シリコンバレーバンク(SVB)の経営破綻で大幅下落した米国の地方銀行株へ3倍のレバレッジがかかったETF「Direxionデイリー地方銀行株ブル3倍ETF」の投資について、長期投資になりそうなので、投資実績をまとめることにしました。


この記事では、ティッカーコード「DPST」であるETF「Direxionデイリー地方銀行株ブル3倍ETF」の購入実績、運用実績、分配金実績などを紹介しています。
もし、地方銀行株ブル3倍ETFに興味をお持ちで、実際の体験談を知りたい方、この記事が参考になれば幸いです。
DPSTの購入実績
シリコンバレーバンク(SVB)の経営破綻は、私がDirexionデイリー地方銀行株ブル3倍ETFを知るキッカケとなり、投資を始めるキッカケにもなりました。
2023.03.17:DPSTの投資を開始
投資の開始は3月17日で、シリコンバレーバンクの破綻が起こった約1週間後です。
3/10(金)のシリコンバレーバンク破綻と、3/12(日)のシグネチャーバンクの破綻により、地方銀行株が大きく下落し、Direxionデイリー地方銀行株ブル3倍ETFは60%を越える下落です。
ただ、これ以上は大きな下落は来ないだろうと思い、投資を開始しました。
初回の投資実績は以下の通りです。
しかし翌朝、終値を見ると、さらに0.5ドル近く下がっていました。
終値が7.57😢
昨晩に8ドルで「Direxion デイリー 地方銀行 ブル3倍 ETF」を少しだけ購入💰入るのが早すぎたかもしれないけれど今後は1ドル下落📉するごとに買い増し注文です😁👍#米国株 #米国株投資$DPST #投資家さんと繋がりたい
— 週末限定主夫@レバナス民 (@weekend_papa) March 17, 2023
ツイート時では、1ドル下落するごとに買い増し予定でしたが、記事を書いている最中に気分が変わり、翌週のFOMC前に買い増しすることを決めました。
この状況では、0.25ドル以上の無理な利上げはないと思います。
むしろ、利上げは見送られ、株価が急騰する可能性もあると期待しています。
そんな期待に胸を膨らませながら、私はタイミングが早すぎたと感じながらも、8.74ドルと8.15ドルで合計35株を追加購入しました。
これにより、保有数は55口になりました。
約定日 | 単価[ドル] | 受渡金額[円] | 数量[口] |
---|---|---|---|
23/03/20 | 8 | 21,368 | 20 |
23/03/23 | 8.74 | 23,051 | 20 |
23/03/23 | 8.15 | 16,120 | 15 |
追記:2023.06.05、DPSTが10株を1株に併合となり、結果、以下のような口数で現在は保有しています。
約定日 | 単価[ドル] | 受渡金額[円] | 数量[口] |
---|---|---|---|
23/06/05 | 83.60 | 55,050 | 5 |
単元未満株の売却代金は口座へ振り込まれました。
DPSTの運用実績
では続いて、Direxionデイリー地方銀行株ブル3倍ETFの運用実績について紹介いたします。
2023.06.25:投資3ヶ月目の実績
投資開始から3ヶ月が経過しましたが、残念ながら最近の動向は振るわず、株価は大幅に下落しており、現在50ドルを切っています。
一時は70ドル近くまで回復しプラ転を期待しましたが、そんなに甘くはなかったようです。
2023年6月25日時点の損益率は-35.35%です。
今後、もし株価が40ドルを割り込むようなら、追加投資を考えています。
DPSTの分配金
では、Direxionデイリー地方銀行株ブル3倍ETFの分配金についても紹介します。
2023.03.29:初の分配金
DPSTで初の分配金は、保有開始から2週間目に入金されました。
権利落ち日が3月21日だったため、保有数の一部の口数が対象となり、1ドル未満の分配金となりました。
以下が初回の分配金の詳細です。
入金日 | 通貨 | 分配金 | 分配金の対象口数 | 入金額 |
---|---|---|---|---|
2023/03/29 | 米ドル | 0.03638USD | 20口 | 0.54USD |
また、これまで米国保有銘柄の分配金の税金を計算したことが無かったので、自分のスキルアップのため、計算したメモを紹介します。
米国ETFの分配金の税金計算方法
正確な計算には申告レートと為替レートを考慮する必要がありますが、そこまでの情報を揃えるのは大変なので、今回はザックリとした計算です。
- 直近分配金(米ドル):0.03638
- 分配金の対象口数:20
小数第3位を四捨五入で計算した、米国ETFの配当金(分配金)に対する税金の計算結果は以下の通りです。
米国ETFの配当金(分配金)に対する税金
◆米国の源泉徴収税(10%)の計算
0.03638USD×20株=0.73USD
0.73USD×10%=0.07USD
◆現地源泉徴収後の金額
0.73USD-0.07USD=0.66USD
◆国内の源泉徴収税(20.315%)の計算
※国内の税金は現地税を差し引いた金額から算出
0.66USD×20.315%=0.13USD
◆現地税と国内税を差し引いた受取金額
0.73USD-0.07USD-0.13USD=0.53USD
以上の計算結果から、合計で約26%が税金として差し引かれることがわかります。
また、私は楽天証券の直感で分かりやすい管理画面と違ってSBI証券の画面は覚えられず、いつも配当金を確認する場所などわからなくなるのでついでにメモると、上部メニューから「口座管理」>「取引履歴」>「入出金明細はこちら」>「外貨入出金明細」を選択して確認できます。
2023.06.29:2回目の分配金
DPSTで2回目の分配金です。
今回は、前回とは違い、全ての保有口数が対象となりました。
ただ、株式併合されたため、保有している口数は5口となっています。
詳細な分配金の情報は以下の通りです。
入金日 | 通貨 | 分配金 | 分配金の対象口数 | 入金額 |
---|---|---|---|---|
2023/06/29 | 米ドル | 0.46049USD | 5口 | 1.67USD |
現在の為替レート(※約1ドル=144円)で考えると、日本円で約240円です。
DPSTの実績(まとめ)
Direxionデイリー地方銀行株ブル3倍ETFの実績と分配金について紹介しました。
投資開始から3ヶ月が経過し、現在の株価は大幅に下落し、損益率も-35.35%になっていますが、これまでマイナスだった他のレバレッジが好調なので、もし40ドルを割り込むようなら追加投資を検討する予定です。


では最後に、これから投資を始めようと思っている方へ、私が口座開設している証券会社を紹介して終わりたいと思います。
SBI証券はTポイントで投資できたり投資信託の保有で貯まる(投信マイレージ)がお得だし、楽天証券は画面の見やすさや楽天ポイント投資ができる点が私の利用している理由です。
自分にあった証券会社を選べば、投資効率も上がります。
ではまた。