この記事は、償還期限があることを見落として買ってしまった「テーマレバレッジ ブロックチェーン2倍」を、あえて売却せずに「満期償還」まで持ち続けるとどうなるのか?という体験談をまとめています。

ビットコイン下落の直撃を受け、売りたくても売れない「休場日の罠」や、マイナス25%超という厳しい運用成績、そして出口を市場に委ねるストレスなど、有期償還ファンドならではの教訓を綴った、備忘録兼「自分への戒め」です。
ブロックチェーン2倍の概要
このファンドは、その名の通りブロックチェーン技術に関連する企業の株価にレバレッジをかけ、日々の値動きの2倍を目指すという、かなり「攻めた」商品。
運用が始まった2021年6月当時は、まさに暗号資産ブームのど真ん中。
エルサルバドルがビットコインを法定通貨に定めたり、米国初のビットコイン先物ETFが上場したり、Facebookが「Meta」に改名したり...とにかく「これからはブロックチェーンの時代だ!」というニュースばかり流れていました。

私もその熱狂に飛びついた一人です。
「これ、持ってるだけで勝てるんじゃね?」って、本気で思ってました。
構成銘柄とセクター
2025年12月時点の最新レポートを見ると、投資対象はコインベースやストラテジー、マイニング用半導体企業、暗号資産決済など、仮想通貨の価格に影響を受ける銘柄ばかり。

ちなみに現在のビットコインは、2025年10月の最高値から半値近くまで下落し、2025年04月ごろの水準まで一気に逆戻りしています。

この「レバレッジ×テーマ株」の破壊力が完全に裏目に出ている状況です。
上がる時は2倍、下がる時も(体感的にはそれ以上の)スピードで削られる...そんなレバレッジの恐ろしさを感じています。
初めての「満期償還」体験談
ここからは実際に、初めて「満期償還」を出口にした、私の体験を紹介します。
私の「戒め」を兼ねて...
償還期限を見落とした代償
正直、このファンドに償還期限(2026年3月27日まで)があること、買うときに完全に見落としていました。
いわゆる「有期償還」のファンドだったんです。
「待っていればいつか上がる」というインデックス投資の感覚でいたのですが、この期限付きルールの前では、放置はただの終了へのカウントダウン。
そんな、2026年2月7日時点の成績がこちら。
- 保有口数:35,368口
- 基準価格:10,477円
- 取得価格:14,138円
- 評価損益:-12,948円(-25.89%)
あと少しでゴール(償還)なのに、しっかり、どっぷりマイナス。
せめて、最初から決まっていた期間まで運用する「満期償還」なら、途中で強制終了する「繰上償還」と違って何かメリットがあるのでは?と考えました。
満期償還の「おトク」が無い!
「満期まで持てば、信託財産留保額(解約手数料)がかからないケースが多い」という地味な光を見つけ、「自分から売却ボタンを押すより、わずかにおトク!」というわずかな光をみつけたのですが...
そもそもこのファンド、最初から手数料なしの設定だったので、メリット、1ミリもなかったです(笑)。
身動きが取れない「休場日の罠」
「もう損切りだ!」と少し前に動こうとしたら、さらなる罠が。
2月のカレンダーを見たら、なんと「休場日」だらけ
2/5、6、9、10、12、13、16、17、18、19、20、26、27と、すべての営業日が休場扱い。

通常なら注文の2営業日後に約定され、その6営業日後に受渡なのですが、ずっと休場となっているので、今から注文しても約定するのは2月26日、受渡は3月6日になってしまう。

「どのみち来月になるなら、いっそ初の満期償還がどうなるか、最後まで放置して体験してやろう!」と、半分やけっぱちでホールドを決めました。
満期目前(一週間前)の状況
いよいよ償還まであと一週間。
現在の状況を整理すると、まさに「まな板の上の鯉」状態です。
- 売却申込:2026年3月23日まで
実は、2月27日から基準価格の変化がなくなっています。

現在、上がっているのか下がっているのかすら全く分かりません。
ただ、前回投稿時の2026年2月7日時点からすると、組み入れ上位銘柄の動きを見る限り、かなり下がっていそうな嫌な予感しかしていません。

ビットコインは2026年2月7日からは少し上がっているが、ほぼ同水準。

出口のタイミングを自分でコントロールできないのは、思っていた以上にストレスです。
3月27日の償還日、この「ブロックチェーン2倍」がどんな最後を遂げるのか。
同じ過ちを繰り返さないためにも、しっかり見届けたいと思います。
