最近、SNSなどで話題の投資信託「iFree レバレッジ FANG+」へ投資をはじめました。
FANG+指数は、米国のビックテック企業10銘柄で構成される指数で、レバレッジをかけない投資(ノンレバ)なら新NISAの「つみたて投資枠」でも投資ができるようになりました。
最初は、構成銘柄に惹かれて新NISAの「つみたて投資枠」で投資をしていましたが、このFANG+指数にレバレッジをかけた投資をできる「iFreeレバレッジ FANG+」というファンドの存在を知り、ノンレバファンドとレバレッジファンドの両方で投資することになりました。
この記事では、SNSで話題のFANG+指数にレバレッジをかけた投資のできるレバファン(iFreeレバレッジ FANG+)について、投資信託の特徴や、私の投資方法、そして投資実績などを紹介します。
私は、2024年からの投資をタイプによって2つの証券口座を使い分けることにしました。
そのため、今回の投資信託はレバレッジ投資なのでSBI証券を使っています。
iFreeレバレッジFANG+
では、FANG+指数にレバレッジをかけて投資のできる「iFreeレバレッジ FANG+」の概要から書いていきます。
投資信託の概要
iFreeレバレッジ FANG+は、FANG+指数に2倍の値動きを目指して運用される投資信託です。
FANG+指数は、Facebook、Amazon、Netflix、Googleの4社に、Apple、Microsoftなどの6社をプラスした、米国のビックテック10銘柄で構成される指数です。
私は新NISAでS&P500、NASDAQ100、そしてFANG+に1:1:1の比率で積立投資を始め、これまで投資をして来なかった「FANG+」に、かなり興味をもっています。
純資産額と信託報酬
iFreeレバレッジ FANG+の運用開始は2020年8月19日からはじまりました。
その頃は、新型コロナウイルスに対するワクチン開発への期待感や経済対策を支えに米国株が堅調に推移してた頃です。
現在、運用3年以上の投資信託になっています。
設定日 | 2020.08.19 |
---|---|
基準価格 | 19,394円 |
純資産額 | 155.53億円 |
信託報酬 | 1.275% |
これまで大好きだった投資信託「レバナス」の信託報酬は1%以下なのでレバナスに比べると少し高めに感じますが、その分のリターンが期待できるかだと思います。
リスクとリターン
そこで、私が投資をはじめた「iFreeレバレッジ FANG+」の運用会社である「大和アセットマネジメント」のシリーズにある米国3指数ファンドで、リスクとリターンを比較してみました。
ファンド | 運用開始 |
---|---|
iFreeレバレッジ S&P500 | 2018.08.31 |
iFreeレバレッジ NASDAQ100 | 2018.10.19 |
iFreeレバレッジ FANG+ | 2020.08.19 |
各ファンドは運用開始が異なるため、一番最後に運用を開始した「iFreeレバレッジ FANG+」に合わせ、2020年08月19日~2024年02月17日の期間でチャート化しました。
このチャートから、FANG+は他の2つの指数(S&P500、NASDAQ100)に比べてボラティリティの高いことがわかります。
2021年末頃までの米国株式市場は、新型コロナワクチンの普及に伴う景気回復や経済対策で堅調に推移してきましたが、2022年に入ると状況は大きく変化しました。
2022年2月にロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始し、資源価格が急騰したことから物価の上昇が起こり、インフレ加速を受けてFRBが大幅な利上げを行いました。
これによって大幅な調整となりました。
直近5年のリターンとリスクを見ると、iFreeレバレッジ FANG+は非常に高いリターンを示していますが、それに伴うリスクも高いことが分かります。
ファンド | リターン | |||
---|---|---|---|---|
6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | |
iFreeレバレッジ S&P500 | 55.38 | 35.76 | 9.90 | 19.28 |
iFreeレバレッジ NASDAQ100 | 85.70 | 78.94 | 6.45 | 30.83 |
iFreeレバレッジ FANG+ | 177.37 | 160.01 | 1.37 | – |
ファンド | リスク | |||
---|---|---|---|---|
6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | |
iFreeレバレッジ S&P500 | 28.10 | 24.41 | 33.23 | 37.62 |
iFreeレバレッジ NASDAQ100 | 38.54 | 33.77 | 44.87 | 45.26 |
iFreeレバレッジ FANG+ | 51.04 | 48.30 | 61.55 | – |
私は過去の「レバナス」投資で、資産を半分近くにまで減らした経験があります。
そのとき以上に覚悟して投資する必要がありそうです。
販売会社
2024年2月17時点で「iFreeレバレッジ FANG+」を取り扱っている証券会社は多くあります。
一部ですが、本ブログで紹介している以下の証券会社であれば、取り扱いがあります。
私は課税投資で使う証券会社を決めているので、SBI証券での投資になります。
ノンレバとも比較
では、少しだけノンレバレッジの投資信託「iFreeNEXT FANG+インデックス」とも比較します。
まず、2024年2月17日時点での信託報酬、純資産額です。
レバレッジあり | レバレッジなし | |
---|---|---|
ファンド名 | iFreeレバレッジ FANG+ |
iFreeNEXT FANG+ インデックス |
設定日 | 2020.08.19 | 2018.01.31 |
基準価額 | 19,394円 | 50,506円 |
純資産額 | 155.53億円 | 1095.05億円 |
信託報酬 | 1.275% | 0.7755% |
買付ランキング | 65位 | 11位 |
インデックスファンド(ノンレバ)に比べ、アクティブファンドの「iFreeレバレッジ FANG+」は信託報酬が若干高いですが、アクティブファンドの平均的な信託報酬は0.9~1.3%といわれているので、平均的な信託報酬の範囲です。
