日本株で投資に失敗!
米国株で少し盛り返し!
将来はインドで資産倍増!
と、そんなことを夢見てインド投資を始めました。

本記事では「インド投資の魅力」「インドへ投資する方法」などを紹介しています。
インド投資する私の備忘録も兼ねていますので、記事は随時更新しています。
なぜインドへの投資なのか?
まずは簡単に「なぜ、いまインド投資なのか?」について書きます。
2023年に人口世界一位になる予定
一番大きな理由は、私の海外投資入門本「お金が増える 米国株超楽ちん投資術」に書いてあった「人口増加は経済発展の要素の一つ」という一文からです。
現時点では中国が人口世界一の国ですが、今年(※2023年)のどこかで中国を抜き、インドが世界で最も人口の多い国になる予定です。

インド以外の国で人口増加している国は、2019年の情報ですが以下です。
2019年から2050年にかけ、最も大幅な人口増加が起きると見られるのはインド、ナイジェリア、パキスタン、コンゴ民主共和国、エチオピア、タンザニア連合共和国、インドネシア、エジプト、米国(予測される人口増が多い順)の9カ国です。
経済の発展する条件のすべてが「人口」というわけではありませんが、日本・中国などの人口が減っている国へ投資をするより、米国・インドといった人口の増加する国へ投資した方が、経済成長する可能性がると思います。
日本と中国の人口について
- 日本の人口は減少傾向。
- 中国についても、1979年から導入していた人口抑制策「一人っ子政策」を2015年に廃止したが、出生数の減少が続き、近く人口減少に転じるとの予測が出ている。
また人口増加だけでなく人口構成も注目です。
インドの2022年時点の平均年齢(中央値)は27.9歳と若く、生産や消費の担い手である年齢の人口(※15歳から64歳)が、この先2050年ごろまで増加すると予想されています。
ちなみに中国の平均年齢(中央値)は38.5歳、日本は48.7歳です。
アラフィフ世代の私が平均年齢(中央値)...この先がかなり不安です。
若い年代の労働人口増加により賃金収入の増加、個人消費の拡大という好循環が続く予想のこれからのインド(2020年~2055年)は、過去の日本(1965~2000年)や現在の中国(1995年~2030年)のように更なる経済成長を期待できます。
これがインド投資を考えた理由の一つです。
メイク・イン・インディア政策
そして2つ目が、インドの政策です。
一般的に国の産業構造は第一次産業(農業)から第二次産業(工業・製造業)へ、そして最後に第三次産業(サービス業)へと成長し雇用が移行するが、インドは欧米向けのITサービス(第三次産業)輸出国として発展してきました。
現在、インド政府は「メイク・イン・インディア(インドでものづくりを)」をスローガンに掲げ、インドを世界の製造・輸出拠点にすべく、製造拠点の誘致を図るなどして製造業の発展に力を入れています。
アップル(※iPhone)の製造拠点を一部、中国からインドに移すニュースは記憶に新しいです。

