中国を抜き人口世界一位になったインドです。
インドは人口世界一だけでなく、2023年時点で平均年齢が28.2歳という若さ溢れる労働力を持ち、急速に発展する経済大国として知られています。
そんな潜在力を秘めたインドに、2倍のレバレッジで投資できる投資信託があります。
それが「NZAM・レバレッジ インド株式2倍ブル」です。
私は最近、このファンドへの投資を始めました。
この記事では、なぜ「NZAM・レバレッジ インド株式2倍ブル」へ投資をすることにしたのかや、同じようにレバレッジ投資ができるETFとの比較など、備忘録を兼ねてまとめました。
私は、2024年から投資タイプによって2つの証券口座を使い分けることにしたので、今回の投資信託はSBI証券で投資をしています。
インド株のレバレッジ投資
では、私が投資をはじめたインド株へのレバレッジ投資が可能な投資信託「NZAM・レバレッジ インド株式2倍ブル」の概要について書いていきます。
投資信託の概要
NZAM レバレッジ インド株式2倍ブルは、NZAMシリーズの一つで、インドの株価指数先物取引を活用し、日々の基準価額の値動きが「Nifty50指数先物(米ドル建て)」の概ね2倍になる運用を目指す投資信託です。
NZAMシリーズはネット販売中心のファンドシリーズで、NZAMとは農林中金全共連アセットマネジメント株式会社の略で、創業から30年以上になるJAグループの資産運用会社です。
純資産額と信託報酬
運用開始は2023年3月28日で、まだ1年未満の投資信託です。
設定日 | 2023.03.28 |
---|---|
基準価格 | 14,398円 |
純資産額 | 30.9億円 |
信託報酬(経費率) | 0.88% |
私がインドへの投資をはじめた1年前を考えると、当時のインド系投資ファンドの信託報酬は平均1.5%~2%だったので、1%以下の信託報酬はかなり低い水準に感じます。
販売会社
2024年2月17時点で「NZAM・レバレッジ インド株式2倍ブル」を取り扱っている証券会社は以下の5社で、私は課税投資で使う証券会社を決めているので、SBI証券を選択しました。
最終的にNZAMの投資信託に投資をすることにしましたが、このファンドに決めるまでに迷ったレバレッジ商品がありましたので、その比較結果についてもまとめておきます。
迷ったETF「INDL」との比較
私が迷った銘柄は米国籍の上場投資信託(ETF)で、NYSE Arcaで取引される「Direxion デイリー MSCI インド株 ブル2倍 ETF」(ティッカー:INDL)です。
INDLは、MSCI India Indexの2倍で連動する運用を目指しており、この指数はインド株式市場全体を捉える株価指数であり、時価総額の85%をカバーしています。
では、私が投資をすることにした投資信託「NZAM レバレッジ インド株式2倍ブル」と、迷ったETF「Direxion デイリー MSCI インド株 ブル2倍 ETF」を比較していきます。
純資産額と信託報酬の比較
以下は、両レバレッジ銘柄の基本情報を比較したものです。
※2023.12.19時点→2024.2.17時点に更新
NZAM レバレッジ インド株式2倍ブル |
INDL | |
---|---|---|
設定日 | 2023.03.28 | 2010.03.11 |
基準価格 | 14,398円 |
61.46ドル |
純資産額 | 30.9億円 |
73.55百万ドル(約110億円) |
信託報酬(経費率) | 0.88% | 0.92% |
どちらも信託報酬が1%以下で、個人的にはそれほど高く感じません。
基準価格と分配金の比較
NZAM レバレッジ インド株式2倍ブルは運用期間が短く情報が限られていますが、基準価格の騰落率の比較結果は以下です。
期間 | NZAM レバレッジ インド株式2倍ブル |
INDL |
---|---|---|
1カ月 | -2.94% |
2.56% |
3カ月 | 18.32% |
24.94% |
6カ月 | 16.2% |
32.16% |
1年 | – | 45.24% |
3年 | – | 28.67% |
5年 | – | 10.63% |
設定来 | 43.98% |
-59.13% |
