先進国株式インデックへの投資はアリ?人気のファンドと比較!

先進国投資投資信託
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息子が最近投資を始め、つみたてNISAで積立設定した「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」について、私自身も興味を持ち、調べることにしました。

投資初心者の息子へ「つみたてNISA」歴3年の私がすすめたファンド!
投資初心者の息子が「つみたてNISA」で投資を始めることになったので、まずは投資のスタートに立って投資に興味を持つことが大事だと思い、つみたてNISA投資歴3年目の私と妻の投資ファンドを参考におすすめし、彼自身が最終決断して投資を開始!

2024年からはNISAが新しくなり、これまでのNISAとは別枠となって一から積立を始めることになります。

そこで、最近は来年から始まる新しいNISA制度に向けて、積立設定する投資信託を吟味中です。

本記事では「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」について、どんな投資信託なのか、人気ファンドとのリターン比較、一緒に投資しないほうがいいファンドなど紹介します。

まずはじめに、先進国株式インデックスとは何か、少しだけ説明したいと思います。

 

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先進国株式インデックスとは

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスとは、三菱UFJ国際投信が運用する、日本を除く先進国株式に低コストで投資できるインデックス型投資信託です。

日本以外の先進国の株式市場の値動きに連動するようになっています。

基本情報について

以下は、2023年4月23日時点での基本情報です。

投資対象先進国に上場する株式へ分散投資
運用指標MSCI コクサイ・インデックス
管理費用(含む信託報酬)0.1023%
設定日(運用開始日)2017.02.27
総資産額約4,335億円
設定来高値21,250円 (2022.09.13)
設定来安値9,110円 (2020.03.24)
詳細は公式サイト公式サイト

詳細については公式サイトをご覧ください。

対象国・地域のついて

対象国・地域としては全体の約7割が米国に投資されており、日本を含まない先進国(22ヵ国・地域)の株式に投資できる投資信託になります。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの対象国・地域

先進国は新興国に比べて経済が安定しているのがメリットですが、米国の経済情勢に大きく左右される点には注意が必要です。

組入上位銘柄について

組み入れ上位の銘柄はすべてアメリカの企業です。

以下は、組み入れ上位の銘柄とその業種比率になります。

組入上位銘柄業種比率
1APPLE INCテクノロジー・ハードウェアおよび機器5.3%
2MICROSOFT CORPソフトウェア・サービス3.5%
3AMAZON.COM INC小売2.0%
4TESLA INC自動車・自動車部品1.3%
5ALPHABET INC-CL Aメディア・娯楽1.2%
6ALPHABET INC-CL Cメディア・娯楽1.1%
7UNITEDHEALTH GROUP INCヘルスケア機器・サービス1.1%
8EXXON MOBIL CORPエネルギー1.0%
9JOHNSON & JOHNSON医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエン1.0%
10BERKSHIRE HATHAWAY INC-CL B各種金融0.8%

なお、組み入れ上位の銘柄は人気ファンドである「eMAXIS Slim 全世界株式(オール カントリー)」「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と、順位は違いますがまったく同じです。

では、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は「オルカン」「S&P500」と比較されることが多いため、それらのファンドと比較してみます。

 

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「S&P500」や「オルカン」と比較

「先進国株式インデックス」を、同じeMAXIS Slimシリーズの人気ファンド「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」「eMAXIS Slim 全世界株式(オール カントリー)」と、基準価格、純資産額、管理費用、前営業日積立ランキング、リターンなどの観点から比較してみました。

純資産額・管理費用の比較

以下は、eMAXIS Slimシリーズの「米国株式(S&P500)」「全世界株式(オール カントリー)」「先進国株式インデックス」の純資産価額、管理費用などを比較したものです。

ファンド運用開始純資産額管理費用積立ランキング
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)2018.07.0319571.34億円0.0968%1位
eMAXIS Slim 全世界株式(オール カントリー)2018.10.3110137.17億円0.1144%2位
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス2017.02.274335.11億円0.1023%6位

