GS 日本株・プラス(通貨分散コース)は買ってはダメな投資信託か?

GS 日本株・プラス 投資信託
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SBI証券で分配金利回りが40%近い値で表示されている「GS 日本株・プラス(通貨分散コース)」という投資信託がありました。

GS 日本株・プラス(通貨分散コース)の直近分配金利回り

少し前にはじめたトルコリラ投資の時にも書いたが、うまい話には裏がある!というのが一般的です。

今回の「GS 日本株・プラス(通貨分散コース)」も買ってはいけない投資信託?危険な匂いがプンプンする投資信託?のように思える分配金利回りです。

一括投資で元金が2倍になる期間を簡単に計算できる72の法則を使って計算すると、72÷39.6=1.8181…と、約2年で倍になる計算です。

かなりリスクを感じる投資信託ですが、最近は積立投資ばかりで退屈...スリルを求めて投資をすることにしました。

この記事では、たまたま目に入った分配金利回り40%近い投資信託「GS 日本株・プラス(通貨分散コース)」について、ファンドの内容、投資してはいけない投資信託なのか、私の投資方法などをまとめました。

ちなみに、今回の投資信託は私の中ではサテライト投資なので、SBI証券で投資をします。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

では、ファンドの内容から書いていきます。

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GS 日本株・プラスとは

GS 日本株・プラスはゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが運用する投資信託で、TOPIX(東証株価指数)との連動性を維持しながら長期的に上回る運用成果を目指すファンドです。

また、同時に為替取引を活用して分散投資(※コースは2種類から選択)を行い、内外短期金利差による収益も獲得して長期的な成長も目標に掲げて運用しています。

では、ファンドの特徴であるTOPIXとの連動性から書いていきます。

現時点で最新の目論見書(2024.2.10)の内容で株式上位の銘柄は以下となっています。

(※赤字はコース共通銘柄)

通貨分散コース 米ドルコース
銘柄名 業種 比率 銘柄名 業種 比率
1 トヨタ自動車 輸送用機器 2.4% 三菱商事 卸売業 2.3%
2 東京海上HLDG 保険業 2.2% 本田技研工業 輸送用機器 2.2%
3 本田技研工業 輸送用機器 2.1% アステラス製薬 医薬品 1.8%
4 日本電信電話 情報・通信業 1.7% 日本たばこ産業 食料品 1.8%
5 オリックス その他金融業 1.6% 三菱電機 電気機器 1.7%
6 みずほFG 銀行業 1.5% 富士通 電気機器 1.6%
7 SCREEN HLDG 電気機器 1.5% トヨタ自動車 輸送用機器 1.6%
8 大塚HLDG 医薬品 1.5% キヤノン 電気機器 1.6%
9 東京エレクトロン 電気機器 1.5% 大塚HLDG 医薬品 1.6%
10 日本製鉄 鉄鋼 1.5% 三菱UFJ FG 銀行業 1.6%

各銘柄の株価は、直近2年だと以下の様に推移しています。

GS 日本株・プラス(通貨分散コース)のTOPIX上位銘柄の値動き

GS 日本株・プラス(通貨分散コース)のTOPIX上位銘柄の値動き

GS 日本株・プラス(米ドルコース)のTOPIX上位銘柄の値動き

各コースにはそれぞれ私の好きな銘柄が上位になっているので、選ぶのを迷います。

そこで、もう一つの特徴「為替取引」です。

選べる2種類の通貨コース

GS 日本株・プラスには2つのコース「通貨分散コース」と「米ドルコース」があります。

通貨分散コースは、日本円を売り、複数の通貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、カナダ・ドル、豪ドル、ニュージーランド・ドル)を均等配分で買うコースで、毎月の決算時(毎月10日)に収益分配を行う毎月分配型の投資信託になります。

GS 日本株・プラス(通貨分散コース)の為替配分

もう一つのコースは米ドルコースで、日本円を売り、米ドルを買うコースとなり、3ヵ月毎の決算時に収益分配を行う投資信託です。

通貨分散コース 米ドルコース
設定日 2006/06/14 2014/01/24
決算頻度 年12回 年4回(2月,5月,8月,11月)
決算日 毎月10日 各月10日
運用管理費用(信託報酬) 年率1.65% 年率1.639%
信託財産留保額 なし なし
為替ヘッジ なし なし
基準価額 10,581円 11,641円
純資産 76.06億円 44.31億円
年間分配金累計 4,110円 5,470円
分配金利回り 39.6% 38.48%

※2024.05.25時点の目論見書より

分配金利回りの推移

GS 日本株・プラスの魅力的な分配金利回りですが、今回私が惹かれて投資をすることにした「通貨分散コース」で過去に遡って推移を確認すると、2023年7月から突然増えていました。

GS 日本株・プラス(通貨分散コース)の直近分配金利回り推移

理由を調べたのですがそれらしい情報は見つからず、公表もされていないようです。

ただ、投資信託の分配金はファンドの運用成績や市場状況などに影響されるので、GS 日本株・プラス(通貨分散コース)も同様だと思いTOPIXと対象通貨のチャートを確認したところ、ちょうど2023年6月頃に大きなチャートの変化がありました。

GS 日本株・プラス(通貨分散コース)の利回り分析

2023年5月~6月にかけてTOPIXも為替も大きく上昇していますので、市場の変化が分配金に反映されたと思われます。

実際に過去、同様に分配金の変化が無いのかを遡って確認すると、基準価額水準や市況動向等によって追加で出されることもある年4回(毎年2月、5月、8月、11月の決算時)の分配が、2006年頃に出された実績がありました。

GS 日本株・プラス(通貨分散コース)の過去の分配金

これまで書いたことから、GS 日本株・プラスの分配金は市場の動向に大きく影響されると思い、為替とTOPIXの値動きを注視して投資すれば問題ないのでは?と思い、投資をすることにしました。

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GS 日本株・プラス投資法

では最後に、GS 日本株・プラスへの私の投資法(投資戦略)を紹介して終ります。

私が投資をすることにしたコースは「通貨分散コース」です。

通貨分散コースを選んだ理由は、私のポートフォリオが米国に偏っているので米国以外の通貨にしたかった点と、TOPIXの上位組み入れ銘柄で好きな銘柄が多くあった点です。

私の感覚ですが、今回のGS 日本株・プラス(通貨分散コース)への投資は少し前にはじめたトルコリラ円と比べると政治的なリスクが無い分、安心感?安全感?を感じています。

↑あくまで私の感覚なので、投資をするときは自己判断・自己責任でお願いします。

では、私の投資法です。

冒頭でも書きましたが、今回は私の投資の中ではサテライト投資になるので、使う証券会社は「SBI証券」になります。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

まずは、20,000口で投資を開始したいと思い注文です。

GS 日本株・プラス(通貨分散コース)の最初の投資

そして以降の投資は、過去に毎月分配型の投資信託を買った時の投資法(※決算日の投資)と同じ様に、決算日に3,000円ずつ積立投資をして口数を増やす予定です。

GS 日本株・プラス(通貨分散コース)の積立投資

ではまた。