2024年からは新しいNISAが始まるということで、投資に興味を持っている人も多いのではないでしょうか。
でも、投資は上手くいかないこともあります。
私自身、失敗して元手を全部なくしてしまったこともあります。
本記事では、私の投資で失敗した体験談、投資の失敗から学んだこと、その後の投資で気をつける様になった自分ルールなどを紹介します。
これから投資を始めようと思っている方、参考になれば幸いです。
投資って何?
投資とは、お金を増やす方法のひとつで、将来的な利益を目指してお金を運用することです。
株式、債券、不動産、FXなど、投資の種類はさまざまですが、投資にはリスクがつきもの。だからこそ、自分が負担できるリスク範囲内で投資をすることが大切です。
投資の失敗談には、自己資金に余裕がないのに投資してしまったり、リスクを取りすぎたり、投資先の調査を怠ったりして、損失を出す例が多いです。
実際、私も過去にそのような失敗を経験したことがあります。私の場合は、投資について何も知らないままにギャンブル的に投資してしまったことが原因でした。
私が投資で失敗した理由とは?
10年以上前の私は、投資初心者で、投資について全く勉強していない状態でした。
当時の私は、投資に関する基本的な知識すら持っておらず、チャートやローソク足といった投資用語を知らないド素人でした。
そんな私が投資歴10年以上なんて、ブログを書くことすら恥ずかしいほどでした。
そこで、私は投資初心者としてブログを書き始めました。
では、失敗談を書く前に、当時の私がどのような人物だったか少しだけご紹介します。
私は、少しでも時間があれば閉店間際のパチンコ屋に入って打つほど、ギャンブルが大好きな人間でした。
競馬、競艇、宝くじ...と、ギャンブルと名のつくものは一通り手を出して「一発逆転」「大穴的中」「一攫千金」といった言葉が好きでした。
当然のように、私は当時の投資も1/2で当たるギャンブル感覚で行っており、レバレッジも最大10倍までかけてしまっていました。
その結果、一時は借金を背負ってしまうほどの経験をし、元金ゼロになってしまいました。
では、私がどのようにして投資に失敗してしまったのか、具体的なエピソードを交えながらお話していきたいと思います。
投資に失敗し元金ゼロになるまで
私の過去の投資の失敗は「一攫千金を狙った」ということに尽きます。
当時は、数多くの本が出版されており、10万円から1億円、30万円から3億円に増やす秘訣が書かれていました。
私も何冊か購入しましたが、実際にはうまくいかず、失敗しました。
これらの本に書かれているように、一気に株価が上昇するタイミングで購入し、大きなリスクを負って売買を行うことで資産を築いているのは、運が良かったのでしょう。
しかし、素人が勉強もせずに勝てるわけはありません。
デイトレードに手を出した結末
当時、投資といえば株であり、買えるのは日本株だけだと思っていたので、私の最初の投資は「日本株」でした。
私が購入した銘柄には「日産」「Yahoo」「トップカルチャー」「東京個別指導学院」があります。
日産株を購入したのは昔乗っていた車がシルビアだったからです。
同様に「Yahoo」株を購入したのは、当時私がメインで使っていた検索エンジンがYahooだったからで、「トップカルチャー」と「東京個別指導学院」は、日産とYahooを購入した後に余ったお金で購入できる株だったため買いました。
会社の業績やチャートなどの情報は全く見ていませんでした。
私は、儲かる根拠もなく、確率が1/2だからといって適当に株を買い、数打てば当たるという買い方をしていました。
その結果、利益を出すことはできず、すぐにデイトレードに手を出すようになり、たった1ヶ月で元本の1割の損失を出してしまいました。
リーマンショックの悪夢
その後、私は日本株式の損失を取り戻すために日本株を売却してFX(外国為替証拠金取引)に手を出しました。
当時は、最大400倍のレバレッジをかけることができる熱狂的なFXブームだったので、ギャンブル好きな私は、すぐにFXに夢中になりました。
主に「米ドル/円(USD/JPY)」と「豪ドル/円(AUD/JPY)」の通貨ペアを取引し、平均して3~5倍のレバレッジをかけ、ときには10倍以上もかけていました。
ただ、400倍までやる勇気はありませんでした(笑)
ところが、2008年のリーマンショックが起こり、私も被害を受けました。
強制ロスカットが発動せず、画面には数十万円のマイナスが表示され、一時は元金がゼロになり、借金状態に陥ってしまいました。
しかし、後に為替が少し戻ったため、強制ロスカットによる売却は免れ、借金を背負うこともなかったのです。
リーマンショックのような急激な相場変動は、今でも思い出すだけで恐ろしいです。
この出来事で、たった一夜で資産の80%を失いました。
eワラントという投資商品の結果
そして元金の8割以上を無くしたFXの怖さを知り、日本株で買える銘柄もなくなったので最後に手を出したのが「eワラント」です。
eワラントは、1万円以下から気軽に始めることができ、元手の何倍、何十倍にもなることがありますが、投資した金額を超える損失は発生しないという点が、FXのように急激な相場でも「借金を負うことは無いので安心!」と勘違いをして取引を開始しました。
しかし、損失を取り戻すためにリスクの高いものを選んだために、元金が徐々に削られ、最終的にはゼロ(※実際には242円)になってしまいました。
これが私の投資失敗談です。
投資再開のキッカケとは?
