かつて私は、一攫千金を狙った投機的な投資に手を出し、その結果、元手をすべて失うという痛い経験をしました。

この経験から、私は一時期、投資の世界から距離を置き、数年間は避けていました。
しかし、数年前、一攫千金を狙う投機ではなくコツコツと資産を積み上げる投資でこの世界に戻り、小遣いレベルの資金で投資を始めた結果、今では100万円を超える資産を築くことができました。
資産を増やすためには、お金を貯金しておくだけでなく、私たちが仕事で成果を出すように、お金にもしっかりと働いてもらわなければなりません。
また、資産をさらに効率的に増やすためには、お金だけでなくポイントにも働いてもらうことが大切です。
そこで、私が最近お得だと感じているのが、SBI証券の「投信マイレージ」です。
ポイントでの投資は、私の資産増加に少なからず貢献しています。

この記事では、投資信託の投資で魅力的なサービス「SBI証券の投信マイレージ」について、サービス内容、楽天証券との還元ポイント比較、投信マイレージの実体験談などを書いています。
投信マイレージは、SBI証券で口座を開設し、投信信託を保有すれば誰でも参加できるサービスなので、ポイ活が好きな方や証券口座の開設を考えている方、参考にしていただければ幸いです。
SBI証券の投信マイレージとは
SBI証券の「投信マイレージ」は、口座を開設し投資信託を保有するだけで誰でも対象となるお得なサービスです。
このサービスの魅力は、投資信託の月間平均保有金額に応じてもらえるポイントです。
つまり、投資信託を積み立てたりスポットで購入することで保有金額が増えれば、毎月付与されるポイントも増える仕組みです。
それでは、楽天証券とSBI証券のポイント還元制度を比較しましょう。
楽天証券のポイント還元
投資信託を保有することでポイントを獲得できる仕組みは、多くの証券会社であります。
楽天証券もその一つで、投資信託を保有することでポイントがもらえます。
しかし、楽天証券のポイント還元制度は過去に比べてかなり変わってしまいました。
私が保有する投資信託を例に挙げると、つみたてNISAで約80万円、レバレッジ銘柄で約50万円の投資信託を保有しています。
これまでの制度では、毎月約20ポイントを獲得できました。
しかし、現在は一定の金額に達したときのみポイントがもらえる仕組みに改悪され、2023年9月17日現在では楽天証券で付与されるポイントは10ポイント~最大500ポイントとなり、さらに言えば、保有残高が2,000万円を超えたら付与されません。
月末時点の基準残高 | 進呈ポイント |
---|---|
はじめて10万円に到達した時のみ | 10ポイント |
はじめて30万円に到達した時のみ | 30ポイント |
はじめて50万円に到達した時のみ | 50ポイント |
はじめて100万円に到達した時のみ | 100ポイント |
はじめて200万円に到達した時のみ | 100ポイント |
はじめて300万円に到達した時のみ | 100ポイント |
はじめて400万円に到達した時のみ | 100ポイント |
はじめて500万円に到達した時のみ | 100ポイント |
はじめて1,000万円に到達した時のみ | 500ポイント |
はじめて1,500万円に到達した時のみ | 500ポイント |
はじめて2,000万円に到達した時のみ | 500ポイント |
この改悪により、楽天証券で投資信託を長期保有するメリットがかなり減りました。
SBI証券のポイント還元
一方、SBI証券の「投信マイレージ」は、非常に魅力的なポイント還元制度です。
投信マイレージは、投資信託の月間平均保有金額に応じてポイントを獲得することができ、貯められるポイントも5種類から選択することができます。
項目 | SBI証券の投信マイレージ | 楽天証券のポイント還元 |
---|---|---|
付与されるタイミング | 毎月 | |
貯まるポイントの種類 | 5種類から選べる ※1 | 楽天ポイントのみ |
※1:Tポイント・Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALマイル
2023年9月17日現在、SBI証券の投信マイレージにより獲得できるポイントは、毎月の投資信託の月間平均保有金額に応じて0.0175%~0.25%の範囲で計算されます。
毎月のポイント還元は、長期投資している投資家にとっては非常に魅力的です。
楽天証券とSBI証券で、投資信託の還元ポイントを比較
参考までに「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」といった人気の高い投資信託を例に挙げてみると、1,000万円の月間平均保有金額で計算すると、毎月352ポイントが獲得できます。
- 1,000万円 × 0.0415% ÷ 365日 × 31日 = 352ポイント(月間)
では、楽天証券のポイント制度に合わせて10万円~2,000万円までの月間平均保有金額ごとで付与ポイントを比較してみます。
月間平均保有金額 | 付与ポイント | |
---|---|---|
SBI証券 | 楽天証券 | |
10万円 | 毎月3ポイント | はじめて到達した時のみ10ポイント |
30万円 | 毎月10ポイント | はじめて到達した時のみ30ポイント |
50万円 | 毎月17ポイント | はじめて到達した時のみ50ポイント |
100万円 | 毎月35ポイント | はじめて到達した時のみ100ポイント |
200万円 | 毎月70ポイント | はじめて到達した時のみ100ポイント |
300万円 | 毎月105ポイント | はじめて到達した時のみ100ポイント |
400万円 | 毎月140ポイント | はじめて到達した時のみ100ポイント |
500万円 | 毎月176ポイント | はじめて到達した時のみ100ポイント |
1,000万円 | 毎月352ポイント | はじめて到達した時のみ500ポイント |
1,500万円 | 毎月528ポイント | はじめて到達した時のみ500ポイント |
2,000万円 | 毎月704ポイント | はじめて到達した時のみ500ポイント |
保有額が300万円以上と多くなれば1ヶ月で楽天証券の還元ポイントを上回り、その後も継続して還元をうけられます。
300万円以下だったとしても3ヶ月で楽天証券の還元ポイントを上回るので、SBI証券のポイント制度「投信マイレージ」が、いかに魅力的なのかがわかります。
かなり魅力的なサービスです。
私のポイント獲得実績を紹介
では、実際の私の「投信マイレージ」獲得ポイントについても紹介したいと思います。
SBI証券で投資している投資信託は、まだまだ金額が少なく先月末時点で139,129円程度ですが、毎月ポイントが付与されています。
私の場合、Tポイントでポイントを獲得しており、以下の銘柄にて積立を行っているので、獲得できるポイントは増加しています。
投資を始めてから先月までのポイントは以下の通りです。
ポイント反映日 | 前月末時点の保有金額 | 付与ポイント |
---|---|---|
2023/03/13 | 43,142円 | 1pt |
2023/04/11 | 56,969円 | 2pt |
2023/05/11 | 70,966円 | 3pt |
2023/06/12 | 84,612円 | 4pt |
2023/07/11 | 101,234円 | 5pt |
2023/08/14 | 120,384円 | 6pt |
2023/08/14 | 139,129円 | 7pt |
1ヵ月あたりの積立金額の概算は17,250円ですが、毎月 保有額が増えているので、還元されるポイントも地味に増えています。
もちろん、付与されたポイントはすべてSBI証券の投資信託を買って複利運用しています。
まとめ
SBI証券の「投信マイレージ」は、投資信託を保有するだけで獲得できるポイントが魅力的なサービスです。
そのポイント還元率は、月間平均保有金額に連動しており、楽天証券と比較しても非常にお得な内容です。
投資を通じて資産を形成する際にポイント還元サービスを利用することで、より効果的に資産を増やすことができると思います。
ではまた。