今年もそろそろ終わりです。
塩漬け株を売却する季節になりました。
私には何年も損切できずに保有し続けている米国株があり、今年こそは...今年こそは...と考えながら数年...
あまりにも放置しすぎてマイナス90%のお荷物株になっている銘柄が2つあります。
そんな塩漬けお荷物米国株を今年こそは売却して、他のプラス投資銘柄で引かれた売却益や配当金にかかった税金を取り戻したいと思います。

特定口座(源泉徴収あり)の損益通算について「期限はいつまでなのか?」「還付はいつ頃なのか?」などをまとめました。
最近、自分にプラスにならない物や人間関係を整理することが多い。
来年は少しだけマイナス銘柄を減らし、心機一転して投資できるように、一年分の利益と損失を相殺する「損益通算」です。
特定口座の損益通算について
私は特定口座の「源泉徴収あり」で投資をしています。
今年は一部の米国株がツーバガー達成して売却したり、TOBで爆上げした銘柄を売却たりしているので、売却した利益が自動的に税金分として引かれています。
たった16,000円ですが、損益通算で取り戻しです。
損益通算は初の試み、知らないことも多いので調べたことをまとめたいと思います。
還付はいつ行われるのか?
まずは、損益通算で還付される時期です。
利益がある銘柄を売却すれば売却したときに税金分を引かれるのは知っているが、マイナス銘柄を売却したことがほとんどなかった私なので、いつ還付されるのかがわかっていなかった。
楽天証券の特定口座損益(譲渡益税)の見方へ以下のように記載がありました。
年末の最終受渡日後に譲渡損益合計と配当・分配金合計を通算し多く差引かれていた源泉徴収税額を翌年1月の第2営業日に還付されるとのことです。
正月早々、お年玉気分です\(^o^)/
マイナスの取り戻しですが...
また、注意点もありました。
損益通算は受渡日を基準に計算するため、年内に受渡が完了する売却注文までが対象となるそうです。
そのため、約定日が年内であっても受渡日が年をまたぐ場合には翌年の損益計算の対象となる点は注意が必要とのこと。
還付予定の金額は?
続いて気になるのは金額です。
楽天証券の場合、還付される予定金額は口座明細画面で確認することができます。
「入出金・振替」→「口座明細(精算履歴)」
表示される金額は、前営業日時点で譲渡損益額合計と配当・分配金合計(税引前)を仮計算し、還付予定金額として確認することができます。
損失繰越は自動で翌年にされる?
もし損益通算してマイナスになったときはどうなるのか?
自動的に翌年以降に繰越されませんが、確定申告を行うことで最長3年間損失を繰り越して控除することが可能です。
私は投資額が小さく手間を考えたりすればメリットが無いので現在はやっていません。
米国株投資の状況と損益通算株
では実際に損益通算する株式の紹介をします。
現在の米国株式投資の状況
まずは少しだけ現在の米国株投資の状況紹介から...
日本株投資、投資信託の投資はそれなりですが、米国株は散々な状況です。
現在、マイナス銘柄(※2銘柄)のみ保有する状況につき、米国投資の損益はマイナス88.04%です。
そこで、2銘柄のうちの1銘柄を売却することに。
売却対象は米国株「ROOT」
損益通算のために売却する個別株は、現在、90%の損失が出ている米国株の「ROOT」です。
ルートは2020年10月に株式を公開して1株当たり約24ドルでデビューした株で、私は以下のように追加投資を繰り返し、最終的に保有株式数は250株保有するまでになりました。
約定日 | 数量(株) | 単価(USD) | 為替レート |
---|---|---|---|
2020/12/29 | 7 | 16.00000 | 104.04 |
2021/01/05 | 10 | 14.80000 | 103.39 |
2021/03/23 | 8 | 2.00000 | 109.11 |
2021/05/13 | 11 | 9.00000 | 109.88 |
2021/08/13 | 16 | 5.90000 | 110.69 |
2021/08/16 | 4 | 5.30000 | 109.77 |
2021/10/27 | 24 | 4.98000 | 114.44 |
2021/11/08 | 30 | 4.90000 | 113.88 |
2022/02/24 | 90 | 1.57000 | 115.17 |
2022/02/25 | 50 | 1.40000 | 115.66 |
一時はツーバガー(ダブルバガー)候補になっていた「ルート(ROOT)」ですが、下がり続けて今年の年初(※2022/1/22頃)では約24ドルでデビューした株が1.90ドルになっていました。

その時点で、評価損益は-74.15%です。
その後、今年8月には株式併合され、250株→13株に...
市場/現地コード | 銘柄名 | 比率 | 効力発生日 |
---|---|---|---|
NASDAQ:ROOT | ルート | 18:1 | 2022/08/15 |
株式併合後も下がり続け、現在では-90.87%です。
商品種別 | 銘柄 | 通貨単位 | 現在値 | 評価損益(円換算額) | |
---|---|---|---|---|---|
米国株式 | ルート | USD | 5.60 | -99,114 | -90.88 % |
実際に還付された金額!
はじめてのマイナス銘柄の売却による還付の考えは間違っていた様です。
備忘録も兼ねてまとめました。
ROOT株の売却は12/12日で、国内約定日、国内受渡日は以下です。
今回のROOT株売却に対して譲渡損益額合計に対しての還付は以下のようになりました。
売却前↓
売却後↓
譲渡損益額の欄に載っていた14,862円(※今年の利益分)がゼロになり、それでもマイナスが残るので、配当・分配金分が還付予定額となる様です。
そして14,862円(※今年の利益分)として支払っていた住民税と所得税は、国内受渡日に証券口座に入金されました。
無知で恥ずかしい...(*ノωノ)
よくよく考えれば、利益が出た時に引かれているのだから損失が出た時にも還元されるのは当たり前だったかもです。
ただ、今回のことで還付予定額がどんな時に表示されるかと理解でき、勉強になりました。
売却した資金の使い道
最終的にはゼロになったかもしれない売却金なので、ビットコインが値上がりすることを期待して、もう一つのマイナス米国株(BITF)に再投資しました。
吉と出るか凶と出るか...
追記:吉と出た〜\(^o^)/

では、また。