9月に入り、新たなキャンペーン情報があるかSBI証券のウェブサイトを訪れてみると、米国株の魅力的なキャンペーン「米株入庫キャンペーン」を発見しました。
私は複数の証券会社で口座を開設し、それぞれの口座を活用して投資を行ってきましたが、2024年から新しいNISA制度が始まることから、最近、それぞれの投資口座をどのように使っていこうか考えていました。
その一つが米国株式の投資です。
そんなとき、SBI証券で「米株入庫キャンペーン」が始まったので、この機会に米国株式をSBI証券に一本化しようと決断しました。
この記事では、米国株式を楽天証券からSBI証券に移管した理由、移管手続きの方法について、体験談をもとに説明します。
米国株式の移管は1ヶ月くらいかかる様なので、記事を書きながら移管を進めたいと思いますので、その点はあしからず。
楽天証券からSBI証券への移管を考えている方、参考になればと思います。
楽天証券からSBI証券へ移管理由
楽天証券からSBI証券への米国株式の移管について、私が決断した理由から説明したいと思います。
米国株の配当金を一本化
現在、楽天証券とSBI証券の2つの口座で米国株の投資をしています。
そのため、米国株の配当金が楽天証券とSBI証券のそれぞれにドルで支払われ、投資額が少ないことからわずかな配当金が分散して使いづらい状況になっています。
そこで、米国株の配当金を一本化し、複数口座での分散を避けたいと思い、今回、SBI証券に株式移管をすることにしました。
米株入庫キャンペーン開催中
そんなタイミングでちょうどはじまったのが、SBI証券の米国株式移管キャンペーン「米株入庫キャンペーン」です。
このキャンペーンは、2023年9月1日(金)から2023年11月30日(木)までの期間に実施予定で、移管(入庫)するだけで200ポイントをプレゼントしてくれるものです。
以前にも似たような移管キャンペーンが行われていましたが、当時は移管する理由もなく、期限ぎりぎりに気づいたため参加できませんでしたが、今回は早々に情報をキャッチでき、タイミング的にピッタリだったことです。
米国株の取り扱い銘柄数が多い
また、SBI証券に移管するもう一つの理由が、米国株式の取り扱い銘柄数の多さです。
現時点での楽天証券とSBI証券の米国株取引を比較すると以下です。
SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
取扱銘柄数(※スクリーナー) | 5,394銘柄 | 4,826銘柄 |
取扱ETF数(※スクリーナー) | 378銘柄 | 379銘柄 |
取扱手数料 | 約定代金の0.495% | 約定代金の0.495% |
上限手数料 | 22米ドル | 22米ドル |
詳細 |
銘柄数が多ければ良いというわけではありませんが、楽天証券で取り扱いがなくて買えない時でもSBI証券では取り扱っていることが数回あったので、取扱数は重要な要素の一つです。
ただ、楽天経済園で生活する私からすると、楽天証券は「配当金を円で受け取れる」とか「ポイント投資でSPUアップ」など、SBI証券にないメリットも多いのでかなり迷いました。
が、けっきょくは「取扱銘柄数」が決めてになりました。
以上が、楽天証券からSBI証券に米国株式を移管する理由です。
では、さっそく移管の手続きをしたので、流れを紹介していきます。
SBI証券への米国株式移管の流れ
今回、私が移管をする米国株式は、楽天証券からSBI証券への移管となりますので、この先はそれぞれの証券会社での手続きがわかる様に説明していきたいと思います。
移管の流れはザックリ、以下となります。
- 移管する銘柄がSBI証券で取扱っているかを確認
- 楽天証券へ移管書類を請求
- 必要事項を記入して楽天証券へ移管書類を提出
- SBI証券への入庫が完了
では、それぞれについて順番に補足していきます。
※以下の手続きは随時更新していきます
SBI証券で銘柄の取り扱いを確認
まずは、移管先であるSBI証券で取り扱っていない銘柄では移管できません。
そのため、SBI証券で取り扱っている米国株式なのかを確認します。
現在、私が保有している米国株式は以下です。
証券会社 | 保有銘柄 |
---|---|
楽天証券 |
|
SBI証券 |
|
今回、楽天証券からSBI証券に移管する米国株式は、ティッカーコード「BITF」「SHIP」の2銘柄です。
SBI証券で確認したところ、取り扱っている銘柄でしたので、手続きをすすめます。
楽天証券に移管書類を請求
移管書類の請求は、移管元である楽天証券側で行います。
どのくらいの期間かかるのか、備忘録も兼ねて移管書類の請求日を以降はメモしていきます。
- 移管書類の請求日:2023.9.2
具体的な手順は以下です。
- 楽天証券にログイン後、「マイメニュー」を選択します
