先日、会社で 迷信の話になった。
話の発端は、私が発した一言↓
「夜に靴をおろしてはいけない!」
という、むかしから言われ続けてきた言葉だ。
私は生まれて40年余り、この迷信を信じて小さい頃から一度も夜に靴を下さず生きてきた。
だから、
新しい靴は朝しか下したことがない...。
皆さんもそんな昔から信じてきた迷信があるのではないでしょうか?
今でも信じている迷信の数々。そんな迷信の意味を調べてみた。
迷信とは、
誤った信仰。また、道理に合わない言い伝えなどをかたくなに信ずることを言う。
そんな迷信の中で、まずは聞いたことがある人も多いこちらから...。
歯が抜けたら上の歯は縁の下へ。下の歯は屋根の上へ。
先日見ていたドラマ「僕らは奇跡でできている」でも、歯科医の育実(榮倉奈々)が言っていた。
ドラマでも使われているくらいの有名な迷信だから、皆さんも一度は聞いたことがあるだろう。
私は小さい頃よりこの迷信をかたくなに守り、今まで抜けてきた乳歯は全て屋根の上が縁の下に!
もしかすると、
まだ 屋根の上や縁の下に数本残っているかも...。
ただ、最近ではこの迷信もかなり信じない人が多くなってきたように思う。
楽天市場やAmazonで検索すると、抜けた歯の保存容器を売っているくらいだから。
この迷信の意味は、
次に生えてくる永久歯がちゃんとした方向に生えてくる様にというおまじない。
では、次に行ってみましょう。
夜に爪を切ってはいけない!
親の死に目に会えない!そんな風によく言われてきました。
この言葉だけ聞くと、親が死んだときに近くに居られない!と言う意味に考えてしまう。
実際に私もそんな風に考えていました。
今の世の中、文明も発展しているので飛行機使えば、どこに居てもすぐに戻ってこれるし...。
そんな風にも考えてましたし。
しかしこの迷信の意味はチョット違いました。
本当の迷信の意味は、
むかしは電灯も便利な爪切りもなかった。だから爪を刃物などで切っていたから夜に爪を切ると危険!
そんな所から”夜に爪を切ってはいけない!”と言われる様になったようです。
親が死んだときにそばに居られないということでなく、自分が怪我などして命を落とすからヤメよう!ということ。
夜爪⇒世詰め。短命になり親より早く亡くなるという意味だ。
では、次に行ってみましょう。
夜に口笛を吹くと蛇が出る!
子供の頃より意味はよく分からなかったけど、蛇が出るのは嫌だ!という思いから夜に口笛を吹いたことはなかった。
どちらかというと、近所迷惑になるから静かにしなさい!的な意味かな~と今は思っている。
ただ、私が子供にこの迷信を話しているかと言えば一度も言ったことが無い。
この迷信の実際の意味は、いろいろある様だ。
むかしは、夜口笛を吹くと”子供を売りたい”という合図で、人買いが来るという言い伝え。
または、蛇が反応するから吹かない様に!とか、蛇ではなくて邪(じゃ)と言う語呂合わせで不吉なもの(幽霊など)が出るから...などだ。
朝の蜘蛛は殺してはいけない!
朝の蜘蛛は縁起がイイので殺してはいけない。
そんな風に言われて来たので、見つけてもそのままにしていたり捕まえて外に逃がして来た。
これもかなり守って生活して来た。
夜の蜘蛛なんどか殺したことがあるけど、朝は一度も殺したことない!
では、この迷信の意味。
蜘蛛は晴れるときにしか巣を張らない。だから、天気がよく気持ちいい一日がはじまると言うことから縁起がイイ。
また、
蜘蛛はお釈迦様の使いという意味から朝でも夜でも殺さないほうがイイとも言われている。
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」も蜘蛛ですよね。
↑この意味の解釈を知ってからは、夜の蜘蛛も殺さない様にしようと思った。
実際、蜘蛛は家の中にいる害虫(ダニ、ゴキブリ)を駆逐する益虫。
もしかすると、我が家では蜘蛛の出没率が高いので駆除してくれているかも...。
ゴキブリなんて滅多に見ないから。
では、次。
お墓で転ぶと結婚できなくなる!
小さい頃にお墓詣りに行くときによく聞いた言葉だ。
でも知っている子が小さい頃にお墓で転び、おばあちゃんに言われていたけどその子は結婚して子供もいる。
では、実際の意味はというと、いろんな言い伝えがある。
結婚が出来なくなるとか、遅れるという話。
または、転ぶと違う所へもってかれる(あの世?)と言う話...。チョット怖い!
最終的な結論、子供に言い聞かせるものだったと思う。
走ったりして墓石にぶつかって怪我をしたり、墓石を倒したりする罰当たり行為をさせないための言葉。
では、次。
冒頭で書いた迷信。
新しい靴を夜おろしてはいけない!
私が聞いていた迷信の意味は、キツネに騙されるということ。
だから、夜には絶対に靴を下ろしませんでした。今でもそうです。
でも、
どうしても下したい時はある事をすればイイと言われていたので守っています。
その方法は、靴の裏を火であぶるというもの。
ライターなどであぶってから下せばイイらしい...。
ただ、私の聞いていた迷信とチョット違うのかな?いろんな言い伝えがあるみたいです。
なんか、
むかしは、夜に新しい靴を履いて外出する時は誰かが亡くなった時。
お通夜等がある時くらいだったみたいです。
そんな所から、縁起が悪いという意味で言い伝えられたこともある様です。
※チョット私と違うけど...。
北枕で寝てはいけない!
亡くなった人を寝かせるときに北枕で寝かせるので縁起が悪いということ。
ただ調べてみるといろんなところで
- 金運が上がる
- 気の流れをよくする
- 健康にイイ
などと書かれている。
寝相が悪い私は、寝ている途中でよく北枕になっているので今後はあまり気にしないことにしようと思う。
最後に
迷信。
まだまだたくさんありますが、とりあえず私の信じているものを紹介してみました。
ほかにも、
- 牛乳を飲むと背が伸びる
- 食べてすぐ横になると牛になる
- 茶柱が立つといいことがある
- 嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる
- 雷が鳴ったらへそを隠さないとへそを取られる
などたくさんあります。
でも科学的にも証明できないものとかも多いですよね。
”牛乳を飲むと背が伸びる!”なんてイイ例だと思います。
牛乳好きでも背の低い人ってたくさんいますもんね。
牛乳嫌いのうちの子なんて180cm超えてますし...。
今後はその科学的な根拠を信じて、迷信に逆らって少しづつ変わっていきたいと思います。
たぶんこんな事思っているので、迷信の言い伝えは私の代で途絶えるだろう...。
それではこれにて失礼。