サムスン電子など、耳にしたことのある企業が上位に組み込まれています。

2021年7月ごろと比べると、最近、長期投資として投資額を増やしているインドの企業「インフォシス」「ICICI銀行」が上位に組み込まれてきたので、私に合っている投資信託になっています。

信託報酬が最安のインド投資信託「+αインド」へ新たに投資!
グローバル投資先の一つとして2022年7月に販売をスタートした「イーストスプリング・インド・コア株式ファンド」愛称「+αインド」に投資を開始!プラスアルファインドは、現在、内需主導のインド経済を支える消費とインフラへ投資できるファンドです。

基準価格、純資産について

以下が、2023年1月25日時点の目論見書に記載されている基準価格と純資産額の情報です。

  • 基準価額 11,708円
  • 純資産総額 876.1億円

また、記事を書き始めた頃からの過去の目論見書に掲載された情報をまとめた表が以下になります。

目論見書基準価額純資産総額
2020年10月30日時点10,508円372.8億円
2021年04月30日時点13,403円620.2億円

過去の目論見書の情報を比較すると、純資産総額は右肩上がりに増えています。

投資に絶対はありませんが、純資産総額が右肩上がりに増えている投資信託は、投資家から支持を受けている人気の高いファンドであることが多く、私自身も安心して投資しています。

 

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新興国株式への投資を選んだ理由

つみたてNISAで私が投資しているファンドには、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」以外にも、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」や「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」がありますが、これらのファンドは先進国や米国への投資比率が高く、新興国への投資比率が低くなっています。

例えば、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、全世界を対象とするファンドですが、57.8%が米国への投資となっており、先進国としてみると87%を占めます。

一方で、新興国への投資はわずか13%にとどまっています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の構成比率

つみたてNISAでの投資において、先進国・新興国の資産構成を考えると、米国株式(S&P500)で100%+全世界株式(オール・カントリー)で87%を投資しているため、新興国への投資比率は10%以下になります。

そのため、新興国への投資比率を上げるために、新興国株式インデックスに投資できる投資信託を追加することにしました。

 

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eMAXIS Slimを選んだ理由

他にも新興国株式インデックスへ投資できるファンドがあるにもかかわらず私が「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」を選んだ理由は、純資産額が多く人気ランキングが高いためです。

現在、人気の「新興国株式インデックス」としては、eMAXIS Slim新興国株式インデックスとSBI・新興国株式インデックス・ファンドがあります。

それぞれのファンドの基準価額、管理費用、純資産、ランキングは、以下の通りです。

ファンド名基準価額管理費用純資産ランキング
eMAXISSlim新興国株式インデックス13,424円0.187%754.14億円25位
SBI・新興国株式インデックス・ファンド
※雪だるま(新興国株式)
13,034円0.176%122.46億円125位

純資産額の多いことがファンドの良さを示すわけではありませんが、ある程度までは余裕をもって運用できると考えています。

また、人気ランキングが上位になることにもそれなりの理由があると思うからです。

 

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将来のリターン期待の新興国投資

最後に、私が「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」へ投資している感想や思いを紹介したいと思います。

長期的な視点が大切

現在の損益率を見ると他のつみたてNISAで投資するファンドと比べると目先のパフォーマンスが芳しくありませんが、新興国は先進国に比べて成長の可能性が高く、長期的な視点で見た場合には将来的なリターンに期待できます。

ファンド名保有口数評価損益損益率
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス125,088-1,142-0.73 %
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)111,690+11,042+5.43 %
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)69,478+3,355+2.90 %

投資は、目先の損益に惑わされず将来に向けた長期的な視点で取り組むことが大切だと考えています。

基準価格が安い今が買い時

また、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスは、純資産額が多く人気ランキングが高いことから、運用にある程度余裕を持っていると考えられます。

基準価格が安い今のうちに口数を増やし、将来的に大きなリターンを得るための準備をしているときだと考えています。

以上、私が新興国株式投資について考えたことをまとめました。

では、最後に私が口座開設している2つの証券会社+1つを紹介して終わります。

 

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人気の証券会社

では、私が口座開設している証券会社(楽天証券、SBI証券)+人気証券会社1社を紹介します。

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会社名SBI証券楽天証券松井証券
取扱投信本数2,684本2,627本1,677本
最低投資金額100円100円100円
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SBI証券[旧イー・トレード証券] 松井証券

現時点では、SBI証券が「取扱投信本数」「最低購入金額」「積立コース」全てにおいて第1位でオススメです。

ただし、楽天証券も将来的に「積立コース」を改善してくると思われるため、楽天ポイントを貯めている場合は、画面の見やすい楽天証券もオススメです。

また、松井証券は100年以上の歴史を持ち、手厚いサポート体制が高く評価されています。

手厚いサポートを希望されるなら、松井証券もオススメです。

詳細は各社の公式サイトをご覧ください。

では、また。

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