NISAの長期投資先として、これまで集中投資型のインデックスファンドといえば「FANG+インデックス」が最強だと思い投資してきましたが、その最強を超える可能性を秘めた新顔が「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド」(愛称:メガ10)です。
このファンドは、これまでの集中型ファンドにはなかった「低コスト」と「セクター分散」の要素があり、自分の投資メモとしてまとめることに。

この記事では、メガ10の概要や特徴、私が投資を決めた経緯や理由などをまとめています。
ニッセイ「メガ10」の概要
「メガ10」の正式名称は「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド」で、Solactive US Growth Mega 10 Select Indexの動きに連動する投資を目指し、ざっくりした特徴は以下です。
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 投資対象 | 米国市場のグロース株のうち、時価総額上位10銘柄を厳選 |
| 投資比率 | 等金額(均等ウェイト)で投資し、特定の巨大銘柄に依存しない |
| リバランス | 年4回(3・6・9・12月)、構成比率の調整および銘柄入れ替えがされる |
| 信託報酬 | 0.385%と、集中投資型ファンドとしては低水準 |
| NISA枠 | 成長投資枠のみ対象 |
| 設定日 | 2025年11月4日 |
一言で言えば、低コストで投資できる集中投資型ファンドです。
メガ10とFANG+、M7を比較検証
メガ10を、類似の集中投資戦略を採用する「FANG+」および「M7(マグニフィセント・セブン)」と比較すると、低コストとセクター分散の優位性がわかる。
基本情報の比較
| 項目 | FANG+ | M7 | メガ10 |
|---|---|---|---|
| 信託報酬 | 0.7755% | 0.594% | 0.385% |
| 投資対象銘柄数 | 10社 | 7社 | 10社 |
| NISA枠 | つみたて投資枠・成長投資枠 | 成長投資枠のみ | 成長投資枠のみ |
| 運用開始日 | 2018年01月31日 | 2024年03月22日 | 2025年11月04日 |
構成銘柄とセクター比率の差
メガ10は、ハイテク株一辺倒ではない点が、これまで投資してきた集中投資ファンドと異なる。
特に金融、ヘルスケアといったディフェンシブ要素も持ち合わせる優良グロース株を採用することで、安定性を高めている。
| コード | 銘柄 | FANG+ | M7 | メガ10 | セクター |
|---|---|---|---|---|---|
| META | Meta Platforms | 〇 | 〇 | 〇 | コミュニケーション・サービス |
| AMZN | Amazon | 〇 | 〇 | 〇 | 一般消費財・サービス |
| NFLX | Netflix | 〇 | コミュニケーション・サービス | ||
| GOOGL | Alphabet | 〇 | 〇 | 〇 | コミュニケーション・サービス |
| AAPL | Apple | 〇 | 〇 | 情報技術 | |
| MSFT | Microsoft | 〇 | 〇 | 〇 | 情報技術 |
| NVDA | Nvidia | 〇 | 〇 | 〇 | 情報技術 |
| AVGO | Broadcom | 〇 | 〇 | 情報技術 | |
| CRWD | CrowdStrike | 〇 | 情報技術 | ||
| NOW | ServiceNow | 〇 | 情報技術 | ||
| TSLA | Tesla | 〇 | 〇 | 一般消費財・サービス | |
| LLY | Eli Lilly | 〇 | ヘルスケア | ||
| MA | Mastercard | 〇 | 金融 | ||
| V | Visa | 〇 | 金融 |
この構成から、メガ10は以下の点で他ファンドと一線を画した特徴のあることがわかる。
金融・ヘルスケアの追加:FANG+やM7がIT・通信・消費財に特化しているのに対し、メガ10はEli Lilly(LLY:ヘルスケア)やVisa(V:金融)、Mastercard(MA:金融)を採用し、セクター分散されている。
Apple(AAPL)の不採用:M7とFANG+の主要銘柄であるAppleが不採用になっている。
「メガ10」は、テック株に集中投資するFANG+やM7に対し、信託報酬の低さとセクター分散という武器を持ち、安定感と成長のバランスがあるファンドだと評価できる。
「メガ10」への投資判断
現時点、FANG+やM7に投資している中で、新たに「メガ10」の投資を組み入れたのは、私の懸念を解消する銘柄だったからです。
これまでの集中投資ファンドに対して私が抱いていた懸念は、以下の2点でした。
- コスト:FANG+の信託報酬(0.7755%)は、長期投資のNISAでは少し高い
- セクターの偏り:IT・通信セクターへの極端な集中は、相場が一変した際のリスクが高い
投資を決めた理由
「メガ10」は、
- コスト:信託報酬0.385%という低水準
- セクターの偏り:金融(Visa、Mastercard)やヘルスケア(Eli Lilly)の優良グロース株が組み込まれ、テックセクター集中投資のリスクを抑制
という点で「集中投資の恩恵を得たいが、これ以上のテック株集中投資のリスクは避けたい」という私の投資に合致したファンドだと判断し、投資を決断しました。
実際の投資と今後の観察点
- 投資行動: NISAのつみたて枠で買っていた「iFreeNEXT FANG+インデックス」への積立資金の一部を「メガ10」に回す形で投資を開始した。
- 初回の約定: 月中での決断だったが、幸運にも2025年11月14日に前日比-2.52%という下落局面を捉えて約定(12,000円分)できたのはラッキーだった。以降は、月初(1日)に毎月2万円の積立購入を設定。
今後は、この「コスト差」と「非IT企業の組み入れ」の2点が、これまでのテック株集中ファンドへの投資だけに対して、リターンにどう影響してくるのかを、冷静に観察しながら投資を続けていきたいと思う。
