投資を始める際、証券口座や銀行口座の開設について、どの証券会社や銀行を選べば良いか迷うことはありませんか?
私も投資を始めた当初は、人気の口座や口座開設時のキャッシュバックの多さで選んでいました。
しかし、人気やキャッシュバックだけで選んだ口座は、資産が少ない私には十分な優遇が受けられず、使い勝手が悪くて結局は利用しなくなりました。
この経験から、銀行口座を開設する際には、自分がその口座をどのように利用するのかをよく考え、その利用目的に対して使い勝手が良いかどうかを重視するようになりました。
その結果、私が現在メインで利用している銀行口座は、使い勝手の良さを優先し、グループ企業と連携して活用することに落ち着きました。
ちなみに、私が投資で使う証券口座は2つあり、一つは楽天証券なので楽天銀行と連携しています。
そしてもう一つはSBI証券で、こちらはSBI新生銀行と連携しています。
ただ、SBI証券の場合、SBI新生銀行と住信SBIネット銀行の2つの銀行が選択肢としてあります。
実際、私は「SBI新生銀行」と「住信SBIネット銀行」の両方で口座を開設し、どちらの銀行とSBI証券を連携させるか迷いましたが、最終的に「SBI新生銀行」との連携にメリットを感じたため、こちらを選びました。
もちろん、メリットを感じるポイントは人それぞれ異なると思います。
そこで、
この記事では、SBI証券と連携できる2つの銀行(住信SBIネット銀行、SBI新生銀行)の違いについてと、私が「SBI新生銀行」を選んだ理由をまとめています。
SBI証券と連携させる銀行に迷われている方、本記事が少しでも参考になれば幸いです。
SBI証券と連携できる2つの銀行
では、SBI証券と連携できる「SBI新生銀行」「住信SBIネット銀行」の二行について、SBI証券と連携した想定で比較したいと思います。
比較は、大きく「上位の会員ランク獲得のし易さ」「サービス利用料の優遇」「預金・投資の優遇」「利用状況に応じた還元を比較」の4つのポイントに分けて行います。
※2024年8月13日時点の情報
上位の会員ランク獲得のし易さ
ネット銀行の使い勝手や優遇サービスは、利用時のランク(会員レベル)に大きく影響されます。
ランクが上がると、より魅力的なサービスを受けられるようになりますが、上位ランクを達成するにはそれ相応の条件をクリアする必要があります。
SBI新生銀行 (ダイヤモンド) |
住信SBIネット銀行 (ランク4) |
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ランク獲得(判定)条件 | 条件達成例① 預入資産の残高 |
所定投資商品の年間判定残高 2,000万円以上 |
スマート認証NEO利用 + 外貨預金と仕組預金の月末合計 500万円以上 |
条件達成例② 取引金額 |
対象商品のお取引金額 1,000万円以上 |
スマート認証NEO利用 + 外貨預金+仕組預金の月末合計 300万円以上 + 住宅 または 資産形成ローン 月末残高あり |
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条件達成例③ その他 |
SBI証券とSBI新生コネクト の設定 |
プラチナデビットカードや ミライノカード Travelers Goldの契約など |
SBI証券で口座を開設している場合、「SBI新生銀行の条件達成例③」である「SBI新生コネクトの設定」が最も達成しやすいでしょう。
私のような資産が少ない普通の会社員でも、最上位ランクで利用することが可能です。
ただし、上位ランクを達成するのが容易でも、提供サービスに魅力がなければ意味がありません。
サービス利用料の優遇比較
次に、各種手数料の優遇について比較してみましょう。
優遇サービス | SBI新生銀行 (ダイヤモンド) |
住信SBIネット銀行 (ランク4) |
---|---|---|
振込手数料(他行) | 月10回無料 | 月20回無料 |
ATM利用手数料 | セブン銀行ATMなどで 回数制限なく0円 |
月20回無料 |
どちらの銀行も手数料無料回数が十分にありますが、私は小額の出し入れを頻繁に行うため、SBI新生銀行に魅力を感じました。
預金・投資の優遇比較
次に、預金の金利や外貨を扱う際の為替手数料の優遇について比較してみます。
優遇サービス | SBI新生銀行 (ダイヤモンド) |
住信SBIネット銀行 (ランク4) |
---|---|---|
円普通預金(金利) | 0.30% | 0.02% ※SBIハイブリッド預金で0.03% |
為替手数料(米ドル) | 片道6銭 | 片道6銭 |
どちらの銀行も同等水準ですが、若干、SBI新生銀行の方が金利面で優遇されています。
利用状況に応じた還元を比較
最後に、利用状況に応じたポイントやキャッシュの還元について比較してみます。
優遇サービス | SBI新生銀行 (ダイヤモンド) |
住信SBIネット銀行 (ランク4) |
---|---|---|
プログラム名 | キャッシュプレゼントプログラム | スマートプログラム |
還元方法 | キャッシュ(現金) | ポイント |
対象取引 |
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月間最大で比較すると、SBI新生銀行は1,110円、住信SBIネット銀行は255ポイント(1ポイント1円で現金に交換可能)となり、SBI新生銀行の方が還元が多い。
さらに、SBI新生銀行は総合口座パワーフレックス円普通預金口座に入金される点も良い。
利用の仕方によるが、私の場合であればミライノカードの利用や給与受取・年金受取・定額自動入金などもないため、SBI新生銀行が魅力的です。
4つのポイントから、結果的に私は「SBI新生銀行」で口座を開設しました。
もし証券口座選びに迷っている方、SBI証券はネット証券№1の人気で、SBI証券のサイトから「SBI新生銀行」や「住信SBIネット銀行」の開設申し込みも可能なので、興味があれば。
ではまた。