- 次に「移管・買取請求」をクリックします
- 商品の選択の米国株式のところにある「申込」をクリックします
- 移管・送付先の確認画面で「次へ」をクリックします
- 移管銘柄数の入力画面で移管銘柄数(※今回は2銘柄なので”2”)を入れて「次へ」をクリックします
- 最後に「書類請求」をクリックしたら完了です
書類が届くまで待ちです。
必要事項を記入し移管書類を提出
楽天証券から「外国証券移管依頼書」が届いたら、必要情報を記入して提出します。
提出して手続き完了までには、通常2週間程度かかる様です。
書類は、楽天証券に移管書類を請求して3営業日程度で届きましたが時間が無かったので、週末に記入し、専用の封筒に「外国証券移管依頼書」と本人確認書類を同封して楽天証券宛に送りました。
- 移管書類の受取日:2023.9.6
- 移管書類の送付日:2023.9.9
記入する内容は、上記書類の太枠箇所である以下の項目です。
- 住所、氏名、連絡先、生年月日
- 楽天証券の部店コード、口座番号
- 移転先(SBI証券)の名義、口座番号
- 移管する外国証券のティッカーコード、銘柄名、銘柄数
移管する銘柄が2銘柄だったこともあり、5分程度で記入できました。
個人口座のため、押印も不要です。
書類を提出して手続きが完了までには2週間程度かかる様なので、予定では今月の最終週くらいになりそうです。
入庫が完了したら、記事を更新したいと思います。
一部だけ入庫完了!でも問題が!
銘柄の一つ「ビットファームズ:BITF」については、移管が完了しました。
- 移管完了日:2023.10.13
問題①:BITFの外貨建評価額の値がおかしい
しかし、受け入れたSBI証券の表示をみると、外貨建評価額の値がおかしくなっていました。
移管前は大きくマイナスだったBITFが、SBI証券に移管された後は外貨建評価額が+528.00となり、かなり利益が出ているようになります。
表示がおかしいので問い合わせ中です。
追記:回答あり
チョットだけ楽天も同じなのか?と思い確認してみると、以下のようになっています。
外貨表示については下記となります。
2021年12月27日以降に他社特定口座から当社特定口座へ入庫された株式の入庫単価(外貨取得価額)は、移管元での取得日(受渡日)における当社が定めるレートの仲値を基に算出しているため、実際の移管元での外貨取得価額と相違する場合があります。そのため、当社で購入された株式と他社からの移管された株式がある場合は平均取得価額の外貨表示の値が正しく表示されない場合があります。また、2021年12月24日以前の移管分の外貨取得価額の表記は「0ドル」となります。楽天証券より
楽天証券とSBI証券で違うのは、移管したタイミングによるみたいなので、もし「他の証券会社→楽天証券」だったら、いま移管(※2023年)する米国株に関しては、多少違えど楽天証券が定めるレートで近い価格が表示されていたことになります。
今回のように、0円で計算されて、以下の様にはならなかったでしょう。
もしかすると、SBI証券より楽天証券の方が、システムが新しくて対応しているのかも...
ちなみに、少しだけ補足しておきますと、取得単価が0円ではなく0.08円になっているのは、移管が完了する前に少しだけSBI証券でBITFを買ったので、その分の単価だけ正常に反映されているからです。
以下は、まだ回答がありませんので、回答がきたら追記します。
問題②:SHIPがSBI証券で受入不可
さらに、もう一つの銘柄である「シナジー・マリタイム・ホールディングス:SHIP」についてはSBI証券側で受入不可と判断され、受け入れることができませんでした。
楽天証券さんから、以下のメールが届きました。
そこで、私的にはSBI証券で取り扱いしている銘柄のため問題なく移管できるはずだと思い、SBI証券の質問窓口にて問い合わせ中です。
結果が出次第、記事を更新したいと思います。
とはいえ、楽天証券からSBI証券への移管入庫が完了すると、SBI証券の画面に、移管入庫された外国株式が反映されたので、まずは一安心です。
最後に
私の場合、楽天証券からSBI証券への米国株式移管では、移管手数料が無料なので申請の必要はありませんでしたが、もし移管手数料がかかってしまったときは、現在、SBI証券はキャンペーン中で移管手数料を全額キャッシュバックしてくれますので、申し込みを。
楽天証券 : 料金について / その他手数料 (rakuten-sec.co.jp)
移管手数料がかかるのかは移管する資産や証券会社により異なるので、資産を移管するときは移管元の証券会社と移管先の証券会社で確認することをおススメします。
最終的に年末までに移管が無事に済めば、2024年から始まる新しいNISAでの複数口座の使いわけもスッキリしそうなので、焦らずにやっていこうと思います。
ではまた。