全世界に分散投資できる「オールカントリー(オルカン)」は、多くの投資家に人気の王道。
手軽に世界中へ投資できるのが魅力の投資信託ですよね。
でも、投資していると「本当に自分に合っているのか?」と思うときがある。
投資したくない国が入っていたり、比率が自分の理想とズレていたり...そんなモヤモヤが積み重なり、私は新NISAではオルカンを外すことにしました。

この記事では、新NISAでオルカンを外した理由と、代わりに選んだ「Myオルカン」について書いています。
オルカンの魅力と物足りなさ
オルカンの一番の魅力は、手軽に全世界へ分散投資できることです。
個別の国や企業を選ばなくても、世界中にバランスよく投資できるのは安心感があります。
でも、手軽に投資できる分「自分のこだわり」を反映するのは難しい。
- 投資したくない国があっても除外できない
- 投資国の比率を増減させたくても調整できない
私はここが気になりました。
特に、投資を増やしたい「インド」の比率が低く、逆に比率を下げたい「米国」「中国」の比率が大きいのが引っかかったんです。
そこで、私は新NISAではオルカン投資をやめることにしました。
私がオルカンをやめる理由
一番の理由は、投資対象国の比率です。
私は今の「つみたてNISA」で、以下の3つに投資しています。
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
最初は月に1万円から投資をスタートし、途中で満額(33,333円)まで増額。
3年続けて、トータルで約19%の利益が出ています。
このまま現行NISAの分は売らずに20年間放置する予定ですが、新NISAではオルカンを外すことにしました。
その理由は、
- S&P500とオルカンの両方を持つと、アメリカ比率が高くなりすぎる(オルカンの米国比率は50%以上)
- 投資を増やしたいインドの比率が低いのに対し、減らしたい中国の比率が高め
そこで、私は自分で「オルカンっぽい」ポートフォリオを作ることに。
「Myオルカン(My All Country)」 です。
Myオールカントリー投資
現行NISAでは、自分が投資したい国と実際の投資配分にズレを感じる部分があり、思い切って大幅に見直すことにしました。
見直しのポイント
まず気になったのは、アメリカへの投資比率の高さです。
すでに「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に投資しているにも関わらず、「オルカン」にも投資していたことで、かなり米国に偏っていました。
また、新興国への投資についても考え直しました。
オルカンの新興国比率が低いため、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」を追加しましたが、最近はこれも中途半端に感じるように。
さらに、これまであまり注目してこなかった「日本」への投資も考えるようになりました。
そこで、新NISAでは自分なりに投資信託を組み合わせた「Myオルカン」で投資することに。
私が選んだファンド
今後、考えが変わるかもしれませんが、一旦以下の5つのファンドを選びました。
- iFreeNEXT FANG+インデックス
- iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- iFreeNEXT インド株インデックス
- 日経平均高配当利回り株ファンド
すべて均等に積み立てることで、米国3:日本1:新興国1 の比率になります。
米国投資はリターンアップ狙い
アメリカへの投資として、以下の3つのファンドを選びました。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- iFreeNEXT FANG+インデックス
- iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
S&P500は現行NISAの実績から、手堅いリターンが期待できるため、新NISAでも継続投資。
ただ、これだけでは物足りなかったので、より高いリターンを狙うために「NASDAQ100」と「FANG+」を組み入れました。
- NASDAQ100:レバナス運用の経験から長期的に高いリターンが期待できると判断
- FANG+:高いリターンが話題となっているので、お試しでチョイス
また、NASDAQ100で「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」を選んだ理由は、楽天証券のNISA「成長投資枠」で「毎日積立」ができるだからです。
SBI証券でNISA口座を開設していたなら他にも「<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド」や「eMAXIS NASDAQ100インデックス」があるので、より低コストのものを選んでいたかもしれません。
新興国投資はインド一択
新興国への投資として選んだのは「iFreeNEXT インド株インデックス」です。
本当は「インド、インドネシア、ベトナム」へ分散投資したかったのですが、楽天証券では現在私がSBI証券で投資している「プラスαシリーズ(インド、インドネシア、ベトナム)」が取り扱われていなかったため、インドのみの投資に。
信託報酬の低い「iFreeNEXT インド株インデックス」を選びました。
- iTrust インド株式:信託報酬0.9828%
- iFreeNEXT インド株インデックス:信託報酬0.473%
今後、楽天証券でインドネシアやベトナム向けのファンドが充実すれば、見直す予定です。
日本投資は初の高配当ファンド
日本への投資として選んだのは、「日経平均高配当利回り株ファンド」です。
このファンドは、高配当企業に投資し、年2回のリバランスで安定した収益を目指しています。
信託報酬率が年率0.693%と比較的低めなのも魅力を感じたところです。
妻も新NISAではオルカン外し
私のファンド見直しを話したところ、オルカン好きだった妻もオルカンを外すことに。
妻が選んだファンドはこちらです。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
リスクを抑えつつ、リターンを上げるためにNASDAQ100を組み入れました。
FANG+はリスクが高すぎるとのことで、結果的に先進国へ全振りする形になりました。
新NISAの投資(まとめ)
定年までの期間を考えると、私も妻も50歳なので、あと10年が残されています。
毎月5万円を投資すれば年間60万円、10年間で600万円です。
1800万円の投資枠をすべて埋めるのは難しそうですが、最大限活用して投資をしたいと思います。
一方、息子は20代、30年後も50歳の現役バリバリです。
年間60万円の投資を続ければ、新NISAの1800万円の枠をしっかり活用できます。
来月、息子の投資についても少しサポートする予定です。
ではまた。