eワラントで全損したことで投資から離れていましたが、15年後に妻に内緒で貯めたへそくりが貯まったことから、投資の再開を考える様になり、かつて買った「金持ち父さん貧乏父さん」という本を読み返しました。
そして、その本の最後の1ページに書かれた「金持ちになるか」「中流階級を目指すか」「貧乏のままで一生を終えるか」という一文が、私の投資再開の後押しとなりました。
この先、役職定年、定年...と、勤労所得が増えずに減るのが目に見えています。
定年までの残り10年で「ポートフォリオ所得」「不労所得」を手に入れ、経済的自由が欲しいと思うようになりました。
失敗から学んだ私の投資ルール!
45歳を超えてからの投資は、自分のレベルを超えた投資をしてしまうと失敗してしまう可能性が高く、リベンジは難しいものです。
そこで、過去の投資の失敗から学び、自分なりにルールを決めることにしました。
守るべきルールは以下の3つです。
家庭のお金に手を出さない投資
再開する投資は、家計を圧迫することなく、資産形成を行うことをルールにしました。
したがって、今回の投資では安全性を重視して、最初はレバレッジをかけたり、信用取引をすることは絶対にしない様にします。
また、投資元金については、自身が運営するブログ収入やポイントサイトからの収入、日々のお小遣いの残金など、家計に負担をかけずに投資を行うことにしました。
長期投資でリスクコントロール
また、短期的な取引は避け、数ヶ月から数年にわたる長期投資を行うことに決めました。
長期投資はリスクのコントロールがしやすく、複利効果も高めやすいため、初心者に適した投資方法で、さらに、日中は仕事をしているため値動きに左右されない点も魅力です。
私が選択した投資方法は「つみたてNISA」で、現在保有している「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の損益率は10%以上に達しています。
一気に増えませんが、ほったらかし投資で10%あれば十分です。
世界への分散投資でリスク回避
そして投資の最後のルールは、どこに投資するかです。
私は「お金が増える 米国株超楽ちん投資術」という本と「個人投資家もマネできる 世界の富裕層がお金を増やしている方法」を読んで、日本への投資を減らすことに決めました。
以前は、日本の経済発展が続くと信じて100%日本株に投資していましたが、過去の経験から一国に偏りすぎることにはリスクがあると気付き、現在は世界に分散投資をしています。
これらの投資先によって、リスク分散されたポートフォリオを構築することができました。
投資失敗談(まとめ)
私は、初めての投資で元金を失いました。
当時は、まだ若かったこともあり、投資の知識も十分ではありませんでした。
しかし、失敗を経験したことで、私は投資に対して真剣に向き合うようになり、その後、様々な投資手法や銘柄を研究し、勉強を重ねました。
過去の失敗がなければ、今の私は存在しなかったかもしれません。
今後も、慎重に投資をしていきたいと思います。
最後に、私が口座開設している2つの証券会社を紹介して終わります。
一つ目は「楽天証券」です。
楽天証券は楽天経済圏で生活しているなら開設したい証券会社です。
楽天ポイントで投資でき、クレジット決済で楽天ポイントをお得に稼ぐことも出来ます。
また、楽天証券は画面の見やすさ、使い勝手が他にくらべて良く、初心者向きです。
そしてもう一つが「SBI証券」です。
SBI証券はネット証券ナンバーワンで、Tポイントユーザにおすすめの証券会社です。
Tポイントを投資に使うことができ、一定量の投資信託を保有するとTポイントを毎月もらえます。
さらに、SBI証券はつみたてNISAでの積立タイミングを他の証券会社より細かく設定できるのもメリットで、取り扱い商品も多く、初心者~経験豊富な人まで満足できる証券会社です。
ではまた。