在宅勤務を始めたばかりの頃、私は「仕事の効率を上げたい!」と、ノートパソコンに外部ディスプレイを繋げてマルチディスプレイ環境を構築しました。

でも、いざやってみると、私が在宅で使っているパソコンはかれこれ10年以上前の古いモデルなので、画面解像度が低すぎ、文字は小さく、全体的にぼやけ、結局「これで効率が上がるの!?」って感じでサブ画面としての活用が思ったほどできませんでした。
むしろ作業スペースが狭くなってイマイチな状況に...
「これじゃ~、常に画面を開いていても意味がないな。」
そう思ったら、ハッと思ったんです。
そうだ、職場で使ってるノートパソコンも外部ディスプレイにつないでるけど、画面は閉じて使っているじゃないか!って。
そこで、自宅のノートパソコンも「閉じたまま使う」というスタイルに切り替えることにしました。

この記事では、私が「ノートパソコンを閉じたまま使う」ために必要だったもの、そしてWindowsの設定変更などについて、体験談を交えてまとめました。
ノートPCを閉じて使うメリット
ノートパソコンを閉じたまま使うことにして私が感じたのは、デスク周りがスッキリするだけじゃなく、たくさんのメリットがありました。
作業効率向上と目の負担軽減
まず、外付けの大きなモニターに繋いで使うことで、画面がめちゃくちゃ広くなりました。
私は24インチのモニターを使ってるんですが、これだと複数のアプリやウィンドウを同時に並べても見られる情報量が多いから、作業効率が劇的に上がりました。
たとえば、片方の画面で参照する資料を開きながら、もう片方でブログ記事を書いて...なんてことが、ノートパソコンの小さい画面ではムリでしたが、できます。
また、小さい画面で長時間作業してると、どうしても目が疲れたり、肩が凝ったりしてたんですけれど、大画面になったことで、そういったストレスも激減しました。
あ~、快適...
思わず、声が出ちゃいました。
デスクスペースが広くなった
ノートパソコンを閉じる(デスクトップ化する)ことで、デスクスペースを有効活用できるようになりました。
私のパソコン机には、いくつかのノートパソコンを置いてるんですけど、全部の画面を開いてると、それだけでデスクが埋め尽くされちゃうんですよね。
でも、メインで使うPCを閉じてしまえば、その分のスペースが空くわけです。
開いてる状態だと、パソコンの上(キーボードの上)に物を置けなかったんですけど、閉じて使うようになってからは、電子メモとかスマホとか、ちょっとした軽いものを「ちょい置き」できるようになりました。
手が届くところにサッと置けるって、意外と作業効率に響くんですよ。
画面を開いても使える
デスクトップ化しちゃうと、もうノートPCとして持ち運べないんじゃ?って思うかもしれません。
でも、この「閉じたままノートパソコンを使うスタイル」のいいところは、必要な時にパソコンを開いて今まで通り使えることです。
たとえば、気分を変えてリビングのソファーで作業したい時なんかは、サッと外付けディスプレイを外して、持ち出せます。
これは、据え置きのデスクトップパソコンにはない、ノートパソコンの「デスクトップ化」ならではのメリットだと思います。
この柔軟性も魅力的でした。
閉じて使うために必要なもの
閉じたままノートパソコン使う(デスクトップ化)ときに最低限必要なものがあります。
- 外付けマウス
- 外付けキーボード
- 外付けディスプレイ
画面を閉じて使うので、タッチパッドもキーボードも使えなくなるため、マウスとキーボードは必須ですし、画面も見えなくなるので、必須アイテムとなります。
これらのアイテムさえ揃えれば、閉じたままのノートパソコンでも、普段通り操作できるようになります。
デスクトップ化(体験談)
ここからは、実際に私がノートパソコンを閉じて使っている方法を紹介します。
使用するノートパソコンはブログで何度か登場している、もう10年以上前のLenovo G560です。
こいつ、Windows10にアップデートしたりSSD換装したりし、まだバリバリ現役で頑張ってくれています。