GDPに占める製造業の割合を15%から25%に引き上げる目標を掲げることで、新たな雇用の創出、貿易赤字の縮小、輸出が拡大し、インド経済の発展に寄与しています。
そんなインドへ投資するには、どのようにすれば良いのか?
インドへ投資する方法とは?
残念ながら、日本からインド株式市場に上場しているインド株式を直接購入することはできません。
理由は「政府による規制」「金融システムの整備」などのようです。
しかし、インド株式へ投資する方法がないわけではありません。
その方法が以下の3つです。
- ADR(米国預託証券)
- 投資信託
- ETF
ADRとは
American Depositary Receipt の略で、日本語では米国預託証券のこと。
米国以外の国で設立された企業が発行した株式を裏づけとして米国で発行される有価証券のことで厳密には株式とは言えないが、裏づけとなる株式から生じる経済的権利の全てを含む有価証券であるため、株式を保有するのとほぼ同じものである投資信託とは
投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品のことである
ETFとは
Exchange Traded Fund の略で、日本語では上場投資信託のこと。
特徴は、株価指数など特定の指標への連動を目指す投資信託であり、かつ、上場しているため株式のように売買できる
では実際にどんな銘柄の投資商品があるのか?を一部紹介します。
ADR(米国預託証券)の銘柄
まずは、私も買っているADR(米国預託証券)の投資です。
私の使っているネット証券(※SBI証券、楽天証券)では、2つ合わせて以下の銘柄があります。
銘柄名 | 市場 | 会社概要 |
---|---|---|
HDB:HDFC銀行 | NYSE | 企業や中高所得者向け金融サービスに重点するインド中央銀行から分離独立した商業銀行 |
IBN:ICICI 銀行 | NYSE | 投資銀行、生損保等のサービスも展開するインド国内2位の商業銀行 |
INFY:インフォシス テクノロジー | NYSE | インドの大手ソフトウェア受託開発企業 |
RDY:ドクターレディー | NYSE | 多くの特許を持ち製品を世界中に輸出するインドの代表的製薬メーカー |
SIFY:シフィ・テクノロジーズ | NASDAQ | ポータルサイト運営、Eコマース、ネットカフェ、ケーブルTVなどのインドの代表的ネット企業 |
TTM:タタ モータース | NYSE | 商用車で高シェアを誇るインドの自動車メーカー |
VEDL:ベダンタ | NYSE | 石油や鉄鉱石などの開発を世界的に手掛けるインドの総合資源会社 |
WIT:ウィプロ | NYSE | インドを代表する総合ITサービス及びコンピュータ関連技術企業 |
WNS:WNSホールディングス | NYSE | データ・音声・ビジネス・トランスフォーメーションサービスを提供する会社 |
5番目に紹介した「シフィ・テクノロジーズ」は、私も投資した銘柄です。
投資信託のファンド
続いては投資信託によるインド投資です。
楽天証券で投資できるファンドは現在44銘柄あり、買い付けランキング上位の5銘柄は以下です。
ファンド(銘柄) | 基準価額 | 管理費用 | 純資産 (億円) | 買付 ランキング |
---|---|---|---|---|
新生・UTIインドファンド | 29,922円 | 1.954% | 422.29 | 62位 |
iTrustインド株式 | 14,694円 | 1.4998% | 49.65 | 94位 |
イーストスプリング・インド消費関連ファンド | 15,986円 | 1.9497% | 352.03 | 99位 |
高成長インド・中型株式ファンド | 9,928円 | 2.0505% | 817.55 | 112位 |
イーストスプリング・インド株式オープン | 21,313円 | 1.9497% | 864.26 | 170位 |
SBI証券で投資できるファンドは現在55銘柄あり、販売金額ランキング上位の5銘柄は以下です。
ファンド(銘柄) | 基準価額 | 管理費用 | 純資産 (億円) | 買付 ランキング |
---|---|---|---|---|
イーストスプリング・インド・コア株式ファンド | 9,542円 | 0.9905% | 25.77 | 32位 |
新生・UTIインドファンド | 29,922円 | 1.954% | 422.29 | 59位 |
高成長インド・中型株式ファンド | 9,928円 | 2.0505% | 817.55 | 107位 |
iTrustインド株式 | 14,694円 | 1.4998% | 49.65 | 137位 |
イーストスプリング・インド消費関連ファンド | 15,986円 | 1.9497% | 352.03 | 142位 |
ちなみに、インドへ投資できるファンドの信託報酬は平均1.5%~2%が一般的でしたが、信託報酬が1%以下という他に比べてかなり信託報酬の低い投資信託が販売されました。
SBI証券で購入できる「イーストスプリング・インド・コア株式ファンド」です。
さきほど、SBI証券で投資できるファンドの販売金額ランキング上位の5銘柄のトップで紹介したファンドで、愛称は「+αインド」です。
まだ誕生したばかり(※2022/07/29)の投資信託ですが、私はさっそく購入しました↓

また、同じシリーズで「ベトナム」への投資ができるファンドもあり、こちらも信託報酬は最安なので「+αインド」と合わせて「+αベトナム」を積立投資しています。

ちなみにインドだけに投資できる投資信託で「つみたてNISA」「iDeCo」で投資できるファンドはありませんので、もし「つみたてNISA」「iDeCo」でインドに投資をしたいときには「全世界」又は「新興国」の投資信託を購入する必要があります。


③ETF(上場投資信託)で購入
最後のインドへ投資できる方法がETFです。
楽天証券で投資できる銘柄を紹介すると、以下の8つです。
銘柄名 | 市場 |
---|---|
02836:iシェアーズS&P BSEセンセックス・インディア・インデックスETF | 香港 |
03015:db xトラッカーズ ニフティ50 UCITS ETF | 香港 |
1678:NEXT FUNDS インド株式指数・S&P CNX Nifty連動型上場投信 | 東証 |
INDI:iシェアーズ MSCI インディア | シンガポール |
LINR:リクソーETF MSCI インディア | シンガポール |
EPI:ウィズダムツリー インド株収益ファンド | NYSEArca |
SCIF:マーケット ベクトル インド小型株 ETF | NYSEArca |
INDL:Direxion デイリー MSCI インド株 ブル2倍 ETF | NYSEArca |
GLIN:ヴァンエック・ベクトル・インド小型株ETF | NYSEArca |
現時点ではETFをまだ購入していませんが、いづれは購入する予定です。
最後に
インドは、中長期的に見れば成長のポテンシャルが高い投資だと思っています。
私は最初はADRにて「SIFY」に投資をしていましたが、個別株での投資では資金的に苦しいと思い、投資信託で最近は投資を行っています。

ではまた。