次に、2020年08月19日~2024年02月17日までの期間でのチャートと、直近5年のリターンとリスクを比較します。
ファンド | リターン | |||
---|---|---|---|---|
6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | |
iFreeレバレッジ FANG+ | 177.37 | 160.01 | 1.37 | – |
iFreeNEXTFANG+インデックス | 92.36 | 95.94 | 24.48 | 38.79 |
ファンド | リスク | |||
---|---|---|---|---|
6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | |
iFreeレバレッジ FANG+ | 51.04 | 48.30 | 61.55 | – |
iFreeNEXTFANG+インデックス | 26.69 | 23.90 | 30.29 | 31.41 |
「iFreeレバレッジ FANG+」は高いリターンですが、リスクも高いことが分かります。
また、今回の比較で一点気づいたことがあります。
それは、ノンレバの「iFreeNEXT FANG+インデックス」が、レバレッジ2倍の「iFreeレバレッジ NASDAQ100」よりも小さなリスクで高いリターンを獲得できているということがわかります。
ファンド | シャープレシオ | |||
---|---|---|---|---|
6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | |
iFreeNEXTFANG+インデックス | 2.60 | 2.95 | 0.87 | 1.20 |
iFreeレバレッジ NASDAQ100 | 1.80 | 1.90 | 0.36 | 0.83 |
以下は、2018年10月19日~2024年02月17日までの期間でのチャートと、直近5年のリターンとリスクの比較です。
ファンド | リターン | |||
---|---|---|---|---|
6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | |
iFreeNEXTFANG+インデックス | 92.36 | 95.94 | 24.48 | 38.79 |
iFreeレバレッジ NASDAQ100 | 85.70 | 78.94 | 6.45 | 30.83 |
ファンド | リスク | |||
---|---|---|---|---|
6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | |
iFreeNEXTFANG+インデックス | 26.69 | 23.90 | 30.29 | 31.41 |
iFreeレバレッジ NASDAQ100 | 38.54 | 33.77 | 44.87 | 45.26 |
とはいえ、私はレバナスが好きなので、このまま継続して投資する予定です。
レバレッジ FANG+運用実績
では、長期投資になりそうな「iFreeレバレッジ FANG+」の運用実績を定期的に紹介していこうと思います。
FANG+への投資は、最近よく聞く「マグニフィセント・セブン」への集中投資を考えている人にもピッタリな投資商品だと思います。
マグニフィセント・セブン
マグニフィセント・セブンとは、GAFAM(グーグル ※アルファベット、アップル、フェイスブック ※現メタ・プラットフォームズ、アマゾン、マイクロソフト)と呼ばれる米国のテクノロジー大手5社に、エヌビディアとテスラを加えた7社を指し、その名前は西部劇映画「荒野の七人」に由来しています。
まずは、レバファンへ投資するキッカケとなった話から紹介します。
レバファン投資のキッカケ
「iFreeレバレッジ FANG+」への投資は、2024年1月10日からです。
SNSでの盛り上がりと自分で調べた内容から、魅力的な投資先だと感じて投資を決めました。
最初は、新NISAの「つみたて投資枠」で「iFreeNEXT FANG+インデックス」の投資からはじめ、その後、FANG+にもレバレッジ投資があるのでは?と調べたところ「iFreeレバレッジ FANG+」が見つかり、投資することにしました。
投資は1日300円、1ヶ月で6,000円のツミレバ投資です。
投資1ヶ月目で利益10%越え
投資開始から1ヶ月経過し、投資額は1日350円にアップし、1ヶ月で8,050円の投資を継続中です。
その結果、開始してから右肩上がりでだったこともあり、iFreeレバレッジ FANG+の現時点の損益は+14.78%になっています。
また、楽天証券で投資をしているノンレバFANG+の「iFreeNEXT FANG+インデックス」も、損益が+10.72%と順調です。
レバファンの投資口座
最後に「iFreeレバレッジ FANG+」の投資口座について紹介して終わります。
他の記事でも書いておりますが、私は2024年の新NISA開始から非課税投資と課税投資で使う証券口座をわけて投資をしています。
そのため、今回の「iFreeレバレッジ FANG+」は、SBI証券で投資をしています。
一方、今回の比較にて少し登場したレバレッジなしのノンレバ「iFreeNEXT FANG+インデックス」は、新NISAで投資できる投資信託のため楽天証券の口座で投資をしています。
それぞれの証券口座では以下のような銘柄にも投資をしています。
楽天証券ではコア投資
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- iFreeNEXT FANG+インデックス
- iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
- 日経平均高配当利回り株ファンド
- iFreeNEXT インド株インデックス
SBI証券ではサテライト投資
- ビットコイン(仮想通貨)関連銘柄「BITF」
- 20年超米国債に3倍のレバレッジ「TMF」
- バイオテクノロジー関連指数に3倍のレバレッジ「LABU」
- NASDAQ100へ2倍のレバレッジ「auAMレバレッジ NASDAQ100」
- インド株式へ2倍のレバレッジ「NZAM レバレッジ インド株式2倍ブル」
以上が「iFreeレバレッジ FANG+」の投資口座に関する情報です。
ではまた。