暗号資産(仮想通貨)の世界でよく耳にする「半減期」という言葉。
言葉だけ聞くとなんだか難しそうに感じますが、実はとってもシンプルな仕組みです。
過去の歴史を振り返ってみても、ビットコイン(BTC)の価格はこの半減期の前後で大きく動いてきました。
2024年の半減期では、私が運用していた暗号資産関連の米国株「BITF」が株価2倍(ツーバガー)になり、楽天ポイントでコツコツ運用していた「楽天ポイントビットコイン」はなんと3倍(スリーバガー)まで伸びてくれました。

今回の記事では、「半減期ってそもそも何?」という基本から、過去の値動き、そして半減期を経て私のポートフォリオがどう動いたのかまで、2028年の次回イベントに向けた「答え合わせと備忘録」としてまとめてみます。
なぜビットコインには価値があるの?「半減期」の仕組み
ビットコインは、世の中に出回る全体の量が「2,100万枚まで」と最初からプログラムできっちり決められているのが大きな特徴なんです。
約10分に1回のペースで新しいコインが生まれているんですが、2140年頃にはすべてが採掘(発行)され尽くされる予定です。
私たちが普段使っている「円」や「ドル」は、世の中の状況に合わせて国が新しく刷り増しすることがありますよね。でも、ビットコインはプログラムで守られているので、誰かが勝手に枚数を増やして価値を薄めることができません。
「勝手に増えないからこそ、欲しい人が増えれば価値が跳ね上がる」
地球上に存在する量が限られている「金(ゴールド)」をモデルに設計されているからこそ、ビットコインは「デジタルゴールド」と呼ばれ、レアものとしての価値をしっかり保っているんです。
マイナーの報酬が半分になる「4年に1度のお祭り」
では、この希少価値をどうやってずっと守り続けているのでしょうか?
ここで登場するのが、記事のタイトルにもある「半減期」という仕組みです。
半減期とは一言でいうと、マイナー(採掘者)が得られる報酬を半分に減らすことで、新しいビットコインの供給量を抑えて希少価値を保つルールのこと。
ビットコインは、システムを維持(ブロックチェーンに記録するための計算処理)してくれた人(マイナー)に報酬として新しいコインが配られる仕組みになっています。この報酬を約4年に一度の周期で「半分」にガツンと落としていくことで、市場にいきなりコインがあふれ返らないようにコントロールしているんです。
これまでの報酬の減り方を振り返ってみても、こんな感じで段階的に減ってきました。
- 2009年1月(スタート時):50BTC
- 2012年(1回目の半減期):25BTCに減少
- 2016年(2回目の半減期):12.5BTCに減少
- 2020年(3回目の半減期):6.25BTCに減少
- 2024年(4回目の半減期):3.125BTCに減少予定
カウントダウンサイトを眺めながら「いよいよ来るぞ……!」とカウントダウンを迎える瞬間は、4年に一度のお祭りみたいなワクワク感があります。
ビットコイン半減カウントダウンライブ (watcher.guru)
上記のページは、新しいブロックが採掘されるたびに予測が自動的に更新され、半減期に近づけば近づくほど正確になるとのことです。
過去の半減期から見える「買い時」のクセ
ビットコイン(BTC)が誕生した2009年1月からこれまで3回の半減期が訪れていますが、値動きを観察してみると、値動きにはある「パターン(アノマリー)」が浮かび上がってきます。
1回目(2012年11月):まだ知る人ぞ知る存在だった頃
マイニング報酬が25BTCに減った最初の半減期。
この頃はまだビットコイン自体の知名度が低く、取引(保有)する人も少なかったため、イベント前後に大きな値動きはありませんでした。
2回目(2016年7月):半減期から1年で価格が約5倍へ
報酬が12.5 BTCになった2回目。
このあたりから世の中の注目度が上がり、相場の「クセ」が見えるようになりました。
- 半減期の約1ヶ月半前(2016年5月頃):じわじわ買われ始める
- 半減期の直前(2016年6月末):大口投資家による利益確定で大きく調整
- 半減期から約4ヶ月後:ここからエンジンがかかり、本格上昇し始める
- 約1年後:約6万6,000円から約31万(BTC/JPY)へ、一気に約5倍まで跳ね上がった
3回目(2020年5月):ショック安を乗り越えて約6倍へ
報酬が6.25BTCへ減った3回目。
直前の2020年3月に新型コロナウイルスの影響(コロナショック)で急落するものの、5月の半減期に向けて見事に復活。直後こそ静かだったものの、やっぱり4ヶ月ほど経った頃から本格的な上昇トレンドへ突入しました。
過去最高値(前回の半減期の最高値)を更新してからの勢いはすさまじく、約1年後の2021年4月には約99万円から約600万円(約6倍)まで一気に駆け上がっていきました。

