WindowsやChromebookのパソコンには、とっても便利なスクリーンショット機能があります。
私の場合、ブログを書くときに画面の内容を載せたいのはもちろんのこと、仕事ではシステムのエラー画面を記録したり、Web上で申し込みや手続きをした際の控えとして使ったりと、本当に色々な場面でスクリーンショット(通称:スクショ)を撮る機会があります。
そして、その時々で「画面全体を撮りたい」「このウィンドウだけ欲しい」「特定の範囲だけ切り取りたい」など、スクリーンショットで撮りたい範囲も状況によってさまざまです。

この記事では、WindowsやChromebookパソコンで画面のスクリーンショットを撮る方法について、基本的な手順だけでなく、知っていると便利なテクニックも紹介します。
スクショの利用シーン
スクリーンショットの利用シーンは本当に様々です。
僕が会社で使うシーンで言えば、
- システムトラブル発生時に、サポートに問い合わせる際にエラー画面のスクリーンショットを添付する際に撮る
- 社内向けのプレゼン資料や新しいツールのマニュアル作成時に、操作画面などのスクリーンショット画像を貼り付ける
といった形で、日常的にスクリーンショットを撮っています。
また、プライベートではまさにブログを書くときに、PC画面のイメージを頻繁に利用しています。
これらはほんの一例ですが、スクリーンショットは日々の業務効率化からプライベートな記録まで、本当に様々な場面で使っている機能です。
Windows10のスクショの取り方
Windows10パソコンでのスクリーンショットの撮り方は、撮りたい範囲によっていくつかの方法があります。※Windows11では一部、PrintScreenだけで済むようになった
画面全体の撮り方
まずは、PC画面全体のスクリーンショットを撮りたい場合です。
タスクバーも含めた画面全体をまるごと記録します。

【手順】
- キーボードの「PrintScreen(または PrtSc)」キーを押します
- これで、画面全体のイメージがクリップボードに一時保存されます
「クリップボード」というのは、PC上の一時的なデータ保存領域で、そのままではファイルとして残りません。
そのため、次の方法で、画像ファイルとして保存します。
【クリップボードからファイルに保存する方法】
※Windows標準ソフト「ペイント」の例
- 「スタート」から「Windowsアクセサリ」内の「ペイント」を起動します
- ペイントの画面上部にある「貼り付け」ボタンを押すか、キーボードでCTRL+Vを押します
- 画像が貼り付けられたら、ペイントの画面上部にある「ファイル」から「名前を付けて保存」を選び、表示された画面で保存場所を選択し、ファイル名を指定して「保存」を押します
以上が、基本的な画面全体のスクリーンショットの撮り方です。
アクティブウインドウの撮り方
これは、パソコン画面全体ではなく、現在選択されている一つのウィンドウ(アクティブウィンドウ)だけをスクリーンショットする方法です。
たとえば、たくさんのウィンドウを開いている中で、特定のアプリケーションだけを撮りたい時に便利です。
先ほどの全体画面の中でアクティブな「エクスプローラー」の部分だけを撮るイメージです。

↓

【手順】
- キーボードの「Alt」+「PrintScreen(または PrtSc)」キーを押します
- これで、アクティブウィンドウのイメージがクリップボードに一時保存されます
クリップボードの内容をファイルへ保存する方法については、前述の「画面全体の撮り方」で説明したペイントを使った方法を参考にしてください。
画面の範囲を選択する撮り方
これは、アクティブウィンドウなどの特定の箇所でなく、画面上の好きな範囲をマウスで自由に選択してスクリーンショットする方法です。
ブログで特定の場所だけを切り取って使いたいなどに重宝します。

↓一部の範囲だけ

【手順】
- キーボードの「※Windowsキー」+「Shift」+「S」を同時に押します
- 画面全体が暗くなったら、スクショしたい範囲をマウスでドラッグします
- これで、選択した範囲ががクリップボードに一時保存されます
クリップボードの内容をファイルへ保存する方法については、前述の「画面全体の撮り方」で説明したペイントを使った方法を参考にしてください。
面倒ならスクショ自動保存!
スクショを撮るたびに、ペイントを開いて貼り付けて保存...
この手順、正直言って面倒ですよね。
特に、仕事でソフトウェアのインストールマニュアルを作成するときなど、大量のスクリーンショットが必要な場合は、その都度ファイルに名前を付けて保存するのは効率が悪すぎます。
そこで、私はマニュアル作成時などの操作をしながらスクショを撮るときには、自動で名前を付けて保存してくれる、この方法を使っています。
【手順】
- キーボードの「※Windowsキー」+「PrintScreen(または PrtSc)」キーを押します
- 画面が一瞬暗くなった後、自動でスクリーンショットが撮影され、指定の場所に名前を付けられて保存されます
ファイルが保存される場所は、デフォルトでは「ピクチャ」フォルダの中の「スクリーンショット」というフォルダになっています。

