以前、このブログで「勢いがある21銘柄」に投資する「SMT モメンタムファンド(米国株式/日本株式)」について記事にしました。

「今まさに上昇トレンドに乗っている銘柄だけを自動で入れ替える」という、私がこれまで投資してこなかったタイプの非常に面白いファンドです。
当時は「米国・中国・欧州・日本」の4種類だったんですが、やっぱり出ました。
なんと「全世界株式」と「先進国株式」のモメンタム版が新たに加わったんです。
ついでに、人気の「インド株式」までも。

この記事では、新しく登場した全世界株・先進国株モメンタムの気になる中身や、そしてシリーズが全7種類に拡大したことで見えてきた「リスクの違い」や「先行組のリアルな成績」をまとめています。
興味は、全世界と先進国のモメンタム
今回、三井住友トラスト・アセットマネジメントから新たに登場(2026年6月11日設定)したのが、以下の3銘柄です。
- SMT 全世界株式モメンタムファンド
- SMT 先進国株式モメンタムファンド
- SMT インド株式モメンタムファンド
基本の運用ロジックは、先行していた米国株や日本株などと同じです。

株価の勢い(モメンタム)に着目して、勢いのある銘柄へ均等投資し、年4回(2月、5月、8月、11月)で中身を入れ替えてくれます。
今回追加となったファンドの中で、私の興味がある「全世界株式」と「先進国株式」の2つに絞って、ここからは書いていきます。
過去データが示すリターンの推移
設定されたばかりの新ファンドなので、実際の運用成績はこれから積み上がっていくところですが、販売用資料にシミュレーションデータが載っていました。
「2011年4月末〜2026年4月末までの約15年間」のデータをもとに、もし当時からこの全世界株モメンタムと先進国株モメンタムがあったら、どんな値動きをしていたかというバックテストの結果です。
このシミュレーションによると、どちらのファンドも通常のインデックスを大きく上回る圧倒的なリターン推移を見せています。


もちろんこれは過去のデータですし、未来の成績を保証するものではありません。
ただ、「上昇トレンドの波に乗る」という順張りロジック、そして半年前からはじめている「米国」「日本」の実際の動きを見ていると、かなり魅力のあるファンドだと感じています。
シリーズ7種類のリスクを一覧比較
今回の追加によって、SMTモメンタムファンドは合計7種類になりました。
- SMT 米国株式モメンタムファンド
- SMT 日本株式モメンタムファンド
- SMT 欧州株式モメンタムファンド
- SMT 中国株式モメンタムファンド
- SMT 全世界株式モメンタムファンド
- SMT 先進国株式モメンタムファンド
- SMT インド株式モメンタムファンド
信託報酬(税込)は、全て一律で「0.77%」です。
これだけ種類が増えると「どれを選べばいいのか?」と迷ってしまいますが、実はファンドによって「背負っているリスク」に違いがあります。
目論見書に書かれている5つの投資リスク(株価変動・為替変動・信用・カントリー・流動性)を、一つの表にまとめてみました。
| 株価変動 | 為替変動 | 信用 | カントリー | 流動性 | |
|---|---|---|---|---|---|
| SMT 米国株式モメンタムファンド | ● | ● | ● | ● | ● |
| SMT 日本株式モメンタムファンド | ● | ● | |||
| SMT 欧州株式モメンタムファンド | ● | ● | ● | ||
| SMT 中国株式モメンタムファンド | ● | ● | ● | ● | ● |
| SMT 全世界株式モメンタムファンド | ● | ● | ● | ||
| SMT 先進国株式モメンタムファンド | ● | ● | ● | ||
| SMT インド株式モメンタムファンド | ● | ● | ● | ● | ● |
日本株式は国内への投資なので「為替変動リスク」がありません。
そしてもう一点、大きな違いとなるのが「カントリーリスク」と「流動性リスク」の有無です。
特定の国や新興国を含む以下の3ファンドに対しては、この2つのリスクが存在します。
- 中国株式モメンタム
- インド株式モメンタム
- 全世界株式モメンタム(新興国が含まれるため)
全世界株モメンタムは、一見いい感じに分散されているように見えて、中身に新興国(中国やインドなど)が入るため、先進国株モメンタムよりも背負うリスクの種類が少し多くなるという点は、頭の片隅に置いておいた方が良さそうです。
先行4ファンドの半年間の状況
新顔の今後に期待しつつ、ここで、一足先にスタートして約半年が経過した「先行4ファンド(日本・米国・中国・欧州)」の現在(2026年6月21日時点)を見てみましょう。
世間の注目度(純資産の多さ)の順番は、以下のようになっています。
- 日本株式モメンタム(一番人気!)
- 米国株式モメンタム
- 中国株式モメンタム
- 欧州株式モメンタム
やっぱり日本株や米国株は、馴染み深いので資金が集まりやすいようです。
しかし、実際のリアルなリターン(運用成績)の順番を見ると、ちょっと違った結果に。
中国 > 日本 > 米国 > 欧州