ちなみにディスプレイとキーボードは、在宅勤務用に購入したモニターと、キーボードが壊れた時に買ったキーボードを使ってます。


これらの機器を繋げばノートパソコンを閉じたまま使えるでしょ!」って思うじゃないですか?
ところが、そのままじゃ使えないんです。
電源オプションの設定変更
超重要なのが、これ(電源オプションの設定変更)です。
ノートパソコンって基本的に、初期設定では「蓋を閉じると自動的にスリープ状態に入る」ように設定されているんです。
これは省電力のための機能なんですが、このままだと蓋を閉じた瞬間に自動的にスリープモードに入り、外付けディスプレイも真っ暗になっちゃいます。
だから、ノートパソコンを閉じたまま使うには、このスリープに入ってしまう設定を変更する必要があるんです。
ノートパソコンを閉じたまま使うWindowsの設定変更手順
- Windows10の画面左下のWindowsマークÿを右クリックします
- 表示されたリストの中から「電源オプション」を選択します
- 関連設定の「電源の追加設定」を選択します

- 画面の「カバーを閉じたときの動作の選択」を選びます

- カバーを閉じたときの動作をを見ると、たぶん「スリープ」になっていると思うので、これを「何もしない」に変更して、最後に「変更の保存」をクリックします

これで設定は完了です。
設定が終わったら、実際にノートパソコンの蓋を閉じて確認してみてください。

上記のように、ノートパソコンを閉じた状態でもスリープに入らず、外付けディスプレイにデスクトップ画面がちゃんと表示されていれば、設定は成功です。
快適なアイテム選び
では、ノートパソコンを閉じたまま使うときの快適なアイテム選び、体験談を交えて紹介します。
外付けモニター:サイズ感
私は仕事で使うなら、やっぱり24インチくらいのディスプレイサイズが一番よかったです。
最終的に、ディスプレイを2つにしたいと思っているんですが、24インチだとちょうど横に2つ並べることができるサイズ。
小さいディスプレイだと見づらいし、大きすぎると机からはみ出てしまいます。
そのちょうどいいサイズが24インチでした。
あと、モニターを選ぶ時は、接続端子の種類(HDMIとかDisplayPortとか)も、重要です。
自分のノートパソコンの出力端子と合うか、買う前に必ず確認してくださいね。
私は以前、考えず選んで「うわ!このパソコンだと、このケーブルでは繋げない!」ってなった経験もあるので...

外付けキーボード・マウス:機能と見た目
キーボードやマウスって、フィット感や操作性で選ぶのも重要なんですが、机の上に置いた時の「見た目」も意外と重要だと気づきました。
せっかくデスクトップ化して机の上がスッキリしたのに、ケーブルだらけになったら、またごちゃごちゃしたら気分が萎えますからね。
だから、できるならワイヤレスタイプを選ぶと配線がスッキリして、見た目もすごく良くなります。
あとは、デザインや色も、デスクの雰囲気と統一感を持たせると、よりおしゃれな空間になるはず。
私はコスパ重視でキーボードを選んだ結果、オシャレ感ゼロで後悔しています。

あると便利な周辺機器
ノートパソコンを閉じたまま使う際には、他にも「これがあると便利だよ!」っていう周辺機器がいくつかあります。
たとえば「ノートパソコンスタンド」、閉じた状態のノートパソコンを立てて置けるので、さらに卓上スペースを有効活用できますし、見た目もすごくスッキリします。
また、マウスやキーボード、外付けHDDなど、USBで繋ぐ機器ってどんどん増えていきますよね。
そんな時にUSBハブがあれば、ポート不足を解消してくれますし、最近は充電機能付きとか、カードリーダー付きとか、多機能なものもたくさんあるので、一つあると本当に便利です。

デスクトップ化の感想
私がノートパソコンを「閉じて使う」ようになって感じた感想、まとめて終わります。
まず、卓上スペースが本当に有効活用できるようになりました。
ノートパソコンを閉じておくことで、スマホや電子メモ、書類といった軽いものを「ちょい置き」できるスペースが生まれ、作業中の利便性が格段に上がりました。
特に在宅勤務中は、手元に必要なものをすぐに置けるのが、地味だけどめちゃくちゃ助かってます。
さらに、気になっていた熱問題についても心配ありませんでした。
ネット上では「ノートパソコンを閉じたまま使うと熱がこもりやすい」っていう話をよく見たので気になっていましたが、実際に使っていても特に熱くなることはありませんでした。
私のLenovo G560は、動画編集とかゲームみたいなCPUに負荷がかかる作業はほとんどしないので、熱問題は起こりにくいみたいです。
ではまた。
