一度は買ったことがないですか?
「〇〇円貯まる貯金箱」
500円玉だけで貯めたら50万円貯まる!とかいう、むかし人気になった商品です。
実際、私もむかし利用していて、何度か銀行に持って行き換金したことがあります。
そんな小銭貯金、現在では損はするが節約(トク)にはならない行動に!
小銭貯金は換金手数料でマイナス
昔はタダで小銭を換金できたのに、最近ではどこの金融機関でも手数料が必要になっています。
その換金手数料、少額硬貨であればあるほどデメリットしかない!
ちなみにどれくらいのお金がとられるのか?を「ゆうちょ銀行の手数料」で紹介します。
ゆうちょ銀行の小銭(硬貨)の換金手数料
今後、変更となる可能性もあるので、最新の情報はゆうちょ銀行のHPで確認してほしいですが、2022年1月8日時点の「ゆうちょ銀行の硬貨の取り扱いにかかる手数料」は以下のようになっています。
ゆうちょ銀行の硬貨の取り扱いにかかる手数料
窓口の場合↓
硬貨枚数 | 料金 |
---|---|
1~50枚 | 無料 |
51~100枚 | 550円 |
101~500枚 | 825円 |
501~1,000枚 | 1,100円 |
※以降500枚毎に550円加算されます
ATMの場合↓
硬貨枚数 | 料金 |
---|---|
1~25枚 | 110円 |
26~50枚 | 220円 |
51~100枚 | 330円 |
窓口に持って行っても51枚以上になれば手数料がかかる!
500円玉での小銭貯金なら まだ我慢できる手数料ですが、1円玉での小銭貯金が多いとマイナス。
1円玉を換金したときの一例
- 1円玉51枚:51円の換金のために550円の手数料
- 1円玉500枚:500円の換金のために825円の手数料
- 1円玉1,000枚:1,000円の換金のために1,100円の手数料
少額硬貨の比率が高ければ高いほど、換金手数料で手元に残るお金がマイナスに...
換金手数料でマイナスになるのなら、いっその事タダで誰かにあげた方がマシ!とも思ったけれど、それすら相手に迷惑がかかる行為...
いまの時代、小銭貯金は時代遅れ!ってことです。
「〇〇円貯まる貯金箱」を買うなら、お札貯金箱にしましょう↓
今後は小銭貯金をやめる生活!
これまでに貯めてしまった「小銭貯金」については後ほど「活用法!」を紹介しますが、まずは今後の生活で小銭を作らないようにするのが重要!
面倒くさがらずに小銭で支払う
私がまだカード払いをする前の話ですが、世の中には支払いするときに小銭を数えるのが面倒くさい!って理由で小銭があるのに使わず、紙幣で毎回支払ってお釣りをもらう人っていますよね。
過去の私がそうです!
そうやって、支払いに使える小銭が財布に入っているにも関わらず、面倒くさがって紙幣で支払ってしまう行動が小銭の増える原因の一つです。
毎回、買い物で紙幣払いをする方、今後は面倒くさがらずに小銭を使うようにしましょう!
小銭を増やさないためカード払い
もし、小銭で支払うのが面倒だな~と思う方、そんな方は「カード払い」にするとイイです。
私も昔は現金払いでしたが、カード払いをするようになってから小銭が減るだけでなく、他にもメリットがたくさんあって、もう現金払いには戻れなくなりました。
メリットの一例を紹介すると、ポイントが貯まる!支払いがスムーズになる!などです。
よかったらこちらの記事も↓
では今後、小銭をなるべく作らない生活をするにしても、貯めてしまった小銭貯金をどうするか?と、1円玉、5円玉、10円玉の使い道に困っている方も多いと思います。
そこで、活用法などを紹介します。
小銭貯金をどうするか?活用法!
最悪、100円玉や500円玉は手数料がかかっても換金すればよいかもしれませんが、さすがに1円玉は...1000枚換金するのに1,100円の手数料を払っていては意味がありません。
そこで、私がいま思い付く限りの小銭貯金の活用法(減らす方法)をご紹介します。
ちなみに、当たり前ですが、違法な方法は除いています。
換金手数料が無料の枚数ずつ換金
まずは、かなり面倒な方法なのでオススメしない方法から紹介します。
ゆうちょ銀行の窓口に小銭を持って行けば「50枚までは無料で換金」することが出来るので、50枚ずつ換金をする!というのが一つ目の活用法です。
ただ、1円玉を50枚持って行っても たったの50円。
もし、小銭貯金で1円玉が1,000枚あるなら20回も繰り返す必要があるので、手間と時間を考えるとオススメな方法ではありません。
では、次。
法律内の枚数で商品購入時に使用
耳にしたことのある人もいるのではないですか?
商品の購入で一度に使える貨幣の枚数が20枚までで、それ以上の枚数で支払う時には相手側(店側)の了解が必要(※相手側は20枚以上のときに拒否できる)ということを。
これは「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」というものがあり、第7条で「貨幣は、額面価格の二十倍までを限り、法貨として通用する。」と規定されているからです。
1,000枚の1円玉なら50回の買い物で使いきれる計算ですが、ただ、この方法も財布に常に小銭をジャラジャラ入れて持ち歩く必要がありますので、とくに「カード払い派」の人からするとオススメではない方法です。
義援金として寄付する
そこで、私が小銭貯金の使い道として良いと思った方法の一つ目がこちら。
義援金として地震などで被災した人々や地域に寄付する
という方法です。
その理由は「義援金には換金手数料がかからない」からです。
すべての金融機関を確認したわけではありませんがゆうちょ銀行の場合、換金手数料の補足事項として「義援金の払込みのみの場合は対象外です。」と、硬貨取扱料金の新設(窓口での取り扱い)のところで記載されている。
ちなみに、ゆうちょ銀行が現在取り扱っている義援金は、以下から確認することが出来ます。
500円玉は別として、1円玉や5円玉などの少額貨幣は、義援金として寄付するのが最もよい活用法だと思います。
新年のお参りにも変化が!
寄付とは少し違いますが、新年ならではのホットな話題。
多くの小銭が集まる場所といえば神社、換金手数料がかかる様になったことで「小銭さい銭拒否」の神社も出てきているらしいです。

神社も集まったお金を金融機関で換金しないといけないから困るとのことです。
コインスターで換金
小銭貯金の使い道として良いと思った2つ目の方法がコインスターで換金することです。
ショッピングモールの一角などに設置されている有料両替機「コインスター」は、銀行やゆうちょでは金額に関係なく枚数に応じて手数料がかかるのに対して、枚数ではなく総額の9.9%が手数料となって換金することができます。
1円玉、5円玉などの少額硬貨が多い小銭貯金の場合、銀行などで換金するよりかなり手数料が抑えられます。
小銭貯金の換金手数料(まとめ)
換金するのに手数料がかかるようになった「小銭貯金」、今後は「現金払い→カード払い」に変更するなどして、極力、小銭を作らない生活をするのが一番です。
ただ過去に貯めた小銭貯金、もし、使うのに困ったり手数料でマイナスになる様であれば、困っている人のために義援金として寄付してはいかがですか?
我が家にも子供の小銭貯金箱と、親の小銭貯金箱に1円玉や5円玉が大量に入っています。
とりあえず、子供のお金は頑張って貯めたお金だから寄付ではなく私が紙幣に換金してあげ、私の手元に集まった少額の小銭は義援金として寄付したいと思います。
ではまた。