投資を決断したときは、NZAM レバレッジ インド株式2倍ブルの直近1ヶ月の基準価格の変化率がINDLを上回っていたので決めました。
ただ、2ヶ月経った現在の値を再度比較したところ、INDLの変化率が大きく上回っています。
今後、INDLへ乗り換えするかをもう少し見ていきたいとおもいます。
分配金の比較
分配金について、NZAM レバレッジ インド株式2倍ブルの初決算を迎えましたので更新しました。
期間 | NZAM レバレッジ インド株式2倍ブル |
INDL |
---|---|---|
分配金利回り | – | 1.52 |
分配金回数/年 | 1 | 4 |
NZAM レバレッジ インド株式2倍ブルの初決算での分配金はありませんでした。
INDLの直近分配金は、2023年12月21日に0.2753ドルでした。
結果として、私が選んだ投資先は「NZAM レバレッジ インド株式2倍ブル」でしたが、投資をはじめて3カ月後の今では分配金のある「INDL」が気になりはじめています。
インド株レバレッジ運用実績
迷いはあれど、現時点で投資しているのは「NZAM・レバレッジ インド株式2倍ブル」です。
ここからは、SBI証券で投資をしている「NZAM・レバレッジ インド株式2倍ブル」の運用実績を定期的に紹介します。
投資を始めるキッカケ
「NZAM・レバレッジ インド株式2倍ブル」への投資は、2023年12月20日から投資開始です。
それまでの私のレバレッジ投資は、主に米国市場でした。
投資信託ではNASDAQ100へ2倍レバレッジをかけた「レバナス」、ETFだと米国のETF運用会社 Direxion の3倍レバレッジをかけた「DPST」「LABU」「TMF」などへの投資です。
大きく局面が変化しない限りこれ以上の新たなレバレッジ商品に手を出す予定はありませんでした。
しかし、偶然にも、私が投資額を増やしている国「インド」に対してレバレッジ2倍投資できる銘柄を発見し、ついつい投資を始めてしまいました。
投資法は、1日300円のツミレバ投資です。
投資2か月目の状況
投資額を1日350円にアップし、投資2ヶ月を迎えました。
投資を開始してからの「NZAM・レバレッジ インド株式2倍ブル」は大きな動きがなく、上昇と下落を繰り返しています。
そのため、他のレバレッジ投資と違い、評価損益はほぼプラマイゼロです。
NZAM・レバレッジ インド株式2倍ブルを売却し、INDLの買い替えを考えはじめています。
インドのレバ投資はSBI証券
では最後に、投資で使っている証券口座のことについて書き終わります。
私は2024年からは非課税投資と課税投資の証券口座をわけて投資をすることにしました。
今回の「NZAM・レバレッジ インド株式2倍ブル」はレバレッジ投資のため、SBI証券での投資です。
では、私のその他の投資も少しだけ紹介します。
まずはコア投資です。
過去の投資の失敗を繰り返さない様に、リスクの高いレバレッジ投資だけでは不安なので、私は楽天証券のNISA口座を使って米国・インド・日本へ投資をしています。
NISAつみたて投資枠
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- iFreeNEXT FANG+インデックス
- iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
NISA成長投資枠
- 日経平均高配当利回り株ファンド
- iFreeNEXT インド株インデックス
そして、SBI証券の特定口座(源泉徴収あり)を使った妻に内緒の隠し資産の投資、基本的には米国株個別銘柄とレバレッジをかけた投資信託(※ETFを含む)であるサテライト投資です。
リスクの高い米国株個別銘柄
レバレッジをかけた投資信託
- 20年超米国債に3倍のレバレッジ「TMF」
- バイオテクノロジー関連指数に3倍のレバレッジ「LABU」
- NASDAQ100へ2倍のレバレッジ「auAMレバレッジ NASDAQ100」
- FANG+指数へ2倍のレバレッジ「iFreeレバレッジ FANG+」
- インド株式へ2倍のレバレッジ「NZAM レバレッジ インド株式2倍ブル」
定年までに1,000万円の遊ぶ金、目標まであと900万、レバレッジ投資で増やす予定です。
ではまた。