運用期間が長いにもかかわらず、eMAXIS Slim先進国株式インデックスの純資産価額は低く、人気も低いようです。

一般的に、パフォーマンスが良いファンドは投資家の信頼を得ることが多いため、それらのファンドとのリターンを比較することにしました。

リターン(年率)を比較

2023年4月23日時点での楽天証券のリターン(年率)を比較したところ、eMAXIS Slim 全世界株式(オール カントリー)、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)、eMAXIS Slim先進国株式インデックスのリターン(年率)は、それぞれ以下の通りです。

ファンド6ヵ月1年3年5年
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)2.88%-0.47%24.16%
eMAXIS Slim 全世界株式(オール カントリー)9.82%1.01%22.14%
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス9.67%1.11%23.96%13.43%

過去5年間のパフォーマンスは一度もマイナスになっておらず、パッと見、かなり良い!

また、楽天証券の2023年4月23日時点の前営業日積立ランキングトップ10のリターンとも比較してみました。

人気のある「オルカン」と「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」を比べても、直近6ヶ月を除けば、過去5年間のリターンは「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」がトップでした。

ファンド6ヵ月1年3年5年
1eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)2.88%-0.47%24.16%
2eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)9.82%1.01%22.14%
3楽天・全米株式インデックス・ファンド1.49%-1.58%23.72%14.54%
4楽天・全世界株式インデックス・ファンド9.08%0.73%22.13%11.03%
5eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)9.30%0.67%22.63%12.04%
6eMAXIS Slim 先進国株式インデックス9.67%1.11%23.96%13.43%
7eMAXIS Slim 国内債券インデックス1.57%-1.69%-1.57%-0.59%
8楽天・資産づくりファンド(しっかりコース)8.31%-4.27%
9iFreeNEXT インド株インデックス
10<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド9.76%1.12%23.93%13.38%

直近1年の米国相場でも、株式100%ファンドの様に、マイナスになることもなくリターンも全世界並みでした。

管理費用も全世界に比べて低いので、個人的には「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」に投資するのが良いと感じます。

なぜ「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」の人気がない(純資産価額が少ない)のかはわかりませんが、ただ単に「全世界株式(オール カントリー)」と「米国株式(S&P500)」の人気が高すぎるだけかもしれません。

以上が「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」に関する内容です。

では、分散投資をする人にとって、eMAXIS Slim先進国株式インデックスと一緒に投資しない方がいいファンドの例を紹介します。

 

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一緒に投資すべきでないファンド

投資家にとって、リスクマネジメントは非常に重要な要素で、多くの人がいくつかのファンドに分散投資していると思います。

しかし、eMAXIS Slim先進国株式インデックスに投資するなら、以下のファンドへの投資を少し考えた方が良いでしょう。

たとえば「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」には「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に含まれるアメリカ株式が含まれているため、同時に投資することにより、アメリカ株式に対する過剰なポジションを持つことになります。

同様の問題は、全世界株式ファンドにもあります。

米国が世界最大の経済大国であり、世界の株式市場の4割以上を占めているため、ほとんどの全世界株式ファンドは、米国の株式市場に偏っています。

つまり、eMAXIS Slim先進国株式インデックスと同時に投資する場合は、比率を調整して投資するか、どれか一つに投資する方が良いでしょう。

これが私の見解です。

 

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先進国株式投資(まとめ)

2024年からは新しいNISAもはじまります。

404 NOT FOUND | 週末ぱぱの投資ブログ
資産形成と健康貯金で定年FIREを目指す

2023年12月までに一般NISAとつみたてNISAで購入した金融商品は、新しいNISAとは別枠で運用されますので、私の思いとしては中途半端缶がある全世界に比べて管理費用が安く、リターン的にも魅力的なので、新しいNISAのつみたて投資枠で「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」を組み込むつもりです。

そして、以下の新興国ファンドを同時につみたて投資枠で組み込み、全世界っぽく投資しようと考えています。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックスへの投資は10年先に期待!
新興国経済の成長が期待される中、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスへの投資を開始しました。この商品は、新興国市場への分散投資ができる魅力的なもので、他のつみたてNISA投資銘柄との比較や、新興国投資の魅力についてもまとめました。

では最後に、これから投資を始めよう!と思っている方へ証券会社の紹介をして終わります。

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