実は、2026年6月15日あたりから中国株モメンタムの基準価額が猛烈に上がり、一気にトップに躍り出ました。
まさにモメンタム(勢い)の真骨頂!
ではあるのですが、正直なところ「中国市場への投資は、カントリーリスクや政治的な動きが急に降ってくる怖さがあって、ちょっと手が出しづらいな...」というのが私の本音です。
だからこそ、そういった新興国の爆発力も程よく拾いつつリスクをちらす「全世界株」にするか、それとも王道の強さを持つ「先進国株」にするか、悩みどころです。
今後のこのファンドの運用状況ですが、何か大きな市場の変化があったときや、構成銘柄に劇的な動きがあったタイミングに限ろうと思っています。
日々の細かい買い増しや、ちょっとした資産の推移といった「日々の投資日記」的な運用ログについては、note(ノート)の方でゆるく更新していくつもりです。
先進国・世界モメンタムの運用ログ
ここからは、この「モメンタムファンド」が私のポートフォリオの中でどう推移していくのか、定期的な記録を残していく場所にしようと思います。
投資開始:微妙な投信の売却資金で
投資を始めるにあたって、新しく軍資金を用意したわけではなく、それまで保有していた「ちょっと運用成績が微妙だな...」と感じていた投資信託を思い切って売却し、その資金をそのままスライドさせる形でスタートしました。

初回は、「全世界モメンタム」を自分の老後資金用投資、そして「先進国モメンタム」は娘の学費投資という形で、それぞれスポット注文。
「全世界モメンタム」については、さらに毎月5,000円の自動積立も設定しました。
同じモメンタムシリーズでも、世界全体に張るのか、先進国に絞るのかで少しずつ表情が変わってくるはずなので、これからどう育っていくのか定期的に見守っていこうと思います。
一か月目:最初の構成銘柄と状況
ちょっと更新が遅れてしまいましたが、最初の定期チェックです。
2026年5月末基準の組み入れ銘柄情報(勢いのある21銘柄)が公開されていました。
中身を覗いてみると、全世界株は「米国6社、日本4社、中国4社、韓国4社、台湾2社、カナダ1社」の計21社、先進国は「米国14社、日本5社、オランダ1社、カナダ1社」となっています。

全世界株式モメンタムはアジアの比率が高く、先進国株式モメンタムは米国比率が高いです。
そして、気になる運用開始から最初の1ヶ月の推移(騰落率)ですが、シリーズ4つのファンドを確認するとこんな結果になっています。

- 日本株式:+6.21%
- 米国株式:+4.58%
- 先進国株式:-0.89%
- 全世界株式:-1.47%
私がスポット投資した「先進国」と「全世界」の2つだけが、わずか1%前後のマイナス圏となり、マイナススタートとなってしまいました。
とはいえ、これが市場の「勢い」を自動で追いかけるモメンタム投資のリアルな初期値。
ここから調子の良い国や銘柄へどう入れ替わっていくのか、楽しみに追っていきたいと思います。