4回目の半減期(2024年4月)の答え合わせ
「半減期の1ヶ月半前から買われ始め、終わってから4ヶ月後に本格的に上がり出す」
このアノマリーを前提にするなら、2024年は2月頃から動いて8〜9月頃に本格的な波が来る……という予想が立てられます。
「過去と同じなら1年後には現在の価格の5倍になる可能性がある!」と胸を膨らませ、私のリアルな追跡記録をまとめていきます。
半減期の直前(2024年は2月頃):アノマリー再現!
今回の半減期でもアノマリー通り、直前に向けて大きく上昇しました。
直前の2024年3月時点でBTC価格は約930万円。

過去の値動きと同様に上昇すると仮定すれば、「2025年4月のビットコイン価格は5倍計算で約900万円から約4,500万円になる」という計算です。
半減期から7ヶ月後(2024年11月):関連株が上昇!
予定通り2024年4月20日に半減期を迎えました。
直後は「今回は大幅な上昇は期待できない!」という慎重論から「過去同様に大きく上昇する!」という楽観論まで様々な情報が飛び交いましたが、私は過去のパターンを信じて関連銘柄を仕込んで待つことに。
すると予想通り、今回も半減期から4ヶ月が過ぎた9月頃から本格的な上昇トレンドへ突入!

じっと耐えて仕込んでおいたおかげで、保有銘柄が見事な含み益を生み出してくれました。
- リミックスポイント
- メタプラネット
- ビットファームズ
- ビット・デジタル
- ハイブ・デジタル・テクノロジーズ
- コインベース2倍レバレッジETF
半減期から8ヶ月後(2024年12月):10万ドル突破とFOMC後の急落
ついに10万ドル(約1,520万円)の大台を突破!

特に11月からの上昇は、次期大統領であるトランプ氏が暗号資産に対して積極的な姿勢を示している影響が大きいと感じました。
さらに、NASDAQ100の構成銘柄に暗号資産関連銘柄である「マイクロストラテジー(MSTR)」が新たに加わったことも強烈な追い風に。これを受けて、関連株への投資をさらに増やしていきました。

FOMC後の不意打ち急落と買い増し
ビットコインは1,663万円(約108,000ドル)付近まで上昇して史上最高値を更新。
もう「10万ドルを大きく割ることはないだろう」と少し油断した時こそ危険でした。
FOMCを前にリスクオフのムードが強まり、FOMCで「来年の利下げ見通しを4回から2回へ半減」と発表されたことで米国金利が急上昇。米国3指数とともにビットコインも一気に急落しました。

最高値から一時1,448万円(約92,000ドル)付近まで落とされ、97,000ドル付近で揉み合う展開に。タイミング的には少し早かったものの、私は10万ドルを割り込んだタイミングを絶好の買い場と捉え、以下の銘柄を拾いました。
「次の大きな上昇波は、大統領就任以降にやってくるはず」と見据えての立ち回りです。
2025年初頭:乱高下と「26%急落」の試練
一時的に9万ドルを割り込んだ局面もありましたが、そこが結果的に「最後の買い場」となり、再び10万ドル台を回復。大統領就任式を直前に控え、私が投資していた関連株はすべてプラ転(プラス転換)を達成しました。
■楽天証券(NISA口座)
- リミックスポイント(3825) ※ツーバガー達成中
- 世カエル
- マイクロストラテジー(MSTR)
- ビット・デジタル(BTBT)
- マラ・ホールディングス(MARA)
■SBI証券(特定口座)
- メタプラネット(3350) ※シックスバガー達成中
- CONL
- MSTU
期待からの「約26%急落」と利益確定の反省
トランプ大統領の就任で「本格的な暗号資産バブルが始まる!」と誰もが胸を躍らせていましたが、実際には仮想通貨政策に関する具体的なニュースはほとんどなく、相場は一気に冷や水が浴びせられる形に。
トランプ氏の関税計画への警戒感に加え、暗号資産取引所Bybit(バイビット)から15億ドル相当のイーサリアムが盗まれる事件まで発生し、たった一週間で1万ドル以上も下落する事態となりました。

一時は8万ドルを割り込み、最高値の10万8,000ドル超から約26%も急落。まさにジェットコースターのような値動きに翻弄され、「欲をかかずにピークでしっかり利確しておけば……」と後悔が残る経験となりました。
次回(2028年)に向けた私の投資戦略
ここからは、今回の2024年半減期を通じて実感したリアルな経験をもとに、次回の第5回半減期(2028年予定)に向けた「戦略メモ」として記録しておきます。
次回まではまだ時間があるので相場状況に合わせて順次書き換えていきますが、アノマリー通りに動いた今回の実績を踏まえると、2028年の半減期に向けた基本的な立ち回りは以下のようになると考えています。
- 仕込みの時期:アノマリー通り、半減期の「半年〜1ヶ月半前」を意識してコツコツ準備
- 本格上昇の時期:アノマリー通り、半減期通過後「4ヶ月目」からのビッグウェーブに乗る
- 売り時のルール:上昇後は必ずどこかで大きく下がる場面がやってくるため、欲張らず一旦しっかりと利確を進める
ビットコインや関連株は波が大きいからこそ、相場が盛り上がる前の「事前の準備」と「自分なりのルール作り」が欠かせません。
2028年の次回イベントに向けて、これからも定期的にこの記事やブログを更新しながら、じっくりと相場の観察を続けていきたいと思います。
