現在私は「Tracers S&P500ゴールドプラス」というファンドに投資しています。
このファンドはS&P500指数にGoldを組み合わせた商品で、最初はSNSで名前を知ったものの「一時的な話題のファンドかな?」と思ってスルーしていました。
でも、目論見書を見て自分でも調べてみると、その魅力に気づき、投資を始めることにしました。
そんな中、新たに「Tracers NASDAQ100ゴールドプラス」という、NASDAQ100にGoldをプラスしたファンドが登場です。
私の大好きなNASDAQ100のゴルプラってことで、「待ってました!」と、早速投資を始めました。

この記事では、すでに投資している「S&P500のゴールドプラス」の記事を書いていませんでしたので、新たに登場した「NASDAQ100のゴールドプラス」と一緒に、特徴や他のファンドとの比較、概要をまとめています。
Tracersとは
Tracers(トレイサーズ)は、日興アセットマネジメントのファンドシリーズです。
このシリーズは、パッシブ運用のファンドです。
パッシブ運用とは、市場全体の動きに連動することを目指す運用方法で、アクティブ運用(市場を上回る成果を目指す運用)の対義語にあたります。
パッシブ運用の中でよく使われる言葉がインデックス運用です。
インデックス運用は、特定の指数(※S&P500や日経平均株価など)に完全に連動する運用方法を指しますので、インデックス運用はパッシブ運用の一部で、パッシブ運用はそれより少し広い意味を持つ言葉です。
本記事で書くTracersの「ゴールドプラス」は、事前に定めた独自のルールに沿って運用(トレース)するパッシブ運用のファンドです。
ゴールドプラスはどんな投信?
Tracersの「ゴールドプラス」は、インデックスに金を組み合わせた投資信託です。
通常の株式インデックスに金をプラスすることで、金の価格変動が株式市場の動きと異なるため、株式市場が不安定な時期にも安定したリターンを狙うことができるとされています。
たとえば、私がすでに投資している「Tracers S&P500ゴールドプラス」は、S&P500指数と金を組み合わせたファンドで、通称「ゴルプラ」と呼ばれています。
そして2025年01月24日からは、新たにNASDAQ100指数と金を組み合わせた「Tracers NASDAQ100ゴールドプラス」が登場しました。
SNSなどでは「ゴルナス」と呼ばれていることが多いので、通称は「ゴルナス」かな?
新NISAでの投資について
NISAでの投資ですが、どちらの「ゴールドプラス」もレバレッジ型のファンドのため、新NISAの「つみたて投資枠」や「成長投資枠」では投資できません。
そのため、私はサテライト口座であるSBI証券で投資しています。
2つのゴールドプラスのこと
では、「Tracers S&P500ゴールドプラス」と「Tracers NASDAQ100ゴールドプラス」について、基本情報のまとめと、ファンドの比較などをしていきます。
ここからは、それぞれ通称の「ゴルプラ」と「ゴルナス」で書いていきます。
情報は、私の投資口座であるSBI証券の2025年1月24日時点をもとにしています。
最新情報については、証券口座でご確認ください。
基本情報の比較
ゴルプラ ※S&P500 | ゴルナス ※NASDAQ100 | |
---|---|---|
設定日 | 2022.08.31 | 2025.01.24 |
決算頻度、決算日 | 年1回、7月8日 | 年1回、10月10日 |
基準価格 | 24,310円 | 10,000円 |
信託報酬 | 0.1991% | 0.2189% |
投信マイレージ | 0.05% | 0.05% |
決算頻度などは同じですが、信託報酬がNASDAQ100のゴルナスが少し高めです。
S&P500・NASDAQ100・Gold比較
S&P500、NASDAQ100、金(Gold)がそれぞれどのような値動きをするのか気になったので、確認をして見ました。
過去1年間の値動きは以下です。
- S&P500指数:約26%
- NASDAQ100指数:約27%
- 金(Gold):約34%
どれもプラスで推移しています。
さらに長期的な視点でも見てみました。
次のチャートは、S&P500、NASDAQ100、金(Gold)の過去10年、5年、3年のパフォーマンスを比較したものです。
長い目で見ると、アメリカの株式市場も金市場はどちらも右肩上がりで上昇してきました。
また、株式インデックスと金は異なる値動きをするため、指数単独のレバレッジ投資をするより、両方を組み合わせて投資することで、リスクを抑えてリターンも狙える投資ができそうだと感じています。
過去にオルカン(オールカントリー株式インデックス)を外した理由として「米国がダメなら世界に影響が出るだろう」と考え、新興国が足を引っ張る可能性があると感じましたが、今回のアメリカの株式指数と金については、相性がよさそうに感じます。
レバナス・レバFANG+と比較
次に、人気の投資信託である「iFree レバレッジ FANG+(レバFANG+)」と「iFree レバレッジ NASDAQ100(レバナス)」を「ゴールドプラス」と比較してみます。
ゴルプラ | ゴルナス | レバFANG+ | レバナス | |
---|---|---|---|---|
基準価格 | 24,310円 | 10,000円 | 31,979円 | 27,876円 |
信託報酬 | 0.1991% | 0.2189% | 1.275% | 0.99% |
投信マイレージ | 0.05% | 0.05% | 0.1% | 0.1% |
ゴールドプラスは、他の2つのレバレッジ投資信託に比べて、信託報酬がかなり安いです。
ただ、信託報酬が安くても、リターンが期待できなければ...そこで、リターンも比較です。
リターンはどうなのか?
ゴルナスは運用開始したばかりなので、過去のパフォーマンスと比較することはできませんが、ゴルプラは2年以上運用されているので値動きを比較してみました。
以下は、ゴルプラの運用開始から現在までのチャートです。
レバFANG+ほどのパフォーマンスはありませんが、ゴルプラはレバナスと同等以上のパフォーマンスがあります。
さらに、直近1年のチャートも確認しました。
これらのチャートを見て、レバナスへの投資よりもゴルプラへの投資に気持ちが傾きました。
また、先ほどの「S&P500・NASDAQ100・Gold比較」のチャートを元に考えると、ゴルプラよりもゴルナスの方がパフォーマンスが期待できそうだと感じ、新たに投資を追加することに決めました。
ゴールドプラスの運用状況
最後に、私の「Tracers S&P500ゴールドプラス」と「Tracers NASDAQ100ゴールドプラス」への投資について、備忘録も兼ねて運用状況をまとめます。
2025.01.26時点の状況
ゴルプラ(※Tracers S&P500ゴールドプラス)への投資は、何度か投資額を変更していますが、2024年10月25日から毎日300円~500円の積立投資を行っています。
まだ3か月ほどの運用ですが、現在はプラスで運用中です。
また、先週末から運用を開始したゴルナス(※Tracers NASDAQ100ゴールドプラス)については、他に買いたい株があって資金不足のため「auAMレバレッジ NASDAQ100」を解約して購入する予定です。
とりあえず、解約金も入っていないので「Tracers NASDAQ100ゴールドプラス」へ2万円分だけスポット注文を入れ、今後は以下の積立設定で、ほったらかしで運用していくつもりです。
↑このあと、ポイント獲得と月初積立に気持ちが傾き、月初に1回投資に変更!