以上が、Windowsパソコンでのスクリーンショットの自動保存方法です。
これらの方法を活用することで、手間を省きながら効果的にスクリーンショットを撮影し、作業効率を向上させることができます。
また、より高度な機能を使いたい場合は、アプリケーションを利用してスクリーンショットを撮影する方法もあります。
高度な機能を使うならツール
Windows10には標準で「Snipping Tool」というアプリケーションがインストールされています。
このアプリを使えば、撮影範囲だけでなく、時間や形状を指定してスクリーンショットを撮ることができます。

【手順】
- 「スタート」の「Windows アクセサリ」から「Snipping Tool」を選択します
- ウィンドウ上部の「モード」と「遅延」から、希望の撮影方法を指定します
- 「新規作成」を選択してスクリーンショットを撮ります
「モード」では、以下のような条件を指定することができます。
- 自由形式の領域切り取り
- 四角形の領域切り取り
- ウィンドウの領域切り取り
- 全画面領域切り取り
「遅延」では、以下のような条件を指定することができます。
- 待ち時間なし
- 1~5秒の指定
Snipping Toolを利用すると、より柔軟にスクリーンショットを撮影することができます。
私はあまり利用しませんが...
Edgeブラウザ上でのスクショ
普段Edgeブラウザを使っている方は、ブラウザ上でスクリーンショットを撮れる方法もあります。
【手順】
- Edgeブラウザ上でキーボードの「Ctrl」+「Shift」+「S」キーを同時に押します
- 画面が暗くなったら「エリアをキャプチャする」を選び、スクショしたい範囲をマウスでドラッグします
- 選択後、「コピー」を選ぶとクリップボードに保存され、「キャプチャをマークアップ」を選ぶとWebキャプチャ機能で加工(ペンで書き込んだり、ハイライトしたり)をしてからファイルに保存できます
また、手順2の箇所で「ページ全体をキャプチャ」を選ぶと、画面に表示されていない下の方まで含めた、Webページ全体のスクリーンショットを撮ることも可能です。
縦長のWebページをまるごと保存したい時にすごく便利です。
これらの方法を使い分けることで、面倒な加工の手間も減り、スクリーンショットを簡単に撮影・保存できます。
では、Windowsのスクリーンショットの紹介はここまでにし、続いては、Chromebookでのスクリーンショットの撮り方について紹介します。
Chromebookのスクショの取り方
ChromebookはGoogleが提供する使いやすさと高速動作が特徴のオペレーティングシステムですが、そのChromebookでもスクリーンショットを撮ることができます。
Chromebookでのスクリーンショットの撮り方は以下の通りです。
画面全体の撮り方
【手順】
- キーボード上の「Ctrl」キーと「Switcher」キーを同時に押します
特定範囲の撮り方
【手順】
- キーボード上の「Ctrl」+「Shift」+「Switcher」キーを同時に押します
- スクリーンショットを撮影する範囲をマウスで選択します
- スクリーンショットは初期設定では、自動的に「Downloads(ダウンロード)」フォルダへ保存されます
「Switcher」キーは通常、キーボードの上部に位置しており、絵としては四角形の右横に2本の垂直線が描かれたようなアイコンのキーです。
Switcherキー(Windowsスイッチャーキー)は、Windows表示キーとか、オーバービューキーと呼ばれることもある様です。
スクリーンショット(まとめ)
今回の記事では、WindowsとChromebookでの基本的なスクリーンショットの撮り方、ちょっとした技、そして標準アプリの撮り方を紹介しました。
スクリーンショットには、他にも「スクリーンショットの保存場所を変更する」など、まだまだ奥深い機能があります。
しかし、今回ご紹介した方法を最低限覚えておくだけでも、かなり役立つでしょう。
最後に、少しだけ補足ですが、場合によってはスクリーンショットが撮れないこともあります。
以下のような理由が考えられます。
- セキュリティ対策による制限
- 著作権保護のコンテンツ
- 個人情報を含むウェブサイト
職場や特定のウェブサービスでは、情報漏洩を防ぐためにスクリーンショット機能が制限されている場合があり、転載が懸念される動画サイトや有料コンテンツでは、運営元による制限がかけられていることがあります。
また、銀行のサイトや個人情報入力画面など、プライバシー保護のためにスクリーンショットがブロックされることもあります。
こうした場合は、スクリーンショットが撮れないこともある点を覚えておくといいでしょう。
ではまた。
