2024年から始まる新NISA、私は「日経平均高配当利回り株ファンド」へ投資することに決めました。
これまでの旧NISAでは、投資経験も知識も浅く、選んだ投資信託も人気ファンドである「S&P500」「全世界株式」に大きな比率で投資をしてきました。
しかし、旧NISAで積立投資をはじめて3年が経ち、これまでの投資で学んだこともあり、新NISAでは投資するファンドを見直すことにしました。
その見直す投資先の一つが、これまで避けてきた日本株式への投資です。
今年の日経平均株価は、海外投資家による買いの動きや、日本株の割安感、東証がPBR1倍割れ銘柄に対して改善要請したことなどをキッカケに、高配当銘柄を含む割安株に注目が高まり、株価が上昇しました。
実際、日経平均株価は1990年以来、33年ぶりに3万3000円台を回復しています。
そこで、失われた30年からやっと脱却する兆しなのではないかという期待から、新NISAの成長投資枠で投資をすることにしたのが「日経平均高配当利回り株ファンド」です。
この記事では、新NISAの成長投資枠で投資することにした「日経平均高配当利回り株ファンド」について、特徴や私が魅力を感じた点などを紹介します。
私は2024年からの投資は、投資の種類によって証券口座を使い分けて投資をすることにしました。
今回の投資は、新NISAでのコア投資のため「楽天証券」での投資です。
日経平均高配当利回り株ファンドとは
では「日経平均高配当利回り株ファンド」の概要から書いていきたいと思います。
日経平均高配当利回り株ファンドは、三菱UFJアセットマネジメントが運用する投資信託で、その名前からもわかる通り、⽇経平均株価の採⽤銘柄から予想配当利回りの⾼い上位30銘柄に絞り込んで投資するアクティブファンドです。
三菱UFJアセットマネジメントといえば、eMAXIS Slimシリーズなどの人気ファンドを運用しており、その中でも特に人気の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」や「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」には投資している人も多いのではないでしょうか。
そんな、実績のある三菱UFJアセットマネジメントが運用する投資信託の中の一つが「日経平均高配当利回り株ファンド」です。
ただ、アクティブファンドといえば、信託報酬の高さが気になる人も多いでしょう。
信託報酬は平均より低め
通常、アクティブファンドの信託報酬は平均1.56%ほどですが、日経平均高配当利回り株ファンドの信託報酬は0.693%と、かなり低めに設定されています。
この低いコストが魅力の一つです。
また、ファンドの魅力や投資判断の際のポイントとして、信託報酬以外に基準価格や純資産額を気にする方も多いと思います。
基準価額と純資産額の推移
基準価格は2023年に入ってから少しずつ上昇し、特に2023年9月以降は急激に上昇しています。
同様に、純資産額も2023年1月頃は36億でしたが、現在(※2023年12月11日時点)では10倍以上に増加しています。
- 基準価格:16,315円
- 純資産額:445.84億円
最近、私を含め、日本への投資に興味を持つ人が増えているように感じます。
さて、リターンについても見てみましょう。
リターンがオルカン以上?
楽天証券で記載されている2023年12月8日時点の「日経平均高配当利回り株ファンド」のリターンは以下の通りです。
パフォーマンス | 6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 |
---|---|---|---|---|
リターン(年率) | 45.57 | 43.51 | 31.02 | 15.44 |
個人的な感想ですが、かなり高リターンではないでしょうか。
参考までに、投資信託の中で上位人気の投資信託「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のリターンを紹介します。
パフォーマンス | 6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 |
---|---|---|---|---|
S&P500 | 22.47 | 22.68 | 21.41 | 18.28 |
オルカン | 17.33 | 19.43 | 16.92 | 15.07 |
直近の6ヵ月から5年までのすべてで、楽天証券の買付ランキング2位である「オルカン」を、「日経平均高配当利回り株ファンド」のリターンが上回っています。
また、米国株式(S&P500)と比較しても、5年リターンではやや劣りますが、まずまずのパフォーマンスだと感じます。
今後も、このリターンを維持できるかわかりませんが、投資したくなる数値です。
さらに、日経平均高配当利回り株ファンドは配当も魅力の一つです。
分配金は年2回
日経平均高配当利回り株ファンドは、です原則として6・12月にリバランス(組入銘柄の入替えと組入比率の調整)を行い、日経平均株価の採用225銘柄のうち予想配当利回り上位30銘柄を抽出し、投資銘柄の配当収益に相当する分配を目指すファンドです。
このファンドの2019年から現在までの分配金の推移が以下です。
決算日 | 分配金 | 落基準 |
---|---|---|
2023年12月15日 | 270円 | 15,626円 |
2023年06月15日 | 330円 | 13,643円 |
2022年12月15日 | 340円 | 11,634円 |
2022年06月15日 | 280円 | 10,701円 |
2021年12月15日 | 180円 | 9,628円 |
2021年06月15日 | 170円 | 9,447円 |
2020年12月15日 | 190円 | 8,005円 |
2020年06月15日 | 190円 | 7,761円 |
2019年12月16日 | 180円 | 9,893円 |
2019年06月17日 | 160円 | 9,048円 |
信託報酬、リターン、分配金と、どれも私的には魅力を感じ、投資をすることにした「日経平均高配当利回り株ファンド」の投資方法について紹介します。
私の「日経平均高配当利回り株ファンド」投資
「日経平均高配当利回り株ファンド」への投資は、新ISAの成長投資枠を使うことにしました。
新NISAの成長投資枠
私は2024年からの投資は、投資の種類によって証券口座を使い分けて投資をすることにしており、今回はNISA口座での投資のため「楽天証券」です。
楽天はポイント改悪などの話題もありますが、SBI証券と比べて良い点も多く、口座開設だけでもしておくとメリットがあると思います。
幾つか私が楽天証券をつかっていて良いと感じている点を紹介すると、画面の見やすさ(管理のしやすさ)がわかりやすく、初心者にもおすすめです。
また、NISA口座を楽天証券で開設すると無料で読める「おすすめマネー雑誌」や、楽天証券の口座を開設すれば無料でみられる「おすすめマネー本」もおすすめです。
会社四季報がタダで見られた時は、口座開設していてよかったと思いました。
そんな楽天証券で投資設定している内容は以下です。
投資2ヶ月の損益は+5%
投資をはじめて2ヶ月。
運用実績としては、最近の日程平均の上昇もあり5%のプラスです。
新NISAで日本へ投資する理由
では最後に、まとめて終わります。
これまでのNISAで日本への投資を避けてきた理由は、日本経済の停滞による失われた30年がまだまだ続き、失われた40年、失われた50年と、まだまだ続くと感じていたからです。
しかし、今年になって政策の変化や私が勤める会社の経営改善が見え隠れする中、日本経済の長い低迷から脱却する兆しが見え始め、期待感を抱くようになりました。
そこで、新NISAからの投資先選びをはじめました。
ただ、これまで期待していなかった日本、なかなか投資先選びには迷って決まりませんでしたが、やっとその中から自分が投資したいと感じる投資信託がみつかりました。
それが「日経平均高配当利回り株ファンド」です。
一点、希望にかなわなかった点をあげるとすると、つみたて投資枠が使えなかったことです。
ではまた。